みそいれにしやす

面白いと思った漫画のあらすじ、感想、考察などを書いてます。ネタバレが嫌な人は注意して下さい。

喧嘩稼業

【喧嘩稼業】82話 夢斗「俺が1番横綱を追い詰めた!! 俺が1番横綱を追い詰めた!!」  金隆山「脚への逆とったりとかが出てきてからもふくめてか?」  夢斗「ハイキックまでは1番追い詰めたのに!! ハイキックまでは1番追い詰めたのに!! ハイキックまでは1番追い詰めたのに!!」

投稿日:2017年10月16日

陰陽トーナメント1回戦第4試合
川口夢斗 対 金隆山康隆

激戦の末、金隆山は脚を蹴られたが、夢斗の右腕を折り、左腕も逆とったりでマッチ棒のようにへし折った。

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あらすじ

セコンドの川口拳治はタオルを投げようとしたが、夢斗はまだ続ける意思を示す。

夢斗は金隆山の腹部への膝蹴りを繰り返し、脱出。

右ローを出すが、当たった後に金隆山に足首を掴まれてしまう。

しかし夢斗は右足首を掴まれた状態で左の飛び膝蹴りを金隆山の顎にヒットさせる。

金隆山は夢斗の右足を離してしまうが、後ろに下がらず頭突き。

仰け反った夢斗の顔面に追い打ちの鉄砲。

川口拳治(十分だ。夢斗には俺のすべてを教えている。十分だ… もう十分に打った。十分に見せた。見えているが故に―――100%入る)

夢斗は右の蹴りを出す。

金隆山は打たれそうな左足に力を入れる。

が、夢斗の蹴りはハイキックだった。

金隆山の左側頭部にヒット。

立っている夢斗の身体に顔を付けて倒れ込む金隆山。

勝利を確信した夢斗の弟「倒した… 金隆山を倒したのは…川口夢斗…」

川口拳治「…意識を失っていた。金隆山は間違いなく意識を失っていたのに!!!!!」

金隆山は夢斗の右足を掴んで右脇に挟み込んでいた。

テコの原理で夢斗の脚を折にかかる金隆山。

丸太のような夢斗の脚だったが、夢斗はロープにもたれかかっていて身体は宙に浮かんでいる状態。夢斗は黄金の足に力を出せない状態。

金隆山ならば―――金隆山ならば―――
川口の黄金の足を
川口の最強の武器を破壊できる

夢斗の右足を破壊する金隆山。

夢斗の身体を抱え込む金隆山。

金隆山「ありがとう」

金隆山はさば折りをしようと力を込めだすと、夢斗は意識を失う。

同時にタオルが投げ込まれた。

一回戦 第四試合
勝者 相撲 金隆山康隆

感想

あなたが掲載されているなら嬉しいな

今回は大増量34ページ! 普通なら約18ページなのに!! ほぼ倍のページ数!!!!!

「ありがとう」
感謝の表情だった

反町
まあ掲載予定は45号だったんですけどね… それに毎週載ってないし増量って言われても詐欺だろ…

木多康昭ならば―――
木多康昭ならば―――
週刊誌に毎週掲載という最強の武器を
破壊できる

あなたがマジ者なら恐ろしいな

両腕を折られたが続行する夢斗を見たアリは立ち上がり「続けるのか」と驚いてる様子。コイツもまだまだ甘ちゃんか… 子供のかっちゃんは「なんでぇー」と両腕骨折の瞬間を見ても動揺せずに不満そうな顔を見せているというのに。両腕骨折って結構グロテスクなんだが… かっちゃんはまだ小学生だと思うんだが… かっちゃんは試合観戦で涙を流したが、その涙は金隆山が負けそうになった時にしか流さなかった。格闘家のアリでもびびってるのに… かっちゃんは実はマジ者なんじゃねーのか?

