吸血鬼の賭博場・竹馬街に来た明達。しかし明達は散り散りになってしまった。明と小春は3つ目の派閥・白髪族の縄張りで、明の母親を見つけたが吸血鬼になり、白髪族のボス・太陽様の虜になってしまっていた。動揺する明だったが、おんぶ紐で背負った小春に耳を塞いでもらって母親からの言葉の揺さぶりを防ぎつつ戦うことにした。そして太陽様の顔に明の仕込み刀の刃が届いたが…
出て行け!!
部外者!!
破壊者め!!
真のネタバレを前に
やきもち焼いてんだろ!!
あらすじ
顔を斬りつけられた太陽様だったが、なんとか明を掴んで遠くに投げた。
投げられた明と小春。このままでは小春が明のクッション代わりとなってしまうので、明は体勢を変えた。が、衝突寸前に小春が体勢を変えて、小春がクッション代わりになって明への衝撃を抑えた。
明「バカ お前 なに 俺をかばってんだ!!」
小春「ウルセェな 大丈夫だよ お前と違って私ァ吸血鬼だから丈夫なんだよ」
言い争っている間に、太陽様が明達のそばまでジャンプして近寄ってきた。
着地の衝撃で、太陽様のすねにしがみついていた女達が振り落とされてしまった。その様子を見た小春が茶化すが、女達や白髪族達は太陽様への支持をやめないどころか、太陽様といて最高に幸せだと反論してきた。
太陽様「常々 人の幸せについて考えてきた。すべての女性を幸せにしたかった私にとって 当時の一番の悪は一夫一婦制だった」
吸血鬼ウィルスが撒かれて政府が滅びた現在、アマルガムとなった太陽様は誰とでも好きな時に結べれることが出来る街を作ったという。子供が出来ると街の皆で育てていくという。
白髪族たちはここが理想郷だと、太陽様を褒め称えた。
小春は、太陽様が出す白い液体で記憶を消されているから幸せだと思いこんでいると言い出すが、白い液体は本人が消したいと望む記憶だけを消す効果があるだけだと白髪族が言った。
明「母さんは俺との記憶を消したかったのか…」
落ち込む明に、白髪族の一人が近づいて仲間になれと勧誘してきたが、明は仕込み刀で斬り捨てた。
明「近づくな。邪魔する奴は誰であれ すべて斬る」
明の気迫に押された白髪族はたじろいで後ろに下がっていく。女達は太陽様のすねにしがみついて避難した。
明「貴様の思想などクソ喰らえだ。もう片方の目も潰して視界を奪ってやる。お前は暗闇の中で切りきざまれるんだ」
明は太陽様と対峙した。
感想
物理法則など
この彼岸島を縛り付けるだけの
システムだからな
明は太陽様の顔面を斬り続け、左目を潰した。太陽様は悲鳴を上げた。
左目を潰されちまって「ギャアアアアアアアア」と叫びながらも、明の母親を吐き出したりしねェ! 目を潰されちまったら痛みで力んで歯を食いしばっちまって明の母親を噛んだりしちまうと思うが…それもやってねェ! 大事に咥えてやがるぞ! こいつ、本当に家族を大切にしてやがるぞ!
太陽様は飴玉を噛み砕かずに
最後まで舐め溶かすタイプか!
明は何度も太陽様を斬りつけたが、太陽様に掴まれてしまい、投げられてしまった。
コイツ 空中に浮いた側なのに
コンボを叩き込みやがるぞ!
空中に浮いたままで何度も斬りつけ! 空中に飛ばされた状態で回転!
なんだよ急に
無重力モードかよ
「ヒュウウウ」の擬音が無けりャ空中に浮いてるみてェじゃねェか! 背景をハッキリ描いちまってるからスピード感がまったくねェ!
太陽様が明を投げたことで離れてしまったが、一回の跳躍で明のそばまで飛んできた。が、着地の衝撃でスネにくっついていた女達が振り落とされてしまった。
なんだ
この絶叫マシンは!
安全バーが
最中で折れしちまったぞ!
