陰陽トーナメント1回戦第4試合
川口夢斗 対 金隆山
試合開始直前!
あらすじ
治療室
治療室で耳の縫合処置を受ける入江文学。
処置を受けながら、モニターに映る第4試合の様子を観ていた。
文学(腕がおられちまったからな… 蹴りが主体の攻め方じゃ川口には勝てない。順当に金隆山に勝ち上がってもらわないと かなりヤバイな)
そこへ十兵衛が現れる(全身麻酔を拒否したから神経は繋げていない。耳を腐らせないために仮で繋げるだけか。これなら手術もすぐ終わるな)
十兵衛を信用していない文学は、治療室から十兵衛を追い払うのであった…
回想:夢斗が7歳の頃
川口拳治が師匠の名護夕間のところに夢斗も連れて訪問していた。
窓の外にいる夢斗を見た名護「元気な良い子だな」
拳治「夢斗は本当に優しい子なんです。1つの技を覚えると愛くるしい笑顔を見せるんです。」
夢斗の年齢を聞いた名護「7歳… 随分と大きくないか?」
拳治「本当の父親が大きかったので夢斗もこのまま大きくなると思います。本当の父親から受け継いだ身体と性格で並ぶ者がいないほど強くなると思います」
名護「違うよ。強くなるのはお前の息子だからだ。生みの親は関係ない。本当の父親はお前だ。お前に似ているから強くなる。最強の格闘家にしてやれ」
試合会場
試合開始直前、夢斗は金隆山対策を思い出していた。
夢斗が事前に考えていた金隆山対策は、投げられてマウントを取られることを警戒。自分が圧倒的に強いとナメている間に打ち合いに引き込む作戦。
試合開始!
川口はアップライトに構え、身体を左右にフリながらゆっくりと前進。
金隆山は身体の重さを表すかのように遅く前進。
―――が一瞬で加速。
金隆山がぶちかましをして夢斗をコーナーまで吹き飛ばす。
金隆山のスピード。この筋肉は力だけではない。筋肉の塊が弾丸の速さで衝突した。
拳治(これは想定内)
夢斗は金隆山が当たる瞬間に後ろに跳ねて、ぶちかましの威力を相殺していた。
立ち上がる夢斗(大人相手だ)
夢斗は子供の頃、拳治に大人相手の勝ち方を聞いた事を思い出す。
夢斗は金隆山に向かっていく。
蹴りのフェイントからのレバー打ちと見せかけて、金隆山の額へ拳を掠らせる。
金隆山の額がカットされた。
それを見て笑顔を見せる夢斗。
感想
読者は1つの話を掲載すると愛くるしい笑顔を見せるんです
ようやく第4試合が始まった! 前号のヤンマガの次号予告で第4試合がいよいよ開始と書いてあった。が、今まで予告で騙されたのでもう信じないと決めていたがようやく始まって良かった。予告で開始を告げても無視だつーの 予告は通じないってフルーツを与えられなくても学習しておけよって言わずに済んで良かった。ただ、治療室での文さんの様子や金隆山対策の話、夢斗の子供の頃の回想、そして試合開始のカウントダウンが前回では1まで進んでいたのにまた5から始まった時には、試合は二人が対峙した状態から進まないんじゃ…と思ってしまった。
怠慢を得意とする
前回のリングインする時や今回の回想で川口夢斗の事を掘り下げられた。一方、金隆山は国民に大人気の横綱であるとしか描写されていない。メタ的に見ると、この試合は夢斗が負けるのか? このまま金隆山の掘り下げエピソードが無いと、金隆山の掘り下げは次の2回戦でってよめてしまうが…
金隆山の掘り下げも見たいが試合が止まって欲しくない
お前の師匠 糞ビビリじゃねーかよ!!!
弟子が十兵衛でよかったな
文さんが骨折する前は、希望する対戦相手は夢斗だったのか。金隆山のほうが隙があって戦いやすそうだけどなぁ。で、今の文さんが希望する対戦相手は金隆山か。左腕が使えなくて蹴り主体だとキックボクサーを相手にするのは無理があるもんなぁ。とはいえ金隆山でも辛いと思うが… この第4試合で負傷してくれることを期待しているだろうな。
川口夢斗が死んでも腕の一本も折ってくれればラッキーと思っているんじゃ…
その文さんを見舞いにきた十兵衛はふざけてるけど、本当は心配してるんだろうな? トーナメントを勝ち上がっていくと文さんと当たるけど、悪魔の子でもさすがに文さんに何かするってことはないよな? 3回戦で当たったら譲るのか? 十兵衛の目的は工藤だし、文さんの目的は優勝して田島と戦うことだし。十兵衛も理由はハッキリ知らなくても、文さんが田島を倒したいことは知っているし。
田島がそれを許すかどうかはあるが… 罰金取るって言っても『十兵衛解錠ドットコム』で稼いだ金はあるだろうし、戦意喪失している者を戦わせることは無理だろうな。
お前の師匠 糞優しいじゃねーかよ!!!
