勝次の腕を治すため、左吉のかたきを討つため、明達は拷問野郎を追って吸血鬼の要塞”血の楽園”を目指す。
ほっとこうよ
今さらネタバレ知らない人なんて
どうなってもいいじゃん
ネタバレの危険には
近づかない方が大人だよ
あらすじ
明達は水没した東京を筏に乗って進んでいるが、拷問野郎が逃げ込んだ血の楽園の場所は分からなかった。
一応、拷問野郎が逃げたという方向へ進んでいるが、どこかで情報を入手しようと考えていると… 野球のボールが飛んできた。
鮫島「なんだ!? 野球のボール? 敵の攻撃か!?」
ビルの窓から顔を出した男性が叫んで助けを呼んでいた「助けてくれェェ 死にたくねェ 死にたくねェよォ」
その男の後ろから何本も腕が伸び、ビルの中に引きずり込まれてしまった。
明達は、何か情報が掴めるかも知れないと思い、ビルに筏を乗り寄せて中に侵入していく。
悲鳴が聞こえてくる部屋に近づき、ドアの割れた窓から部屋の中を覗いてみると、人間達が人力で動く装置を動かさせられていた。
その装置は、石棺に人間を入れ、上から石で人間を押しつぶして血を搾り取る装置だった。
その部屋には、吸血鬼も多数いて、さらに捕まっている人間達が牢屋に入れられていた。
吸血鬼「ボス!! もうこの樽も 血がいっぱいになりましたよ!!」
吸血鬼のボス「これで樽いくつだ?」
吸血鬼「五つ目です」
ボス「フン あとこんだけ人間がいれば十分だな。もう二樽もあれば 十分な土産になる。これで…俺たちもなんとか 血の楽園に入れてもらえるはずだぜ」
血の楽園という言葉を聞き、明はドアを開けて部屋の中に入っていく。
吸血鬼「なんだてめェ 人間か!!」
そう叫んだ吸血鬼は、明の仕込み刀で一刀両断された。
明「聞きたい事がある 話してもらおうか」
感想
わからない
前回も
たいした情報は掲示されなかった
今は一応 適当な方向に向かっている
明達は血の楽園を目指しているが、場所は分からず、どこかで情報を入手しようとしていた。
自衛隊員も血の楽園の情報持ってねェのかよ! っていうか明は、左吉を殺されたと聞いて怒りのあまり机を叩き割って、その直後に隠れ家を出てきたはずなんだが… あの後、軍医に血の楽園の場所を聞くために戻ったのかァ? カッコ悪ィなァ…
自衛隊員達も血の楽園が知らねェのか… 姑獲鳥が倒されたっていう情報はどっから仕入れてたんだァ? 明達の移動と同じぐらいのスピードで自衛隊に伝達していたぞ? それぐらいの情報網を持っているなら、吸血鬼が要塞を作っている事も耳に入るはずだが…
それに拷問野郎はどうしてェんだ? 左吉を殺した自分に手を出せねェ事で悔しがるだけで満足なのか? 明達を血祭りにしたいから血の楽園に来てほしいのか? 明達を返り討ちにしてェから自分の居場所を言ったはず。でもそれなら血の楽園の場所も言うはず。…どうしたいのか分からねェ!!
ハ
「時よ止まれ!『ザ・ワールド』!!」
を見たのは何年ぶりだろう
筏で進む明達に野球のボールが飛んできた。
こんな所で
「ファールボールにご注意ください」
のアナウンスが必要になるとはな
誰も筏を漕いでねェで、風を帆で受けて進んでいる状態だからスピードは遅ェだろうが… それでもなかなかコントロールいいじゃねェか! でも…肝心のボールにスピード感が全くねェ! ボールが空中を飛んでいる描写を描くなら、輪郭をぶれさすもんじゃねェのかよ!! へ? 待てよ… このヒュッっていう擬音と、空中で物体が静止したかのような絵。どこかで見たような…
61話「トマト」で、勝次が明と出会った時に投げたトマトと一緒じゃねェか! 勝次はトマトを潰れねェように優しく投げたから、空中で停止しているように見えてもおかしくねェ。このトマトの描写はあっちょる。でも野球のボールは… ハッ!そうか! この野球のボールも、もし人に当たっても怪我しねェように優しく投げたのか!! 吸血鬼のスキを見て逃げ出し、なんとか助けを呼ぼうと窓の外を見たら偶然筏に乗った人達を見つけたという千載一遇の状況なのに! そんな状況なのに、それでも人のことを思いやれる事が出来るなんて!! 聖人君子とは、この人のために作られた言葉と言っても過言ではねェ!!