かっちゃん「腕を折られたぐらいでびびってんなら
格闘家なんて辞めちまえ」

あなたが戦うなら嬉しいな

芝原佑はニッと笑って楽しんでいるな。十兵衛の策略に気づいたりしていたし佑は陰側思考か? 佑が戦うところも見てみたいなぁ。あったとしてもいつになるかわからないが…

 

 

十兵衛「あなたが不死身じゃないなら嬉しいな」

飛び膝蹴りで抜け出した夢斗を見た工藤は「掴ませないか」。冷静に見ているけれど観戦中も十兵衛からの嫌がらせを受けているんだろうな… でも工藤は力以外に不死身っぷりも特徴だったが、この試合の二人の不死身っぷりを見ていると工藤って別に特別不死身ではないんじゃねーか?

工藤優作
本名 田中は
“不死身”という設定が好きだった
この設定は自分の事を表していると思うほどに
自分に合っていると思っていた
呼び方にあこがれを持って
そう呼ばれる事を誇りにしたいと思った

おい工藤 お前の不死身設定…死んだぞ

あなたが成長するなら嬉しいな

下がらない金隆山を見た里見「下がらない」。夢斗に蹴られ続けても前に進んでコーナーに追い詰めた金隆山を見た時にも驚いていた。山本陸に負けて一回下がった里見は立ちあがったが、金隆山は2度目はないと知っていたか? 里見が「負ける事でしか得られないものがあるんだよ」と言った。田島彬は「自己を知っていれば負ける必要などなく最初から気づいている」と言った。夢の中で自分と戦い続けた金隆山は自己を知っていたんだろうなぁ。里見は強さを求めて外に出ていったけれど、まずは自分の内面を掘り下げたほうが良かったのではないだろうか?

里見「先ずは自戒より始めよ―――か…」

奇しくも里見の相手は獄中で内面を見続けていただろうカブト。普通なら外で武者修行した里見が、何年も獄中にいたカブトに負けるはずはないんだがどうなるか… このトーナメントで試合をすると陽側も陰側を知って成長すると文さんは言ったが、カブトとの戦いで陰側である里見も成長するか?

哀しいな里見賢治…
負けても学習していない
何カ国で修行しても
内面は成長していない者だっていうのは…

生野勘助「あなたもアゴが長くなるなら嬉しいな」

夢斗の飛び膝蹴りが金隆山のアゴに当ってアゴは嬉しそう!
生野勘助

なんて事でしょう!
アゴは美味しい食材になろうと必死です!!

本当は真空飛び膝蹴りを見れて嬉しいんだろうが…

生野「川口の真空飛び膝蹴りを見たいと思った事はないのか」
「ある!!!」
生野「拳治の技を受け継いだ夢斗が
真空飛び膝蹴りを出す。

それを拳治がセコンドで見るという事は」
「セコンドで見るという事は」
生野「拳治の真空飛び膝蹴りが見れた事と
もう一緒じゃないですか?

これこそ親子二人で
初めての共同作業じゃないでしょうか」
「生野せんせぇ~」

あなたが親孝行できるなら嬉しいな

再び鉄砲を喰らった夢斗。しかし川口拳治はここで夢斗が倒れないと信じていた。ここでハイキックを出せると信じていた。夢斗がふらついている時に「逃げろ!」と事前に打ち合わせをしていた嘘の指示を出したり実の親より強固な絆ではないだろうか?

夢斗「初めての親孝行をさせてくれ」

負けてしまったがこれだけ心を通じ合わせたことは立派な親孝行だったと思う。

梶原「あなた達が審判じゃなかったなら嬉しいな」

ハイキックを喰らった横綱を見る二人の審判。
審判
ちゃんと判定しろよ! 見入ってんじゃねーよ!!!!! 梶原が金剛を決めても勝利判定しなかったし、今回も結局タオル投入で終了。第2試合も第3試合も誰が見ても決着ついたという時に判定している。審判なら危ない時に止めるんじゃねーのか? もしかして審判いらないんじゃ…

夢斗「審判逃げるなよ!
お前の口から聞きたい!!
俺がやったハイキックはフィニッシュホールドか!?
それとも違うのかを!!!」
金隆山「あん?
まだやれるに決まってるじゃないか!!!!!

