吸血鬼の光頭族の集落で、明達と逸れてしまったネズミとユカポン。孤児の吸血鬼達と知り合いになり、匿ってもらおうとしたがバレてしまって捕まってしまった。裏カジノで光頭族のボス・立花様の前で命を懸けた賭け事をやることになった。ネズミが刃の上でブリッジの状態で2時間耐えられれば2人を見逃すという約束をしたが、物理的に無理な時間設定だった。しかし孤児の吸血鬼が上から糸を垂らし、ネズミと刃の間に鉄定規を滑り込ませることに成功した。あとはなんとか誤魔化して時間が過ぎることを待つのみだが…
君のネタバレは百人力だ!!
これで頑張れる!!
おかげで持病の腰痛も
よくなりそうだよ!!
あらすじ
鉄定規を仕込むことに成功したネズミ。耐えている事を誤魔化すために、持病の腰痛が少し良くなってきたと大声で叫ぶ。
その様子を見て、ユカポンは上から垂らした糸でネズミが支えられていることに気付いた。
そして四十分が経過し、立花様がイカサマを疑い出した。
立花様はイカサマがあるかどうか確かめようとネズミに近づいていく。このままでは糸がバレてしまうので、ユカポンは立花様が人間時代に虐められていた時のアダ名「猿吉」と呼んで挑発。
立花様はユカポンの挑発に怒り、ユカポンを食べようとする。が、ユカポンが自分の命は賭けの対象なので勝手に手出しすることは許されないと言い出す。
部下からも「賭け場としての示しがつかない」と言われ、ユカポンを食うことを諦めた。しかし近くにいた部下に八つ当たりをし、部下の死体をネズミのいる方向に投げ捨てた。
ネズミには直接当たらなかったが、上から垂らしている糸に当たってしまい、ネズミの背中にある鉄定規が外れてしまった。
ここで七十分経過。ネズミはあと五十分耐えなくてはならない…
感想
たった一人のコンサート♪
想い出と
ネズミと生き延びる夢は
おいていくの♪
ネズミがイカサマを仕込む間、目を逸らすためにユカポンに歌ってもらっていた。そしてイカサマを仕込み終わり、ユカポンも歌い終わった。
歌い終わったら演歌歌手みてェにきっちりお辞儀! ネズミのことは頭から抜け落ちてやがる! 自分のソロコンサート気分かよ! なぜ歌い出したか思い出してくだされェェ!
こんな状況で笑顔で歌えるのはユカポンの天性の才能じゃねェ… ただ単に忘れてやがっただけだからちくしょう!
バカ!!
ユカポンはアイドルだから
自己承認欲求の塊なの!
ちゃんと見ておるのか
イカサマの事を
ネズミから聞いたことのない持病の腰痛の事を叫んで伝えられ、違和感がしたユカポンはネズミを見る。そして上から垂らされた糸を発見。上にいる孤児の吸血鬼にも気付いた。
ユカポンの距離から見えるなら、それより近くにいる光頭族は見えねェのか?
ここは裏カジノ。盛り上げる雰囲気を作るために天井にはかがり火が大量に吊るされていた。そうとう明るいから糸も見えるんじゃねェのか? 糸も見てねェし、ユカポンの歌に視線誘導されちまうし… この裏カジノ、実はイカサマやりたい放題なんじゃねェのか?
イカサマで背中に刃は刺さらなくなったが、ブリッジの体勢だと頭に血が上るので、ネズミは頭が上になるような姿勢をとる。
「頭をあげないと」って…やりすぎじゃねェか! こんな余裕のある奴なんていねェ! 鉄定規もイカサマが無くても耐えられるんじゃねェのか?
カジノに
歌に
曲芸師
こんな面白い娯楽を提供してもらって
頭が下がりますな
やめんか
コンサートで
客のことをお前ら呼びするのは
ネズミが40分以上耐えているので、立花様はイカサマを疑い出した。ネズミに近づこうとしたので、このままではイカサマがバレてしまう。そこでユカポンは、立花様が虐められていた人間時代のアダ名「猿吉」と呼んで煽りだした。
猿に躾してるシーンみてェ!
猿吉もパシリ時代をフラッシュバックし
命令を聞こうとして止まりやがったぞ!
すげェ! このユカポン、超胆力がありやがる! 明との初対面がア◯ルファ◯ク中だっただけあるぜ! 肝が据わりすぎてやがる!!
猿吉呼びをしたユカポンに怒り心頭な立花様。ユカポンを食べようとするが、ユカポンは自分の命は賭けの対象。なので手を出すことは、賭博が絶対のこの街ではご法度だと言い、部下の光頭族からも説得されて、立花様はユカポンを食べることを諦めた。
この集落・裏カジノは何よりも賭けを重視しているという賭けに勝ちやがった! 相手を煽って怒らせて冷静さをなくさせる! 立花様がネズミに触れなくても、近くまで来て観察されちまったら鉄定規が見つかっちまって終わりだった状況、自身は食われちまいそうな状況からひっくり返しやがった! 心理戦、超上手ェ! ユカポンは超強ェギャンブラーになれそうだぜ! それに対して立花様の怒りやすい性格はギャンブラーに向いてねェんじゃねェのか? 賭け事の街のボスでいいのかァ?
