雅がいる東京まで辿り着いた明達。
東京は要塞化されており、硬い鉄の壁が聳え立っていた。
どうするか迷っていた明達の前にエテ公が現れ、壁を攻撃しだした。
しかし、壁は壊れず、サイレンが鳴り出した。
あらすじ
拡声器から流れる声「3025番の壁 邪鬼による攻撃 第42対策班集合」
勝次「吸血鬼たちが反応してる・・・」
鮫島「頑張れエテ公。東京の壁に穴を開けてくれ」
エテ公「オンナ・・・ オン・・・ナアアアア」
再び東京の壁に体当たりするエテ公。
何度も身体を打ち付けるが、壁は壊れない。
鮫島「なんて硬ェんだ あの壁!! ビクともしねェ!!」
エテ公「イイイイ」
背中にあったエビの足を壁に突き刺すエテ公。
鮫島「あの背中の足で攻撃してるぞ!! あんな使い方があったのか!!」
エテ公の攻撃で壁の鉄板が一枚剥がれ落ちた。
勝次「壊れた!! 鉄板が一枚はがれた!!」
鮫島「いいぞ!! いけるかも!! 頑張れエテ公!!」
ブスッ
突然、エテ公の左目に何かが突き刺さった。
鮫島「なんだ? 何かがエテ公の目に刺さった…」
壁の隙間から槍が大量に飛び出してきた。
勝次「槍だ!! 壁のすき間から槍が!!」
エテ公「ギ?」
ザス ザス ザス ザス
飛んできた大量の槍はエテ公の顔に突き刺さる。
仰け反るエテ公「ギア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛」
鮫島「そんなっ」 ネズミ「倒れる!!」
しかし倒れずに踏ん張るエテ公「オンナ・・・ オン・・・・」
鮫島「持ちこたえた… すげェ執念…」
再び壁に体当たりをし、背中の足で壁を激しく攻撃しだすエテ公「オンナア゛ア゛ア゛ア゛」
ネズミ「こりゃ・・・ もしかしたらいけるぞ」
サイレンが鳴り、拡声器から流れてくる声「3025番の壁 対邪鬼専用兵器」
壁に複数の場所で大きく穴が開き出す。
明「対邪鬼専用兵器…?」
壁からの声「発射!!」
ロープが付いた大きな槍が飛び出してくる。
エテ公の身体を串刺しにする槍。
鮫島「でけェ矢かと思ったけどワイヤーで繋がってるぞ」
壁から聞こえてくる声「開け!!」
エテ公に刺さった矢が開き、エテ公の身体を切断する。
エテ公はバラバラにされてしまった。
鮫島「そんな… あっという間にエテ公が粉々に…」
明「これが… 東京の壁…」
「誰も超えられない…」
感想
ちくしょう 壁の硬さが半端ねェ!
エテ公の体当たりは、人間が立っていられないほどの揺れが起こる衝撃なのに壁は壊れねェのかよ! どれだけ頑丈なんだァ?
その体当たりでビクともしなかった壁が、エテ公の背中にあったエビの細ェ足の攻撃で簡単に壊れやがった!
ワケがわからねェ! この細ェ足はそんなに硬ェのかァ?
頑丈だった壁にすき間が出来て、そこからエテ公に向かって槍が放たれる。どれだけ槍があるんだよ!
ちくしょう 槍の多さが半端ねェ!
顔面をこれだけの槍に刺されちまってもまだ壁に向かうエテ公の女への執念が半端ねェ! そこまですげェ執念を見せたエテ公だったが…
エテ公 東京の壁にて散る
まだ向かってくるエテ公に吸血鬼達は対邪鬼兵器で撃退。この兵器、超すげェ!
矢尻から勢い良く開いただけで邪鬼の身体がこんなにもバラバラになっちまうものなのかァ? 吸血鬼の中に見ての通り頭のいい西山みてェなヤツがおるのか!? 西山が彼岸島で作った兵器は爆弾とか火炎放射器だとか網を発射するバズーカだとかなんでも切れる黒い糸だとか作ってたけど、もし西山が本土でも人間軍にいたら西山が作ったとんでもねェ兵器を見られたのかなァ…
なるほど考えちょる
壁の高いところまで血が飛び散ってるのはおかしいと指摘したが
これは撃退した邪鬼の血だったんだな。今回のエテ公の顛末はしっかりとヒントが隠されていたってワケか! ちゃんと考えれば人間の血が壁の高いところまで飛び散るのはおかしいし、なにより吸血鬼が人間の血を無駄にするワケがねェ。これは邪鬼の血だと先生ェはヒントを示していたんだ。先生ェの緻密な設定が半端ねェ!
そしてこの壁を作った目的は邪鬼から身を守るためになのかァ? でも要塞内の吸血鬼が血を吸えなくなって邪鬼に変身しちまうことはねェのか? 雅がいることだし人間の血も簡単に手に入って全員に行き届くように管理されておるのかァ? 先生ェのことだからそういう設定も完璧だろう。
コイツが彼岸島
見ての通り
緻密な設定の漫画だ
ちゃんと知っておるのか?
東京の侵入方法を
要塞化した東京への侵入方法を知っている精二が一コマも出てこねェ! 「東京が要塞化されたけど、侵入方法を知っている人間がいる」と聞いてからあれだけ探したのに… 知っているのが鮫島の弟の精二だと分かってから救出までにあれだけ苦労したのに… 何も聞かねェのかよ!
救世主様ァ!! 侵入方法を知っている精二に気づいてくだされ救世主様!!
先生ェは設定をちゃんと考えておるのか? なぜ誰も精二に侵入方法を聞かねェんだ?
でもこの難攻不落と思わせる壁を明のとんでもねェ作戦で超えていくのも見てみてェ!