みそいれにしやす

面白いと思った漫画のあらすじ、感想、考察などを書いてます。ネタバレが嫌な人は注意して下さい。

彼岸島

【彼岸島48日後…】266話「伝言」ぴったりじゃないか この永遠な世界で 永遠の体力を持つパーティ そして向かうは永遠の楽園で化け物退治だ

投稿日:

明達は雅の息子・蟲の王を倒した。その戦いで勝次の左腕が変異させられてしまった。蟲の王の片割れである拷問野郎を倒せば治ると聞き、明達は拷問野郎を探し始める。一方、逃げた拷問野郎は左吉の身体を奪ったのであった…

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あらすじ

明達は、拷問野郎が自衛隊の隠れ家がある方向へ逃げたという目撃情報を聞き、探しながら帰っていくが、拷問野郎は見つからなかった。

立ちション

そこへ左腕を失った、白衣を来た自衛官が現れる。

軍医「すまない… 守れなかった… あの子を俺は守れなかった…」

軍医

明達が事情を聞くと、左吉は手の顔をした化け物(拷問野郎)に身体を奪われて死んだと言う。

軍医「血だまりの中から これを持ってきた。左吉のつけてた… 包帯…」

包帯を受け取った勝次はへたり込んだ「ああ 嫌だよ 左吉… 耐えらんないよ 辛すぎる…」

蟲の王を倒して祝杯ムードだったが、一気にお通夜ムードに。

軍医「すまない… 私のせいだ… 俺は化け物に生かされたんだ… 伝言を届けるために… 宮本明… アンタにだ そうだ」

拷問野郎からの伝言は、明への復讐のために左吉を食べた。東京にある『血の楽園』と呼ばれる吸血鬼の難攻不落の要塞に逃げ込んだので手出しできないだろうと、挑発する内容だった。

怒った明は机を仕込み刀で叩き割る「逃さん… 行くぞ その血の楽園へ」

明達は血の楽園を目指し、そのまま出発した。

筏

明達は筏に乗り、水に浸かった東京を血の楽園を目指して進んでいく。

感想

ちきしょう
誰もが驚くシーンに…
戻りてェ…

今週の1ページ目、筏に乗って進む明達。

筏

「へ?筏? 左吉の仇が拷問野郎だという事も知っている? どうなってんだァ?」と思ってたら…回想かよ! 先週休載だったのに読み忘れたかとおもったじゃねェか!! 映画や海外ドラマでよくある、冒頭にショッキングなシーンを出して、こうなった理由は…って感じで時間を巻き戻して過程を説明する手法があるが、それなのか? 冒頭で読者の心をガッチリ掴む! さすがは巻末コメントで毎週映画を観た感想を書いている男よ。しっかり芸の肥やしにしてやがる! へ? でも冒頭のシーンは「左吉を殺った拷問野郎に怒りを燃やす」というだけで全然ショッキングなシーンじゃねェ! この手法の使い方、間違ってやがる!! ただただ、読者に先週読み忘れたと不安にさせただけじゃねェか!

すまない
ただちょっと
ダーウィン賞がほしくて

隠れ家にいるはずの左吉が見つからないので勝次は不安がるが、鮫島は軽口を叩く「立ちションでもしてんじゃねェのか?」

立ちション

ハゲの予想が当たってるじゃねェか… 左吉があんな場所で立ちションをせずに注意深く進んでいれば、拷問野郎を避けられたかもしれねェのに… 鮫島なんかが言っちまう冗談が死因になっちまうなんて… せめて最期は何かの役に立ったとかしてやれよ… 勝手に隠れ家から出てきて、倒すべき拷問野郎に身体を提供しちまうなんて… ただの犬死じゃねェか… せめて男らしい最期を迎えさせてやれよ…

最期に男らしいシーンが
立ちションだった男
左吉 本土にて散る

ハ 腕は減ったが
口は減らねェ軍医だな

片腕を失った軍医は、拷問野郎から伝言を受け取っていた。

軍医

明が超強ェからその仲間も強ェと思ってても、いくらなんでも子供を一人で出すのは非常識じゃねェのか? 運動できそうな勝次ならともかく、ワガママボディの左吉が手ぶらで一人で出て行っちまったらやられるに決まってるじゃねェか! しかも左吉は撃たれて怪我をしてたんだぞ? 左吉が「反対されたけど」と言っていたが、なんで止めなかったんだ? 左吉が死んじまったのはこの軍医が原因じゃねェか!! それをのうのうと生きて帰ってきやがって! と思ったら伝言! 拷問野郎から伝言を預かってやがった!!
 でも伝言を寄越すのに片腕を奪う必要はあったのか? 下手したら、というか普通なら失血死してるぞ? もしかしてすでに吸血鬼になっちまっていて、伝言を託した後、吸血鬼に変異しちまう!吸血鬼だったから片腕を失っても生きていて、さらに長々を喋れたのか!と、なるかと思ったらそうでもねェ… どう見ても伝言を伝え終わったら死ぬ役じゃねェか… 拷問野郎は拷問を繰り返したので死なねェ程度に痛めつける方法を知ってるのか?

