みそいれにしやす

面白いと思った漫画のあらすじ、感想、考察などを書いてます。ネタバレが嫌な人は注意して下さい。

彼岸島

【彼岸島48日後…】380話「三途の川」水の都! ここが彼岸島版ベネツィアなのか! 見えちまう! 街が沈みゆく結末が見えちまうゥ!

投稿日:

宮本篤と名乗る雅の息子が、日本橋川に集落を作ったという情報を聞いた明達。日本橋に付き、小春が客から聞いた噂の通り、扉を見つけて明達は中に入っていった。宮本篤と名乗る者は偽者なのか、本当に宮本篤なのか…

みんな興奮に飢えてんのさ
このひっそりとした秘密基地で
ネタバレの快楽を自由に貪った

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あらすじ

中に入ると、真っ暗な中に日本橋川が流れていて、桟橋のような場所があるだけだった。

小春が聞いた情報によると、船に乗って街に入るということだった。周囲を見渡すと、懐中電灯が置いてあった。

川の奥に向かって懐中電灯を点滅させて合図を送る。すると吸血鬼が屋形船を漕いでやってきた。

小春が取引し、歌舞伎町のお金を渡し、船乗りの吸血鬼は街まで案内してくれるという。

歌舞伎町のお金は宮本篤がこの集落に持ち込んできて賭け事に使われるようになったので、ここの集落でも流通しているという。

そして通貨が出来たことで他からも吸血鬼が集まってき、様々な商売も始まって街が発展していったという。

船乗りの吸血鬼「またたく間に この川の街は一大都市となったんだ。うちも家族でここに来た。ここなら簡単に稼げて養える。それもこれも篤様のおかげだ。この街の連中は みんな感謝しているよ。篤様への敬意を表して みんな この街の名を親しみを込めて呼ぶ。篤様の字からとって竹馬と」

その竹馬の街の入り口まで船がたどり着いた。入り口には賭け事の他に食事処や宿、マッサージなどの様々な看板も掲げられていた。

鮫島「ここが…明の兄貴の街…」

船乗りの吸血鬼「ようこそ。賭博街 竹馬へ」

感想

ウルセェな…
簡単に変われる奴なんていねェよォ

日本橋川の集落の入り口を入っていくと、中は暗かった。お化けが苦手な小春は怯えるのを隠しながら強がっていたが、鮫島が驚かすと小春は大声を上げてユカポンに抱きついて甘えだした。

お化けが嫌いっていう設定を覚えてやがった! 血の楽園編で仲間になっていた希の「蜘蛛が苦手」っていう設定は、まったく無駄な設定だったのに! 労働地区に潜入している時にハンディハンディがいきなり登場しちまった時、身を隠している希のそばに蜘蛛がウロチョロとして悲鳴を上げちまって…っていう展開があるのかと思ったらねェし… 今度はちゃんと設定が活かされんのかァ? 悲鳴を上げちまったらピンチになっちまうという状況で、小春はお化けが出そうな暗闇の中に一人で居さされて…とか?

初期にあれだけ警戒していた吸血鬼の返り血を
今では気にしなくなってるからちくしょう!
この漫画に設定なんて意味がねェ!

現に回想で出てくる宮本篤は感染防止のマスクしてやがる!

丸メガネ 白フード

丸メガネ!
マスク!
フード被ってる!
手には金が入った袋が!
闇バイター丸出しじゃねェか!

雅の息子はアマルガム数百体を戦わせて生き残った5人ってことだったじゃねェか! もう感染警戒しなくていい吸血鬼・アマルガムになったんじゃねェのかよ! それなのに感染予防のためのマスクしてんのかァ!? 設定むちゃくちゃじゃねェか!

鮫島達が騒ぐ中、明は懐中電灯を持って合図を送っていた。

はしゃぐ鮫島

くゥゥ 仲間がこんなにはしゃいでんのに明は会話に参加せず、隻腕なのに懐中電灯で合図をする役をするとは… 明は復讐の鬼になっちまったので明るく騒ぐことも出来ねェのか?

空想 明 面白い話

もとから陰キャじゃねェか! それに強くなっちまっても陰キャから脱却できてねェ! 体を鍛えたら自信がついて明るくなるもんじゃねェのかよ!

