アニメ「ザ・ファブル」19話までの内容は、原作だと105話の途中まで―――貝沼親子が宇津帆事務所を訪れ、「清水ミサキさんをご存知ですか?」と聞かれたところまで―――。
なんとなく察しは
ついてる―――・・・・
20話もアニメ見りゃ
語らずとも
カットしたなと
わかる事も多い
アニメ「ザ・ファブル」20話の内容は、原作だと105話の途中から―――貝沼親子が宇津帆事務所を訪れて、宇津帆が清水ミサキさんとの関係を聞いたところから、原作111話の最後まで―――洋子は鈴木を返り討ちにし、山中では捕まった貝沼は逃亡したことをしった井崎が殺意を持って銃を取り出したところまで―――。
冒頭の宇津帆事務所での出来事―――。井崎が姿を見せる前、貝沼が無駄な抵抗しているところがカットされている・・・・。悦っちゃんが簡単に認めたみたいになっているな―――。原作では悪あがきしていたのに―――
悦っちゃん、もう無理だよ・・・・っていう状況をカットされていた・・・・。悦っちゃんの諦めが悪いというか、これじゃあ仕方ないなっていう面を見せているシーンなのに・・・・。こっから井崎登場でとどめ刺されるっていうのが良いのに・・・・。
その後、貝沼が攫われ、顔に袋を被せられて井崎と喋っているシーンもカットされていた―――。
ここでは顔が見えない井崎のことを「ミサキのストーカー」だと決めつけ、お前のせいで6000万払わなければならなくなったと―――ここまで来てまでも他人が悪い、他人のせいだと言ってる貝沼が描かれて、重要な人物描写のシーンなのに―――・・・・。
まぁ、これまでに悦っちゃんの悪い部分は充分描かれているからいいか―――? 最初の宇津帆事務所のシーンは原作だと105話、井崎とのシーンは原作だと110話なので回が離れている―――。しかしアニメだと同じ回なので、貝沼の人物描写がクドくなってしまうのでカット―――か? これはプロの判断か―――。
この同じような出来事があっても原作だと回と回の間が空くが、アニメだと同じ回に―――というのは別の事でもあった―――。原作だと107話で社長が腹を壊していて、111話で井崎が腹を壊している―――。アニメでは同じ回で、同じように腹を壊して席を外していると何かが起こり・・・・って話の流れが被っていた―――。原作だと間があって気にならなかったが、アニメだと同じ回で同じような話の流れが目立ってしまった―――・・・・。アニメになって話がギュッと縮まることで―――話の都合上、キャラの腹の調子を悪くさせて話を動かそうとしている手法がバレてしまった・・・・。
俺は波風を
立てたくない―――
だから感想だけ書く
貝沼の無駄な抵抗はカットされていたが、その後の宇津帆が貝沼親子を追い詰めていく様子は流れるように行っていて、ここは良かったなぁ~。大きなショックを受けることを言われて、動揺して思考停止している間に良いように丸め込まれてしまう・・・・。詐欺師がカモを丸め込む様子が上手く表現できていた―――。
公園でヒナコのリハビリを手伝う佐藤―――。
佐藤のセリフ「エライな! 頑張ったんやな」「汚れてる? これくらいは汚れたうちには入らない―――・・・・」―――。これは佐藤の過去の仕事を考えるとまた別の意味を持ってくる―――。真っ当に歩いているのはどちらなんだろう―――?
貝沼親子―――
母親は次の日には示談を決断して素早く6000万を振り込んだ―――。
息子の悦司は次の日にはミサキを襲う決断をして実行―――。
親子共々実行力があるなぁ~。その実行力を別に活かせれば・・・・。自分の欲望のために実行力を上手いこと発揮できたのがプレイボーイの河合なんだろうな~。
そんな実行力がある貝沼を取り押さえた佐藤の動き速え~! 素人の動きではないと、素人目からも見て取れる―――。
その後の佐藤と鈴木の、プロ同士の会話の緊迫感―――良いなぁ~。普通の親子が歩いている―――その前では裏の顔を見せない―――というのも良い―――。
宇津帆が貝沼親子を騙す所、流れるように畳み掛けるように自分の考えを押し付けた―――。貝沼を瞬殺した佐藤の強さの秘密も、同じように社長が勝手に喋り続けて自分の考えを押し付けている―――。言われたことを素直に受け入れた貝沼親子のほうは「大事になってしまったな、どうするんだろう?」と思うが―――佐藤のほうは「まったくその通りです。社長―――」とすぐさま受け入れて笑ってしまう~。本当のことがバレたらヤバイのは―――どちらかというと社長のほうなんだが・・・・。社長が佐藤の強さのことを深く聞いてきたらどうなっていたか・・・・。
洋子の家に侵入する鈴木―――。
原作だと洋子は少し話すが、アニメでは無言―――。いきなり家に入ってきて銃を見せられたら、無言で素直に動く―――そんな女、いるか―――? 普通じゃないだろ~ってことを後で鈴木も言うが―――その普通じゃないって様子を表現するにはアニメだと無言のほうが良いか―――。
そして普通じゃなかった洋子が鈴木を圧倒~。その後のセリフが「言ったでしょ見当違いだって」の所までで終わってる―――・・・・。原作にあったその後のセリフも入れていてほしかったな―――
ハンデ貰いながら一瞬で負けたのに、チャリに乗って話しかけてきたアイツはさらに上なのかと絶望感を与えるセリフなのに―――。この後も洋子が強さを見せるシーンもあるが、洋子も強かったのか!と始めて分かるのがここなので、洋子の強さの余韻に浸る感じのこのシーンをやってほしかったなぁ~。
捕まった貝沼、鈴木―――。想定外の波風が起こり―――その波風を乗り越えられる方法をこれまでに学んできたのは―――・・・・
今回の鈴木と洋子、次回の鈴木と洋子もアクションの作画が
いまいち盛り上がらないんだよなぁ。