それとももしかして軍医だから腕を失っても上手く止血すれば生きていける方法を知っていて、生き残ったということか?

スティーブン・キングの短編「生き延びるやつ」
嵐にあって無人島に遭難した医師が、薬を使用して痛みを消しながら、自分の身体を切っていって食料とする話。スティーブン・キングはそれを書くにあたり、知り合いの医者に実際に出来るか相談したという。

スティーブン・キングの小説は沢山映画化されているから、映画好きの先生ェが原作も読んでみようとスティーブン・キングの小説を読んで、これをオマージュしたというのか? ということは、この軍医はかなり腕がある医者なのか? 腕を失っちまったが腕はある医者ということか!

でも軍医が長々と喋っている間、誰も手当しようとはしやがらねェ… 医者じゃなくとも、腕を失った人を見たら助けるのが人じゃねェのかよ! 軍医の不死身っぷりも、周りの無関心ぶりも人間と思えねェ!! 化け物に囲まれた世界で生きていると、自身も化け物になっちまうという文学的なメッセージが隠れているのかァ!?

先生ェダケガ
設ケル事ヲ許サレタ
永遠ノ物語ヨ

拷問野郎は、東京にある難攻不落の要塞『血の楽園』に逃げ込んだという。

血の楽園

難攻不落の楽園!? この世界は吸血鬼が闊歩する世界では無かったのか!? 吸血鬼は人間に怯えてんのかァ? そもそも東京自体を壁で囲ったんじゃねェのかよ!!

要塞化

要塞の中に要塞
ちくしょう

マトリョーシカ感が半端ねェ

この壁を超える方法を聞くために鮫島の弟の精二を探してたじゃねェか! あの壁は邪鬼を東京に入れないための壁だったのか? でも東京の中にも邪鬼の妙子やクソ喰い爺がいたしなァ…
それに東京の中に立派な要塞を作っていたとしても目立っちまうから、いの一番に国連軍の爆撃のターゲットにされちまうんじゃねェのか? 東京が水に浸かっちまっている理由も忘れちまったのかァ? 雅が移動し続けてる理由も爆撃を喰らわねェようにじゃなかったのかよ!

吸血鬼の楽園って言っても、武闘会を開いていたあの東都ドームもあれだけ吸血鬼が集まって好き勝手騒いでいたから、あれも吸血鬼の楽園と言えるんじゃねェのか? 勝次と左吉が出会った上野にも集落があったし、ユカポンが捕まっていたアイドル・レ○プ・タワーもあったし… 雅は、雅の息子がいる集落のどれかにいると明は言い切っているが… もう東京中に吸血鬼の楽園がありすぎて、雅はどこにいても不思議じゃねェんじゃねェのか?

雷門

コイツが雅
実家は離島・彼岸島
見ての通り
お上りさんだ

ずっと彼岸島に住んでた雅は、東京観光を楽しんでいるに違いねェ!!

明さん
もうイカれてしまうんですか?

拷問野郎からの伝言を聞き、明は激怒し、机を真っ二つに! そしてすぐさま血の楽園を目指して出発する。

怒りの明

片腕を失った直後、
命懸けで伝言を届けてくれた人のそばで暴れるなんて
コイツ 頭わいてやがる!!

明も腕を失った時の痛みを知っているというのに… 人のために怒っているというのに、すぐそばの人の事を気遣ってねェ…

この後、すぐに出ていくが… そんなすぐに出発しちまっていいのか? 休憩しねェのか? 戦いの後にかなりの距離も歩いたと思うが… 補給もしねェのか? 食べ物や銃を持って行かねェのか? と、いうか、血の楽園の場所を聞いてねェんだが… やっちまいやがった!! 怒りのあまり勢いで飛び出しちまったが、忘れ物・血の楽園の場所を聞いてねェから帰ってくるという超恥ずかしいやつじゃねェか!!

我を忘れたら
聞くのも忘れるとは
なんたる皮肉…

ハ 筏が走っているのに
相応しくない擬音
「オオオオ」
を見るのは何年ぶりだろう

明達は筏に乗り、出発した。

約1年前、姑獲鳥を倒した直後、筏で出発したシーン

筏

今回の血の楽園を目指して筏に乗っているシーン

筏

明とユカポンとネズミのポーズが同じじゃねェか! 1年経っても代わり映えしねェ!! しかし… 勝次の片腕であった左吉の代わりに、勝次の片腕に変異した赤ちゃんになっちまったのは辛ェなァ…

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-彼岸島
-,


  1. 匿名 より:

    お手手野郎の始末は来年以降か、あまり引き伸ばさないでくれよ先生ェ

  2. 匿名 より:

    やっと蟲の王編が終わって雅の息子の三男との対決だなと思ってたのにまさかお手々野郎で引き延ばしてくるとは

    雅との直接対決はいつになる事やら

  3. 匿名 より:

    まさかのvsおてて野郎で春か夏までかしらんが引き延ばしだからちきしょう!

  4. 匿名 より:

    寄生獣みたいだな、お手てw

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