【彼岸島48日後…】302話「夫婦」ンだよ　このクソ夫婦！　オシドリ夫婦じゃなくてミミズク夫婦じゃねェか!!

アキラ達は豹丸と拷問野郎を倒すべく、血の楽園の特別区に入ろうとしていた。しかしそこには門番として凸様と凹様の2体のアマルガムと大人数の吸血鬼達が待ち構えていた。吸血鬼たちは鮫島達が引きつけ、明は凸様と凹様に戦いを挑む。

あらすじ

凸様が明に向かって金棒を振り回す。

明はなんとか後ろに避けるが、後ろには凹様が待ち構えていた。

口を開けて明に襲いかかるが、明は周りにいた吸血鬼を蹴った反動で方向転換。ギリギリ攻撃をかわすことに成功した。

鮫島「うまく明をまん中にして　囲みながら戦ってやがる…　これじゃ明は常に挟み撃ちを警戒して　自由に戦えねェよ…」

凸様「どうした宮本明。人間どもの救世主と聞いたが　我々夫婦に囲まれては何もできぬか」

明「イカれた夫婦だな」

明は凸様と凹様に挟まれた状況だったが、どちらにも向かわずに夫婦と平行方向に走り出す。

凸様「逃さん!!」

凸様と凹様は、明を二人で挟んだ状態を維持しようと追いかける。

周りの吸血鬼を蹴散らしながら明を追いかける凸様と凹様。

明は進行方向にいた吸血鬼の顔を踏み台にして、凸様のほうに大きくジャンプする。

凸様は頭を膨らまして硬質化。明の仕込み刀を受け止める。

勝次「駄目だ!!　きいてない!!」

明は凸様の頭に当てた仕込み刀を起点にして、凸様を飛び越え、凸様の背後に着地する。

明（喰らえ!!）

明の仕込み刀は凸様の腹部を斬った。

吸血鬼「そんな…斬られた…」「ありえねェ…　凸様が血を…」

凸様「なるほど…　これが宮本明か…」

凸様の腹部の傷は浅かった。

明「少し踏み込みが甘かったか…　次は…外さねェ…」

感想

やめんか
そこはコマ間を読むんじゃ

凸様の攻撃を避けた明だったが、後ろから凹様が襲いかかってきた。その攻撃を吸血鬼を蹴ることで逃れることが出来た。

ひでェ！　吸血鬼を足場扱い!!　へ？　でも吸血鬼の立ち位置がおかしくねェか？　明のすぐ後ろは凹様、吸血鬼はその横に立っていたはずなのに…いつのまにか明と凹様の間にいやがるぞォ？　血の楽園の吸血鬼は出世するために仕事熱心だから命令もキッチリ守る。だから「そこの吸血鬼!!」と命令されちまったことでついつい癖で指示に従って近づいちまったのかァ？

この吸血鬼は指示待ち人間だから
どっちみち出世は難しかったから
ちくしょう!!

ひいいいいいい
この夫婦
世間体と本性の板挟みから
逸脱しやがった!!

明が凸様の攻撃を避けても、次に凹様の攻撃が襲いかかってくる。明は夫婦の連携攻撃に苦戦していた。

夫婦が全裸で挟み込み！
そして大衆の前で自信満々！
イカれた夫婦に違いねェ!!

凸様の攻撃の後に連携して凹様が待ち受ける！　でも…前回もそうだが、凹様の攻撃の後に凸様の攻撃はねェのかァ？　畳み掛けて連続で攻撃しなきゃ意味がねェじゃねェか!!　そもそも この夫婦、意思疎通は出来てんのかァ？　凸様は口がクチバシのくせにペラペラ喋りやがるが、凹様は口が2つもあんのに一切喋りやがらねェ！　凸様が攻撃して躱されたフォローは凹様が無言で対応するが、凹様の攻撃を躱されたフォローは凸様はなんにもやりやがらねェ…　何も言わずに旦那について行くというのは慎ましい嫁に一見見えちまうが…　こういう夫婦の形の場合は…　実は凹様はかなり不満が溜まってんじゃねェのか？　先に凸様が明にやられちまったら「旦那がいなくなって清々した」とか言っていきなり饒舌になっちまいそうだぞ？

ちくしょう
この夫婦の末路は
熟年離婚の予感が半端ねェ

なんだここは
踏めるぞ!!

明は目の前にいた吸血鬼の顔を踏み台にして、凸様の方向にジャンプした。

またまた吸血鬼を足場代わり！　この吸血鬼もナタ持ってるのに切りかかりもしやがらねェ！　明は横からじゃなく、上から接触したからセーフなのかァ？　吸血鬼の頭上にダメージ判定はねェのか？

この彼岸島が
2Dのアクションゲームみてェ
だからちくしょう!!

明は吸血鬼を踏み台にし、凸様の頭も利用して凸様の背後に周り、仕込み刀で斬りつけることに成功した。

ありえねェ…
凸様(旦那)が斬られちまったのに
何も喋らねェ凹様(嫁)がありえねェ…

なるほど…
これが仮面夫婦か…

凸様はあれだけ得意げに夫婦の戦法を自慢していたっていうのに…

コイツが凸様
「何もできぬか」と言った後に
いきなり攻略されちまう
見ての通り
頭が硬いだけのヤツだ