【彼岸島48日後…】415話「暗闇」大事な太陽様が両目を潰されちまって苦戦中なのに　大切な家族たちは遠くから物投げるだけで　体を張って助けに来やがらねェ！　アドバイスすらしやがらねェ!!

吸血鬼の賭博場・竹馬街にいたアマルガム・太陽様と戦い始めた明。太陽様は明の母親を虜にして明の動揺を誘っていたが、小春のサポートにより克服。明は太陽様の左目を潰すことに成功した。明は右目も潰すことを狙う。小春との良いコンビネーションで太陽様の右目に斬りつけることに成功した！

そんなっ
彼岸島のネタバレが次々と
繰り出される
ああ
悪夢だ…

あらすじ

明は太陽様の右目も潰すことが出来た。

何も見えなくなってしまった太陽様は、顔にくっついている明を手で払おうとしたが、明に手首ごと切り落とされてしまった。

倒れてしまった太陽様だったが、白髪族や女たちの応援で残った力を振り絞り立ち上がる。そして顔面を街の壁に打ち付け始めた。

太陽様「小僧が捕まえられぬなら潰してやる」

何度も顔を壁に打ち付ける太陽様。明と小春は必死に潰されまいと掴まっているだけだった。

明は「潰される前に殺せばいい」と言い、太陽様の顔から生えている角を斬り落とし始めた。

太陽様「ア゛ア゛ア゛ア゛　死ぬものか。ここは俺の聖地だ。俺の楽園だ。みんな家族だ。俺の大切な家族なんだァァ」

太陽様は顔の角を切り落とされたことで、のけぞる体勢になった。

明「すべてがお前の家族ではない。覚えておけ。少なくとも一人は俺の母親だ」

明は、仰け反った体勢になった太陽様の首を斬り落とした。

落下中、明は小春と繋がれているおんぶ紐を外して、小春を蹴った。蹴り飛ばされた小春は川に落下して無事だった。

川の水面に顔を出した小春は、太陽様がやられて嘆き悲しむ白髪族たちの姿を見た。そして倒れた太陽様の体の上に立つ明の姿を見た。

小春「いやがった…　太陽を倒しやがった」

感想

仕込み刀が折れねェ！
槍が折れねェ
刺さったまま抜けねェ！
彼岸島世界の武器職人は
名工揃いかよ！

両目を潰された太陽様。顔にくっついている明を捕まえようと手を伸ばしたが、手首を切り落とされてしまった。

角もまとめて斬りゃいいのに
手首だけ斬り落とす！
このデケェ敵を倒すには
部位破壊の
手順を守らなきゃいけねェのか!?

なっ!?　角の間の向こう側にある手首を斬ったァ!?　どうやったら斬れんだよ！　明の仕込み刀の射程距離はどうなってやがんだァ？　へ？　太陽様の手が迫ってきた時は背中側だったのにどうやって斬りつけたんだァ？

槍を持っている小春が地味に回転してサポートしてやがる！　明が手首を切り落としてくれる確信が無ければ、咄嗟にこんな動き出来ねェぞ？　早くも以心伝心出来ちまう関係じゃねェか！

太陽様は両目を潰されたので、何も見えなくなった。頭を振り回し、躓いて転けてしまった。

ジャラジャラした物付けて
トゲトゲした物付けて
ヘッドバンギング！

クラウド・サーフィング敢行！
なんだコイツ　いきなり
ロッカー気取りかよ！

ブンブンされちまっても、太陽様が倒れちまっても、槍から手を離さねェ！　自分だけでなく明の体重も支えてんのに！　吸血鬼になっちまって力が3倍になっているとしてもすげェじゃねェか！

ガアアアア　クソッ
夢を掴まえられん!!
見えん
何も見えん
理想も見えん

倒れた太陽様の顔にまだ明と小春がくっついているので、白髪族たちは物を投げつけ始めた。白髪族や、太陽様のスネに引っ付いている女達は「幸せに暮らしているだけなんだから出て行け」となじり始めた。

ボスの両目を潰されちまっても
お客なら出て行かなくてもOK！
仕事熱心過ぎるじゃねェか！

顔にくっついている明と小春を捕まえられないので、太陽様は顔面を壁に打ち付け始めた。

これが太陽様
ヘッドバンギング
クラウド・サーフィング
過激なパフォーマンスを売りにしていくうちに
行き着く所まで行ってしまった末路の姿だ

ひいいいいい！狂ってやがるゥゥ！　背中にはまだ腕があんのに！　背中にある腕も、ビルを支えるほどの力があったじゃねェか。背中にある腕は顔までは届かねェのか？　口の周りから生えちまってる指も役に立たねェのか？　それに…ガンガンじゃなくてグリグリして潰しちまえばいいじゃねェか！