やめんか
笠を被っているからって
彼岸島から来た吸血鬼だと思いこむのは

船頭が言うには、この街は最初に吸血鬼が集まり賭け事を始めた。宮本篤が歌舞伎町の通貨を持ち込んだことで賭博が盛んになり、他にも様々な商売が始まった街が発展してきたということだった。

この船頭、何コマも描かれてるが…

船乗り 屋形船 船頭

へ? 全て顔が同じ角度!?

決め顔!
このクッキン◯パパみてェな船頭にも
決め顔があったのか!!

コイツ、鮫島達の会話に普通に参加してきやがった! 登場した時は不気味だったが、喋りだすとなかなかフレンドリーな船頭さんじゃねェか! 街の成り立ちを丁寧に説明して、まるで観光地にいるベテラン船頭さんみてェじゃねェか! この吸血鬼にはこれが天職に違いねェ。でも…屋内で笠被ってんのはなんでだァ?

どこまで敬意を払っているのやら

この竹馬街では篤が歌舞伎町の通貨を持ち込んだので、小春が持っていた歌舞伎町の通貨をそのまま使えるとのことだった。

雅コイン

ここまで歌舞伎町の通貨が流通していると、通貨を発行してるヤツが権力もったりしねェのか? 同じく商売が盛んだった血の楽園だと、使われていたのは「円」だった。その辺に落ちている円を通貨にするのはダメなのかァ? 吸血鬼になっちまった奴らも、人間が感染しちまった奴らだからそのまま円を使っても不思議ではねェんだが… 歌舞伎町で作っていたのは雅が描かれたコイン。人間から吸血鬼へ。円から雅コインへってことで、過去との決別を表してんのか? これからは新しい通貨。雅コインで新しい生活を!ってことで。…へ? 雅コインって言っちまうと怪しい仮想通貨みてェじゃねェか!

落ちる雅

雅コインは
暴落しちまう感が半端ねェ!

この街を作った篤への敬意の気持ちで、町の名前を篤の文字から「竹馬」と名付けられた。

篤の名前から「竹馬」! 篤はそこまで感謝されているということか!

日本橋川 集落

街の構造は
チクワみてェな形じゃねェか!

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-彼岸島
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  1. 彼岸島版沈み行く街ベネツィア。洒落たしゃれた比喩。ベニスをイタリア語で「ベネツィア」素晴らしい痴性!失礼知性。雅コイン暴落!街の構造がチクワ!受けまくりましたっ? より:

    お化け嫌いの小春を驚かせるハゲ!それに乗じてじょうじて「小春への愛」を、ちゃっかり確かめ楽しむユカポン?全くもって「愉快な仲間たち」だぜっ?三途の川の渡し賃は雅コインが通用した!法定通貨かよ!篤の目的は集落に金を持ち込み、民達を「博打漬け」にして「上がり」を搾取すること?賭博の街、竹馬。本当の歌舞伎町は全ての欲望を呑み込む「魔界」だが、この竹馬には、どんな「裏」の部分が待ち受けているのか?だけど小春は何気に役に立っている?小春の持ち金が「生き金」になって良かったぜっ!勝次の知識。当初、「日本円」は兌換紙幣だった。それに呼応するハゲ。今回は「金」の意義を教えられたな

  2. 匿名 より:

    改めて気が付きました。竹馬ちくば。一字変えて「チクワ」素晴らしい!

  3. 匿名 より:

    あくまで推測だが、展開として明達が何らかの「賭博」に参加するのでは?資金は小春が持っている!いずれにしても「竹馬」の総元締めは篤?私は篤の正体を雅が創り出した「篤のクローン」と推測した。その理由は、作中で何度も「篤は本物か偽物か?」との問い掛けがされているのだが、私はコレを作者に依る読者に対する「心理誘導」では無いか?と感じた!どうしたって読者の関心は「本物か偽物か?」に集中する!その心理を逆手に取った!のでは無いだろうか?

  4. 加津庸介 より:

    まさかこんな吸血鬼版北斗の拳みたいな世界観になるとは。
    最初は本格派ホラーだったのに。

  5. 匿名 より:

    雅は意外とドジだよな。つるっとすっ転んだり。鉄の扇で切って、明の腕が義手になる展開は予測できなかったな。キモ傘、ぼっとん便所もこの漫画の象徴だね。

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