どうもこうも
吸血鬼は本来
血を吸うもんだろ
明達がビルの中に入っていくと、人間が『人間を押しつぶす装置』を動かさせられていた。
わざわざこんなもん作ったのかよ! どっかの工場の中ならなんらかの装置を利用して、こういう装置を作り上げちまったというのも分かるが… わざわざビル内に資材を運び込んでこの大掛かりな装置を作っちまったっていうのか? でもこれを使っても人間一人からバケツ一杯分しか搾り取れねェ、効率の悪ィ装置… これより効率の良い椅子や樽を作っている彼岸島の吸血鬼のほうが東京より進んでいるじゃねェか!
森と海しかねェ村の
クラフトレベルが半端ねェ
寝言言ってやがる
どんな平和な夢見てるのやら
吸血鬼達が血を集めていたのは、血の楽園に入るための献上品にするためだった。
面長にオールバックで
肩には赤タオル
「元気があれば何でもできる」感が半端ねェ
人間の血を集めていた理由は、血の楽園に入るための献上品としてなのか! 辛ェな… 吸血鬼達は好き勝手に生きているかと思いきや、階級社会なのかよ… でも血の楽園に入るために血が必要なのかァ? 血の楽園っていうぐらいだから、人間の血は大量にあるんじゃねェのか? それに血の楽園どころか、吸血鬼が居る集落には、捕まえた人間がいて血の量は十分あるんじゃねェのか? 勝次が捕まっちまっていた上野にも、人間を入れておく牢屋があったぞ? このビルでも人間を集められてるじゃねェか! 本当に血を土産に持っていけば入れてもらえんのか? 「血の楽園に入れてもらえる”はず”だぜ」だから、ただの憶測じゃねェのか?
短い間に”十分”を2回繰り返す
コイツのバカさを十分表現しちょる
さらには血を詰めた樽の数も把握してねェ。部下が隠れて飲んでいたらどうすんだ? こんな頭の悪ィ奴が言ってることだから信じらんねェな。「血の楽園に入るには血が必要」ということは、話半分で聞いておこう。
ビル内のボス様ァ!
血の楽園より
後楽園ホールのほうが
お似合いだと気づいてくだされェェ!!
最後に野球ボール投げた奴
一花咲かせたね
血の楽園というキーワードを耳にした明は、ドアを開けて中に入っていった。
決断早ェ! 血の楽園と聞いたら即ドアオープン! でもこれで捕まっちまっていた人間達は助かる事が出来る! あの野球のボールを投げた人のおかげで、こんな絶望的な状況から助かるという奇跡が!! 死後に奇跡を起こす、まさに聖人!! 聖人は死後に2つ以上の奇跡が起きねェと聖人と認定されねェと言うが… あったよ! もうひとつの奇跡が!! もう一つの奇跡とは、明達に都合よく”血の楽園”の情報が手に入る事!! このお方は立派な聖人じゃねェか!
丸太を持って「すまない すまない」
師匠も蘇らせる奇跡を起こすとはな
それにしても都合よく血の楽園の情報が出てきやがる! 雅の息子を探していたら、国会議事堂にいると聞き… 血の楽園の場所を探していたら、血の楽園の情報を持っている吸血鬼を見つける… でも次に行きたい目的地にならないと、その場所の情報は手に入らねェ。この彼岸島はオープンワールドじゃなくて一本道だったのか!
すまない
ただちょっと口下手だもんで
明は吸血鬼をたたっ斬り、「聞きたい事がある 話してもらおうか」と訪ねた。
コイツが宮本明
この漫画の主人公
見ての通り
初期の強敵であった吸血鬼を
道案内アプリ代わりにしている奴だ
テンプレみたいな幕間だけどなぜか面白い