お前はさっきから偽物の父親を紹介したり
俺をナメてんのか!?

俺がいつまでもやさしいお相撲さんだと思うなよ
泣かすぞ」

あなたが本気を出せる相手で嬉しいな

実際に夢斗を泣かした金隆山。その金隆山が夢斗に勝てたのは、最後まで後ろに下がらずに前に進んだからではないだろうか。

回転肘打ちを喰らった時―――後ろに下がったら負けていたかもしれない。

目を塞がれてローキックを貰いまくった時―――下がったら負けていたかもしれない。

飛び膝蹴りを喰らった後のローキックを喰らった時―――下がったら負けていたかもしれない。

ハイキックを食らった後に後ろに倒れていたら―――脚を掴めずに負けていたかもしれない。

横綱ぁぁ!!! 横綱ならゴリラみたいなキックボクサーを倒せますかねぇ!?
金隆山「後ろに下がらなければな」

金隆山は相撲界や後援会の目や、横綱の品格を守るなどしなければ、開始早々のぶちかましからの追撃で勝てただろう。でも追い詰められた時に横綱としての意地で下がらなかったんだろう。神木として自分が倒れることを許さなかったんだろう。横綱ということを捨てなかったから、夢斗という強敵に勝てたんだろう。

相手が強敵だった場合
最初にするべきことは…
A 横綱の品格を捨てる
B 禁じ手の解禁
どっち!?
金隆山「…僕は常に対戦相手に優しい男でありたいと思っていました

…だけど…強敵に使うのは…
Bでいこうと思います」

入江文学「あなたが勝者なら嬉しいな」

金隆山が勝てて横綱の品格、格の違いを見せることが出来て良かった。川口夢斗は負けたものの、両親に元気な姿を見せられて良かった。弟もキックボクシングを習いたいと言い出したが、間近で試合を見た弟が川口拳治のところに習いに来ると兄弟子と弟弟子の関係になれるんじゃ… もしかしてこの試合の結果は皆幸せなんじゃないか?

試合に勝ち抜く必要はない
ご褒美が違えばWIN・LOSEの関係は成り立つ

文さんは金隆山に勝ち残ってほしいと言っていたが、この化け物に勝てるのか? 両腕が折れた夢斗のほうが良かったんでは…

入江文学「…両腕が折れた夢斗の怪我を
やさしく広げてあげたほうが俺は痛くない…
正解はAの夢斗だ
だが だが…
男ならBの横綱だ!!!
横綱とはいわば倒れない神木
神木を最初に倒したらゆうこりんがどう見るか!?
体ごと飛び込んでくるだろうが!!
男なら…Bだ…」

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-喧嘩稼業
-,


  1. 金剛ユカイ より:

    ハイキック直撃なら問答無用でKOだと思ったんですがそれでも倒しきれないとは…
    横綱をまともな打撃で倒すのは工藤以上に不可能ということですね
    片腕が使えない文さんは絞め技も難しいでしょうしいかに金剛を当てるかが二回戦の争点になりそうです
    それと掲載が四週に一回ペースになって単行本も再び延期してと散々ですけど第五試合はお正月くらいには始まることを願ってます…

    • おみそ より:

      僕もハイキックで決まった!と思いました。

      夢斗の両腕が折れていて
      そのせいで蹴る際にバランスを取りづらく、
      さらに鉄砲のダメージがあることで
      蹴りの威力が落ちていたとしても
      かなりの威力だと思うんですが…
      それを側頭部に当てられたのに…
      まだ動けた金隆山は化け物です。

      金隆山を止めるにはやっぱり金剛しかないんですかね?
      足にダメージがあるので動きは鈍って当てやすくはなってますが…
      その答えが分かるのはいつになるのか…

  2. 入江文七 より:

    夢斗ぉぉ!
    負けちゃった

  3. 匿名 より:

    稼業スレ見たほうが早いくらい語録使いすぎでクドイ

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