怒りで我を忘れちまって、大ジャンプしちまったら着地のショックで全員落ちちまったじゃねェか! 悲鳴あげてんじゃねェか! これが大切な家族に対してやることかよ! 女を雑に扱う…これがヤリ◯ンの本性か!
ハ こんな少子化対策があったとはな
アマルガムになった太陽様は、一夫一婦制を廃して誰とでも好きな時に結ばれる理想郷を作ったという。
この場面が
普段から裸族でいたい奴らの主張
としても通じやがるからちくしょう!
太陽様もアマルガムなのかよ! 立花様もアマルガムだし、プリンセス様もアマルガムなんじゃねェのか? それに雅の息子は、100人のアマルガムがバトルロイヤルして生き残った5人ってことだから… どんだけアマルガムがいるんだよ! 吸血鬼一族は雅以外は死んじまったんじゃねェのかよ! アマルガムは希少種だから、斧神や金剛が特別に雅の片腕と任命されたんじゃねェのかよ! 本土に雅以外の吸血鬼一族がいたのかァ?ってぐらいアマルガムが次々出てきやがるじゃねェか! 明は邪鬼ぐれェなら簡単に倒しちまうぐらい強くなっちまったから、苦戦を演出するためにアマルガムを出すしかねェのか?
この彼岸島が
インフレという
漫画のタブーに
踏み込んじまって
不死並の寿命を得てやがる!
忘れてェ!
こんな記憶は
忘れてェ!!
太陽様が出す白い液は、ただ単に記憶を薄れさせる効果ではなく、含んだ本人が忘れたいと強く望んだ記憶だけを消す作用があるだけだと白髪族が説明した。
消し去りてェ!
女とこんなプレイしちまってる
息子の記憶なんて
消し去りてェ!!
超辛ェ… 明の事は忘れちまっただけでなく、忘れたかった過去だった! 明が大切に思っていた、アイスの思い出も母親にとっては忘れたい記憶だったのかよ… 忘れたい過去を捨てて、快楽に走っちまったのか… くゥゥ 超辛ェなァ…
旦那が
変な樽に入れられて
血を出すだけの生き物
にされちまったのは
忘れたい記憶じゃねェのかよ!
太陽様はデケェ体とパワーがありやがるのに、嫌な記憶を忘れさせる特殊能力も持ってやがるのか。自分の事を忘れられて、精神的ダメージ! 自分の事を忘れたかったと事実を知って、さらに精神的ダメージ!! 2段構えか! このコンボのほうが効きやがるぞ!
忘れたい記憶だけを消し去る!
ギャンブラーが
元々持ってやがる能力じゃねェか!
ギャンブラー以外にも白い液を飲ませちまえば、賭けに負けたことは忘れてスリルを楽しんだ記憶だけ残ってリピーターになるんじゃねェのか? 賭博の街を運営するには最高の能力じゃねェか!
白髪族の一人が明に近寄り、仲間にならないかと誘ってきた。が、明に一刀両断にされてしまった。
嫌な記憶を忘れられるっていうのは本当じゃねェか! 事実、この白髪族は沢山の仲間を明に斬り捨てられちまった事を忘れて、安易に近づいてやられちまった! 体を張って証明しやがったぞ!
明は静かに怒り、太陽様に「斬り刻む」と宣言した。
超かっこいい! 静かに高ぶる怒りと、絶対許さねェと固い決意。それが爆発寸前って感じで超かっこいいぞ!!
さすがは小説家を目指した男。いいセリフを言いやがる!
異質な後ろ姿で
カッコつけた決めセリフが
すべて台無しだからちくしょう!
明と小春の飛空シーン。鳥山明亡くなって舞空術やピッコロの巨大化辺り天才的なデッサンとか言われてたので、それに肖ったのでは?
あと足にくっついてるの。ドンタオチキンみたいで笑える
珍しく格好良い台詞が出てきてアフリカ生えたわ。
明が白髪族に捕まって牢に入れられるまでの話しが予想以上に長いよ
途中で兄貴でも登場しないと太陽やられちゃう気がするな。デカイだけで豹丸なみのくずな気がする。