アニメ「ザ・ファブル」20話までの内容は、原作だと111話の最後まで―――洋子は部屋に来た鈴木の銃を取り上げ、山中では拘束された貝沼が逃げ出して井崎が銃を取り出したところまで―――。
アニメは大丈夫ッ!
泣く泣くカットしても
大丈夫ッ!
アニメ「ザ・ファブル」21話の内容は、原作だと112話の最初から―――真黒住宅に来た鈴木から奪った銃を突きつける洋子から、原作117話の最後まで―――ファブルだと分かった佐藤を相手に、鈴木と宇津帆はどう戦うか? ヒナをエサに使おうと決めたところまで―――。
鈴木から銃を取り上げた洋子が「兄はさらに強い」のセリフ―――
このセリフは前回はカットされていたが、今回の冒頭にこのセリフを言っていた―――。流れ的に、「兄はさらに強い」と言って、鈴木が「洋子は人を殺したことがないだろ?」と反論―――。洋子が強いのは分かったが―――人を殺したことがある鈴木と、無い洋子がマジでやりあったらその差で強い弱いがひっくり返るんじゃないのか?となるから、今回に入れたほうが良かったと思う―――。アニメスタッフのプロの判断は確かや―――。
アタシは
そんな女じゃない―――
アニメの感想なんて
本当は書いては
いけない女―――・・・・
鈴木を6秒で倒す洋子―――。
原作だと経過秒数を入れながらスローモーションのように描かれていたが―――
アニメだとここの演出はどうなるかと気になっていたが―――スローにせずにリアル6秒で洋子は鈴木を倒して鍋の火を止めていた―――。原作と同じようにスローモーションにして、秒のカウントもスローにすることも出来ただろうけど―――そうすればカウントの遅さで、時間を遅くして描写していると表現していても―――洋子と鈴木の動きがどうしても遅く見えてしまうので迫力や洋子の凄さが伝わらない―――。リアル6秒にしたのは良かったと思う―――。が、この格闘シーンのスタートの合図である、鈴木がテーブルを蹴り上げたシーン―――
原作だとこのように分かりやすかったが、アニメだと鈴木がテーブルを蹴り上げたというのが分かりにくかった―――・・・・。スタートの合図が分かりにくかった所が残念だった―――・・・・。
この後、原作だと一旦山中の井崎のシーンに移ってから佐藤帰宅のシーンになるが―――アニメだとその井崎のシーンをカットして、佐藤帰宅、縛られた鈴木「めちゃくちゃ強いな――― 妹ォ―――」にシーンに即繋がっていて、瞬殺っぷりが強調されていて良い演出だった―――。
悦っちゃんが死んでしまった―――・・・・。
袋を被せられて前が見えずに手を縛られた状態で崖から落ちたんだから―――拳法3ヶ月、柔道2ヶ月、剣道1ヶ月習ったといえど受け身は取れないから仕方ない―――・・・・。この短期間で切り替えている格闘技歴なら受け身を習得したかどうかも怪しいけど―――。
佐藤は襲撃されたのにジャッカルドラマ視聴―――。
警戒いっさいなし―――。まぁ鈴木のほうは楽勝で警戒無しだとしても、貝沼のことがあったのにジャッカルのドラマ見て笑えるか―――。貝沼は1話に出てきたヤクザと同じくらいの存在なのか―――?と思ってしまうが、佐藤が生きてきた世界だと引きずるのはダメなんだろうな―――。(宇津帆は弟の死を引きずっていたが、プロの殺し屋・殺し専門じゃなくて稼ぎの流れで殺しもするという感じだからそこは佐藤達と違うんだろう―――。)
ここで気になるのは、佐藤はジャッカルドラマを見ている最中に襲撃されたらキレるんだろうか―――? 佐藤からヒナに電話をかけてきたのに、ジャッカル富岡のドラマを見て笑いながら話していたことを宇津帆は聞いていたから、j案としてジャッカルで気を逸らすとかの作戦を練って実行してほしかった―――。さすがにジャッカルを人質にするのは無理だけど―――・・・・。鈴木を送り込んだのに佐藤が生きていることが不思議過ぎて、佐藤がジャッカルに熱心なことは気にかからなかったか―――?
宇津帆「まさかファブルか?」のシーン―――
原作ではピタっと止まって気づくという流れだったが―――
アニメでは止まらずに流れるように「まさか ファブルか」と言っていた―――・・・・。ちょっと気取った所がある宇津帆と鈴木のやりとり―――ドラマチックにするために少し間を入れてほしかった―――。
佐藤が撃たれる悪夢を見たヒナ―――。
佐藤が撃たれたところはリアルな感じが出ていて良かった―――。リアルだったと言いながらも、人が撃たれるところを見た事ないけど―――・・・・。
そんなヒナの心配は気にせずに、いつもどおり公園でヒナのリハビリを手伝おうと待っていた佐藤―――。正体がバレているのに平然と同じところに姿を現すというのは、宇津帆から見たら恐怖だろうな―――。過保護に育てられた子供たちをカモにして食っていた宇津帆が、さらに過酷だった世界に生きてきた佐藤に食われてしまうのか・・・・。