吸血鬼の集落に潜入した明達。しかしネズミとユカポンが逸れてしまい、光頭族と名乗る吸血鬼達に捕まってしまった。そこのボス・立花様はカップルを命をかけたゲームをさせて賭け事を楽しむのが好きだとのことだった。そしてネズミが拷問器具・踊るマンドリルにかけられてしまった。立花様から2時間耐えられれば二人を解放してやると言われたが、ネズミは数分経った時点で限界を迎えていた。しかしその場の梁の上には、集落で知り合った吸血鬼の孤児達の姿が見えた…
雨の日は♪
憂鬱だよね♪
でも見に行くんだ
ネタバレーを♪
あらすじ
孤児達の合図を送り、ネズミは梁の上に孤児達が来ていたことを知った。
ネズミは苦しんで叫んでいるということにして、孤児達に今の状況を伝える。「助けてくれ! 二時間この体勢で耐えなきゃ駄目なんだ!! もう持たない!!」
孤児達は上から2本の釣り糸を垂らし、ブリッジしているネズミの背中に通した。ストローをテープで貼り付けた鉄定規を取り出した。そのストローに釣り糸を通す。鉄定規を滑り落としてネズミの背中に移動させ、ネズミの背中と拷問器具の刃の間に鉄定規を挟むことによってブリッジの体勢を維持できるようにしようとしていた。
が、観客の目があるので、釣り糸はまだしも鉄定規を上から降ろしていくと見つかってしまう。それに気付いたネズミは、ユカポンに歌を歌ってほしいと頼み込んだ。
ユカポンはそれに応え、観客に手拍子を要求。ユカポンは観客の手拍子に合わせて歌い出す。観客の目はユカポンに集中した。その隙に孤児達は鉄定規を滑り落とす。ネズミの背中に上手く入り込んだ。
ネズミは少し体を降ろしてみると、背中と刃の間に上手く鉄定規が挟まれて休むことが出来た。
ネズミ(いけた!! これで二時間を持ちこたえるんだ)
審判の声「二十分経過」
感想
ネズミが売られちまった原因の焼き鳥
その焼き鳥の串に救われるとはな
ネズミに存在を気付かせるために、吸血鬼の孤児は焼鳥の串を投げつけた。
ハ 串というより
小さな丸太だな
ひいいいい! 超危ねェ!! いきなり急所を刺されちまったら、反射的に体を動かしちまって背中の刃が刺さっちまうことになっちまったかもしれねェのに! ネズミは限界ギリギリの状態でこれをよく耐えれたな。
こんな所で
ブリーフの生地の厚さの恩恵に
あずかるとはな
孤児達は2本の釣り糸を上から垂らし、ブリッジしているネズミの背中に通した。
このページだけ見たら
子供達の神業に
観客が沸いている
ようにしか見えねェ!
超絶上手ェ! 一発で引っ掛けやがった! これ、ブリッジしているネズミの背中を通した上で引っ掛けやがったんだろ? しかも足場は細ェ梁の上なのに! こいつら、この神業を披露することで食っていけるんじゃねェのか?
カジノに
サーカスみてェなショー!
彼岸島版ラスベガスの完成だぜ!
こんな事もあろうかと
鉄定規だけはずっと持ち歩いてたんだ
最高のイリュージョンを見せてやるよ
孤児達は釣り糸をブリッジしているネズミの背中に通し、ストローを貼り付けた鉄定規を取り出した。ストローに釣り糸を通して、ネズミの背中に鉄定規を滑り込ませて刃を防ぐ方法を実行しようとしていた。
ネズミの目が超良ィ設定が生きてきた! しかも鉄定規だけでなくテープまで見えてんのかよ!
でも子供達はちょっとぐれェ喋っていても観客達にはバレねェんだから、子供達自身が作戦を言って読者に説明する形にすればいいじゃねェか。なんでわざわざ辛ェ体勢のネズミが説明を?
この吸血鬼の子供は
マジックショーの間、
一切喋らねェマジシャンタイプか!
それにしても鉄定規をいつも持ってやがんのかよ! ネズミ達が捕まっちまってからそう時間は経ってねェのに、この子供達は裏カジノの梁の上に現れた。今まで裏カジノの梁の上に来て拷問器具・踊るマンドリルを何度も見ているのかも知れねェ。踊るマンドリル対策で用意して持ってきてたのかァ? 住んでいた部屋には物が少ねェ、ミニマリストが住んでやがるような部屋だったが… 鉄定規などはどこにあったんだァ?
