アニメ『ザ・ファブル』17話までの内容は、原作だと93話―――宇津帆が登場、ターゲットを貝沼と決めた。一方、その貝沼は「僕はやりたい事をやるんだ―――」と、ミサキへの歪んだ想いを実行に移そうと決意した―――。
その調子だと
俺の予想だが―――・・・・
時間はかかるだろ――が
宇津帆編まで描けるようになる
アニメ『ザ・ファブル』の18話の内容は、原作93話の途中―――洋子が佐藤に頼まれてカレーを作りながら4年前の6月の事件をピックアップしていくところから―――原作99話の最後―――正確には99話の最後のコマ・ミサキのシャワーシーンは無かったが―――ミサキの部屋に仕掛けられた貝沼の盗撮器を宇津帆が回収して中身を見て、名刺のデザインをオクトパスに頼もうというシーンまで―――。
徹夜で書きまして―――
アニメの感想を―――・・・・
気がついたら朝でした―――
洋子が昔の殺人事件をピックアップしていくシーン―――。佐藤が「違う」と言って次々言っていくが―――・・・・。
普通の人ならせっかく覚えたのにすぐ「ちがう」と否定されて次を促されて―――とされたらイラッと来るなぁ～。原作だと読者の読むスピードとかで人によって印象が変わるが―――
アニメだと即「ちがう」と言っている―――。その間が上手く再現されていて―――原作を呼んだ時よりも尚更、洋子はよくイラッとしないなぁ～。洋子の性格なら言いそうなのに―――と思ってしまう―――。が、洋子はプロ―――。プロの仕事に関しては、これには何か意味があることだと佐藤を信頼しているから口答えをしないと分かるシーン―――。その後、カレーを食べると言った佐藤にツッコむ洋子のところは、プロ同士の会話から普通の人の会話に戻ったとほのぼのする～。
そのプロの佐藤は、プロの仕事の過去話を思い出した後でも食欲減退せずに洋子にカレーを注文―――プロやな―――。ターゲットだけ覚えて生い立ちなどは調べない―――佐藤の仕事への取り組み方がドライだからそういう行動をとれるんだろうが―――今回のエピソードで佐波ヒナコに触れて、過去にやってきた事と向き合うことになるんだろう―――。
貝沼の暴走―――世間や社会、佐藤のせいでこうなったとわけわからん論理を言っているシーン。
原作ではミサキの部屋に向かっているシーンと、部屋の鍵が合わないというシーンの間には佐藤が浜乃屋庄三のCDを聞いているシーンが差し込まれている―――。
アニメではカット・・・・。佐藤のご機嫌なシーンは無くなったところは痛い～。と思ったが、原作にその後にも佐藤が浜乃屋庄三の曲を聞いているシーンがあり、アニメでもそこはカットされていなくてよかった～。最初の佐藤が音楽鑑賞しているシーンをカットしたことで―――貝沼が勢いよく乗り込んでいったのに、鍵が合わなくて焦っている～と一気に流れが出来た―――。これによって貝沼の滑稽さが際立っていて面白くなっていた―――。そして―――浜乃屋庄三の歌声はイカツイ見た目とは違い、意外と優しいトーンの歌声だった―――。
鈴木VSフードとコードの戦闘シーン―――。
初手、コードの発砲で反応する鈴木のシーンがいまいちだった・・・・。
原作では見開きで描かれているが―――
始めてこのコマを見た時、作者は実写化や映画化を狙っているな～と感じ取れた―――。原作に忠実に作っているアニメでは、このシーンはどうなるかと期待していたが―――全体的に暗くて鈴木の動きがイマイチ分かりづらかった・・・・。
その後、鈴木が筋肉バカのコードを盾にしてからの駆け引きはBGMも相まって、緊張感が出ていて良いシーンになっていた―――。後半良かっただけに初手のシーンが悔やまれる―――。もっと最初から緊張感を持って描いてほしかった―――。
通りがかりの佐藤さんが、リハビリ中の女の子に声を掛ける―――。
確かにこのシーンは変な男や～。普通なら、その女の子に気があるか、自分も同じようなリハビリをしていたからアドバイスをするとかじゃない限り、声をかけない―――。これが普通になってしまっている―――。佐藤はいつも頑張ってリハビリしていたから応援するために声をかけたと、真っ直ぐな気持ちをぶつけてくる―――。人として―――正しいのはどちらだ―――？
宇津帆達と貝沼が不穏な動きをする一方―――単純なイラストを描くのに朝までかかった佐藤、ミサキのイラストは10分で描く・・・・その上、なんか太い・・・・。おでんのニオイの話とプロのニオイの話が混ざる話―――。蹴りをかわさなかった佐藤がプロをナメるなよと得意げな顔をしているシーン―――。貝沼が「僕は拳法3ヶ月、柔道2ヶ月、剣道1ヶ月やっていたから佐藤をボコボコにするか？」と言い、見ている方は「どんどん減っているやんけ！」とツッコみたくなるシーン―――。きな臭い話に、面白いギャグシーンが合間に挟み込まれて混ざり合う―――。『ザ・ファブル』らしい回だった―――。