この竹馬街の白髪族の縄張りに作り上げた街は、太陽様が人間の頃から思い描いていた理想郷だった。

太陽様の人間時代の姿！　爽やか青年じゃねェか！　立花様や蟲の王、姑獲鳥など、人間の頃はイケてねェ奴らと違ってイケてそうな顔してやがるぞ！　モテモテで一夫一婦制があることを憎んじまうはずだ。そしてアマルガムになっちまって、作り上げた理想郷がこの姿！

こんな街が本当に頭に思い描いていた街だったのかよ！　命をかけてアマルガムになったというのに、一夫一婦制を廃止したのに、嫁が複数になっちまってもスネにくっつけてるだけ！　ボスなのにビルを運ぶ重労働をやらなきゃいけねェ！　ボスなのに「輝け」「輝いて」と、ポケモンのように戦い方を命令されちまう！

やり直してェ！
街づくりシミュレーションなら
リセットして
やり直してェ!!

やめんか
現実はリセット出来ないんじゃ
そして…
理想と現実のギャップに苦しむ姿が
これなんじゃ

コイツのおちる先は
よくわからんな
話半分で見ておこう

明は潰される前に殺せばいいと、太陽様の顔にあった角を斬り落とし始めた。

母親が見ている前で
二人で共同作業！
これもひとつのケーキカットってやつだな

デタラメみてェな強さじゃねェか！　簡単に角を斬り落としていきやがる！　あれだけ壁に頭をぶつけちまっても折れねェ角だったのにこんなにスパスパ斬れちまうのかよ！　前回は、足場が安定しねェから右目に仕込み刀が当てられねェ！ってやってたのに、今回はぶら下がりながら枝払いのごとく斬り落としていきやがる！　こんなに簡単に斬れんなら、目を潰すとか手首を斬り落とすとか段階を踏まなくても勝てたんじゃねェのか？

追い詰められた太陽様。悪あがきをしようとするが…

「俺達の楽園」
じゃなくて
「俺の楽園」！
出ちまってる！
死ぬ間際に
本音が出ちまってるゥ!!

結局、独りよがりの理想郷ってやつだったんだなァ…　蟲の王に変異させられちまった人は元に戻ったから、太陽様が死んだことで消した記憶も戻るのか？　鮫島の腕が切り離されても脈があったように、連動するんじゃねェのか？　アマルガムの能力で変化させられちまったものは、そのアマルガムが死んだら元に戻るってことは…雅を倒したら、吸血鬼ウィルスも無くなっちまうのか？　吸血鬼も人間に戻れるのかァ？

明は太陽様の首を斬り落とした。落下する中、明はおんぶ紐を外して小春を蹴った。蹴られた小春は川に落ちて怪我をせずにすんだ。

戦いがフィニッシュを迎えたことで…
巫女姿の成人女性を
実の母親の前で
赤ちゃんのように背負うという
高度なプレイもフィニッシュ！

無言で蹴りを放つ明が
終わった後の冷たい彼氏のようだぜ！

ここまで庇うってことは、小春も大切な家族の一人になっちまったって認めちまったのか？　ンで、明は太陽様の体の上に立ってやがったが…どうやって着地したんだよ！　一人ならあの高さでも無傷で着地出来るのかァ？　あの高さから落下しちまっても、明は無事だとしても…太陽様に咥えられちまってた母親はどうなってんだよ！

落下中には太陽様の左口に咥えられたままなのに、落ちた頭には母親がいねェ！　落下の最中、もしくは落下の衝撃でどっかに飛ばされちまったのか？　太陽様が大切な家族を守るために口の中に入れたのかァ？　この後に明が捕まるってことは確定してるから…へ？　白髪族達や女達ががあれだけ慕っていた太陽様が死んじまった。もうこの世の終わりかのように嘆く白髪族たち

なのにこれから2日後、鮫島たちが白髪族の縄張りを訪れた時は…

元気に逞しく生きてやがる！
立ち直りが超早ェ！
メンタルの強さが半端ねェ!!