賭けの時間設定を2時間と決めたのはお前じゃねェか! その半分も経ってねェのにイカサマを疑うのかァ?
コイツが立花様
見ての通り
はなから賭け事にならない設定をしたと
自ら白状してしまったやつだ
力をひけらかして耐えられるはずもねェ時間を設定をゴリ押ししちまうのはズルじゃねェのかよ! 運営側のやりたい放題じゃねェか!
立花様はユカポンに言い返せず、近くにいた光頭族に八つ当たりをした。
ユカポンに手を出せねェからハゲに八つ当たり! 光頭族とはハゲ同士の絆はねェのかよ! 猿吉自身は薄いだけでハゲてはいねェという認識かァ?
少しでも生えていたらハゲじゃねェ!
ここは賭博の街
一本でも生えてるか生えてねェか
判定キッチリしてやがる!
あったよ!
ネズミと孤児の吸血鬼の絆を断ち切る
立花様と光頭族の絆の力が!
立花様は八つ当たりした光頭族の死体を叩き飛ばした。ネズミの方向に飛び、ネズミには当たらなかったが、上から垂らした糸に当たり、上にいた孤児の吸血鬼は糸を手放してしまった。
くぅぅ… なんたる強運! 偶然にもイカサマ破りを一発で当てやがった! ここまでネズミ側に運が味方をして、一か八かのピンチの時に一発で成功することが多かったが…
ここに来て立花様が一発で死体をイカサマの糸に当てちまったせいで流れが変わっちまった! ギャンブル運があると自負していたネズミでも、勝ち続けることは出来ないのか!
この賭博の街は
一か八かの勝負で
当たりばかり出やがるからちくしょう!
こんな所で
1週休載の恩恵にあずかるとはな
糸が外れ、鉄定規は固定出来なくなってネズミの背中から滑り落ちてしまった。この時点で70分経過。残りは50分…
くぅぅ。この所々に挟まれる、砂時計をひっくり返して「◯◯分経過」の演出がいい塩梅で挟まれてきて超ハラハラするじゃねェか。冷静に冷徹に時間経過を告げてくるのが、じわじわ迫りくる死の恐怖を煽ってくる。先生ェが映画を見まくっていることが活きてやがる!
そして前回、ユカポンが歌いだして鉄定規を挟んだ時、「20分経過」と告げられていた。歌い終わった時は「40分経過」と告げられた。ユカポンは20分も歌ってやがったのかァ? そして最後に「70分経過」ということは、イカサマを疑う立花様と揉め事があったのは30分間の出来事。ユカポンのコンサートは歌よりトークのほうが長ェのかよ! あんまりトークが長ェと客から苦情が来ちまう!
客もワァァァと盛り上がってやがる!
ユカポンはトークでも盛り上げられる派か
そんな中、鉄定規を支える糸が外れちまったネズミのほうは…
ひいいいいい! 鉄定規がアアアア! ここまで当たりばかり出てやがったのに、ここに来て外れやがった!! …へ? この今回の最後のページ、なんだか見覚えがあるような気が…
前回の最後のページと構図が一緒じゃねェか! 1週休載を挟んだとしても読者は忘れてねェぞ!
ンだよ このクソ漫画!
男のブリーフ姿で
2回連続で ひっぱりやがる!
こんな漫画 見たことねェぞ!
ネズミの「危機対処能力」冴え渡りまくり!持病を理由にしてユカポンに全てを伝達した!立花が「ユカポンの、歌がいい」じゃねェ!疑い出したぞっ!超ヤベェ!さすがの子供達も「自分の命」が一番とズラかる算段?そこでユカポンの捨て身の機転!立花の怒りを誘って「論理ロジック」頭脳戦でイカサマが露呈するのを防いだ!超スゲぇぜっ!それは良かったが、蹴り飛ばされた部下の身体が当たって「命綱」の鉄定規が外れちまった!これでは刃やいばを防ぎ様が無いっ!残り50分どう凌ぐのかっ?やはり私が発案した「子供達に依る身代わり」策?或いはユカポンが身代わりになる?それ以外の意外な「最期の秘策」が存在するのか?次回が待ちどうしいなっ!
賭けが成立しちまってると啖呵を切っちまった以上、子どもの参戦は難しそうだなっ!
最後の構図はまさしくSDGsを体現しちょるな・・・
無駄なことを省く姿勢は小学校の教科書にものせるべきだや
あと50分はキツすぎるだろ…一体どうすんだァ!
ここで明が到着だったら、笑うな
今回ばかりはこの面子で乗り切ってほしいですよね