ハ 文房具屋の息子を見たのは何年ぶりだろう
この子供吸血鬼の両親は死んだということだが…家は文房具屋に違いねェ!
こんな事もあろうかと
歌声だけはずっと鍛えてたんだ
最高のコンサートを見せてやるよ
釣り糸はともかく、鉄定規を上から降ろすのは観客にバレてしまう。そこでネズミはユカポンに歌を歌ってほしいと言い出した。それを知ってか知らずか、ユカポンは歌い出した。
大盛りあがりじゃねェか! へ? こんなに盛り上げてくれたっていうのに「コイツが次にマンドリルで真っ二つにされると思うとたまんねェ」? この裏カジノの客層、わけわからねェ!
そんな客相手でも歌で盛り上げているユカポン。その様子を見た子供吸血鬼は…
「さすがは小便の女」! こんなワード聞いたことねェ! 裏カジノの客だけでなく、この子供も頭おかしいんじゃねェのか?
ユカポンが歌で観客の気を引く中、ネズミの背中に上手く鉄定規を滑り込ませることに成功した。
こんな身体測定
嫌ァァァァァ!
こんな細ェ定規を刃にピンポイントで合わせやがった! 角度も完璧じゃねェか! 超上手ェ!
ここまで子供達の神業やユカポンの客を引き付ける歌声に驚愕させられちまうが… 今までのカップルは10分と持たなかった踊るマンドリルに、ネズミは鉄定規を滑り込ませるまで20分耐えてやがった! ネズミもやるじゃねェか!
ネズミはなんとかなったように見えるが…立花様はイカサマを見てねェのか? イカサマは許せないと言っていたからには、イカサマをしねェように目を光らせているはず… 泳がしておいて、ネズミが助かった!と思った瞬間にイカサマを指摘して、天国から地獄への落差を楽しむとか考えていてもおかしくねェ。猿吉がアイドル好きなら、ユカポンに見惚れていて見逃すということもあるが… でもカップルを引き裂くのが楽しみなんだから女には興味ねェのか? なんか厳格な感じがするし… 色仕掛けなんかは通用しねェのか? 今までの邪鬼やアマルガムは人間時代に固執していたことが変異した体に反映されていた奴らが多かったが…
このアマルガム
下半身にオッ◯イが複数生えてやがる!
頭の中はスケベなことしか考えてねェ奴だ!
こいつ、公平な賭け事を行うために厳格に見守る審査委員長みてェな態度してるけど、実はスケベなことしか考えてやがらねェ! 歌っているユカポンに見惚れちまって、ネズミのイカサマの瞬間を見ていねェに違いねェ!!
ネズミに「蜘蛛の糸」が垂らされた!素晴らしい奇策!釣り糸と鉄定規を刃やいばに当てがって身体を切らせない!ちょっと考えると頼り無い気もするが、誰も考え付かない「合理策」!問題はこの策をどうやって完成させるか?吸血鬼達の衆目を逸らせるネズミの奇策!ユカポンに歌を歌って貰う!吸血鬼達のシャンシャン手拍子足拍子?パンッパンッパンツ丸出し状態のネズミ?何とか上手く定規を当てがい切った!問題は限られ切った定規のサイズ!少しでもズレると刃やいばが身体に激痛をもたらす!しかも時間は後、90分も残っている!子供の「コントロール」が続くのか?後90分も立花達に気付かれずにやり過ごせるのかっ?問題が山積みじゃねェかよっ!
残り時間を100分に訂正します。10分の違いはデカい!
律儀で笑った。
でも確かに10分の違いはデカイ!
自分の「文」を何回も読み直して、誤字脱字、文法の間違いに気付く様にしています。10分の違いもですが「100分」は、とてつも無く長い時間!ネズミにとってはまさしく「地獄の100分」でしょう?
子供の「コントロール」は5人で交代でやればイイなっ?例の「おかっぱ頭」も罪ほろぼしに協力する?ユカポンの歌だけでは「時間稼ぎ」には限度が有り過ぎるっ!更なる奇策が必要だが!私の「子供達に依る身代わり作戦」は予想が外れたが、作者の発想は「奇想天外」で恐れ入ったなっ!
釣り糸を使うなんて…
先生はきっと BS松竹東映かBSテレビ朝日で再放送してる必殺仕事人を観てこのネタのヒントを得たに違いない
組紐屋の竜か三味線屋か?
今なら南京玉簾の影太郎もいるが
それにしても
ユカポンがスーパーアイドルだった事をここの住民は誰も知らないらしい