拾われたのが川口拳治で良かったな
名護が川口拳治に言った「お前に似ているから強くなる」。川口拳治も優しい人なのか。夢斗を引き取った経緯を弁解せず正直に話したり、佐川雅夫に子供の教育方針を注意しにいったり優しいもんなぁ。特に雅夫に注意しに行った時には「子供のいないお前に何がわかる」と言われても切れなかった。同じ師匠に習ったのに佐川雅夫とここまで違うとは。名護が拳治に優しい態度をとるのは、拳治が相手だからか? マジ者の雅夫相手にもこのように接したのだろうか?
間違えるな!!!
ここが間違いなく雅夫の人生の分水嶺だ」
夢斗は名護夕間を先生と呼んでいたが、名護から師事されたこともあるのか? 田島は櫻井が名護の最後の弟子と言っていたが、本当は夢斗が最後の弟子だったりするのか? まだ子供だから弟子って程でもないのか?
子供の夢斗が「大人相手にキックボクシングで勝ちたいの」と言った。恩を感じている拳治にキックボクシングを教えられて、拳治が喜んでいる事を喜ぶ夢斗。金隆山は相撲の技で勝負しようとすると予想していたが、夢斗自身はキックボクシング以外の技を使うのか? 使えるのか? マウントポジションを取られた時の返し方とかは練習しているだろうが… 夢斗は境遇やその性格から『川口拳治の技で勝つこと』にこだわってしまうこともあるんでは?
私は彼のような立派な倫理観を死の間際まで持てるような人間になりたい!
お前の表情 糞怖じゃねーかよ!!
ルールから解放されてよかったな
金隆山はぶちかましをした後、追撃しなかった。しっかり決まったっていう感触がなかったからか? でも倒れた夢斗に上からパウンドをして畳み掛けても良さそうだが。そういう技術が無いのか? それとも自分が圧倒的に強いと思ってナメているからか?
夢斗に額をカットされた金隆山。
この横綱の表情こわ~。裕福な家庭で育ち、横綱になった金隆山。でももしかして金隆山の心は陰側なのか? この表情を見ると、もし金隆山に喧嘩を売ったら
言うわけ無いじゃん!
今までの金隆山の表情を持ってきてくれ」
澤「ちょっと時間もらうかもしれません
表情出てたもの何かあったかなー」
第2試合で十兵衛が回復してきた徳夫に圧されだした時、川口は自身が諦めなかった時のことをオーバーラップさせていた。が、金隆山の表情は描写されなかった。(金隆山はミオスタチン関連筋肉肥大のおかげで小さい頃から常勝だっただろうからそういう経験はなかったのかも)
第3試合で文さんが耳を自ら引きちぎった時、それを見ていた選手は皆驚いた表情をしているのに金隆山は表情を変えるどころか、汗すら掻いていない。
「ウォーレンウォーカーを俺の前に連れてこい。張り手で首の骨ねじ折って背中を見やすくしてやる」と言った言葉も記者の前でのリップサービスだと思っていたけど、あながち嘘ではないのかも。実際にウォーカーと金隆山が対決していたら、金隆山の予告通りになって
ってなってたのか!?
金隆山康隆 逃げるなよ!
お前の口から聞きたい!!
お前がやった事は相撲のルール違反か!?
それとも違うのかを!!!
金隆山は横綱になって品格とか色々言われるようになり、ルールや仕来たりを守るために窮屈だったのかも知れない。川口拳治が「試合序盤の金隆山は相撲の技で勝負しようとする。相撲とかけ離れた技を出す時は金隆山自身に敗北がよぎった時だろう」と予想していた。でも金隆山がやったのはいきなりのぶちかまし。いきなりのぶちかましは横綱という立場ではありえない攻撃。こうなると序盤から相撲とかけ離れた攻撃を出してくるかも知れない。もしかしたら、山本陸に憧れていたから空手の蹴りとか出してくるのかも知れない。結果的に攻撃を受けてしまったけど、夢斗が攻撃してくる時の金隆山の読みを見ると、相撲だけでは無いというのが分かる。
能ある鷹は爪を隠す
を有効に使った事例を知らない
金隆山「俺は今から丸裸になろうと思う 止めても無駄だぞ」
「なぜマワシ姿から丸裸にならなければならないのか…
僕には頑張ってとしか言えません」
梶原の屍や徳夫の投げ、櫻井のシラットなど(3人とも敗者だけど)が暴かれたように、第4試合でも里見が記者会見前夜に上杉に言っていた「持っている技術を全て出して丸裸になる」状態になるんだろうな。次の対戦相手が決まる第4試合を見ている文さんも対策を練れるというわけか。
川口夢斗が死んでも金隆山の技を見せてくれればラッキーと思っているんじゃ…
夢斗は入江のために美味しい食材になろうと必死です!!
セリフ改変がじわじわくる好みのレビューなので、今までの喧嘩稼業記事すべて追わせていただきました。
俺はこれからこのブログをチェックさせてもらおうと思う 止めても無駄だぞ。
なあなあ兄ちゃん
このブログっていつもこんなに記事面白いの?
兄ちゃんどハマりしてるみたいだからこのブログに没頭するだろうけど安心していいぞ
俺がコメントを残してやるからよ