明は東都ドームでの姑獲鳥との対決に決着を付けた。
勝次も救出でき…
あらすじ
勝利した明が皆の所に歩み寄る。
勝次「来てくれるって…俺… 信じてたよ…」
明「よく生きててくれたな うれしいよ」
明に抱きつく勝次「バカ明ァァァ バカバカバカ遅ェよ バカ野郎!! どれだけ怖かったと思ってんだ!!」
勝次はしばらく明に甘えた後、疲れて眠りについた。
鮫島「喚き疲れて眠っちまったな。勝次が取り乱すなんて よっぽど辛かったんだろうな。かわいそうに こう見えてまだ小4だからな」
明も眠りについた。
次の日になり、水浸しになった町を筏に乗って、雅が居るという上野駅を目指す明達。
水が無いところまで進み、そこからは歩いて進むことに。
そして上野駅前まで到着した。
鮫島「あの賑やかだった上野も今や人っ子一人いねェな。何か今の雅の居所がわかる手がかりのようなものが探し出せたらな…」
明「人間でも吸血鬼でもいい。口のきける奴を探して聞き込みしよう」
まず、明達は勝次が捕まっていた吸血鬼の拠点を目指す。
そこにいた吸血鬼達を一人だけ残して倒した明と鮫島。
一人残った吸血鬼に雅の居所を聞くが、2日前まではいたが、現在の居所は知らないと言う。
情報を聞き出し終わった明はその残った吸血鬼も始末する。
捕まっていた人間達を開放し、雅の居場所を聴き込む。
捕まっていた人間「雅の息子の居所ですか?」
鮫島「ああ 雅の奴は息子の集落を回ってるらしいんでな。姑獲鳥以外の奴な」
人間「雅の息子がいるかどうかはわかりませんが、ここから南に行くと大きな吸血鬼の集落があるって聞きました。奴らが陣取っているのは国会議事堂です」
感想
彼岸島め
やりやがったな!!
初っ端からふざけやがって!!
姑獲鳥が「死に場所は見晴らしの良いところがいい」と言ったので、明はドームの一番上まで連れて行った。そして姑獲鳥が息を引き取ったので、明は下に降りてきた。
へ? 姑獲鳥との戦いの最中、ドームの天井から落ちる!危ねェ!! でも「あったよ!鮫島のお姫様キャッチが!」
「でかした!!」で助かったのに… この時よりダメージもあるのに、今回は軽く着地しやがる! 鳥のくせに虫の息になっちまった姑獲鳥とのちょっとした会話で休憩したから回復したのかァ?
フン 健康でなによりだ
くっ なんたるお子様
勝者の明に左吉が声をかける。
左吉「やりましたね 明! ついに姑獲鳥を倒しましたね!」
敬語なのに呼び捨て! 尊敬する勝次が甘える相手であってもあくまで「明」と呼び捨て! コイツ、感謝してるのかしてねェのかわからねェ!! 尊敬する人を助けてもらったら感謝するもんじゃねェのかよ… 父親が空手の師範代なのに、だらしねェ体型に表れちまっているように甘やかされて育っちまったのかァ?
コイツが左吉
この世は吸血鬼だらけ
見ての通り
義務教育を最後まで終えられなかった奴だ
左吉は小4の勝次より年上と言ってもまだまだ子供。「それいけアンパン○ン!」的に明をヒーロー視してるから呼び捨てなのかァ? でも勝次を救出して左吉のテンションが上がっちまってるのは子供らしくて微笑ましいなァ。
同じく子供の勝次は外の様子を見て「知らなかったよ!! 都内は水浸しだったんだ!! びっくりだな!!」
なんだこの勝次。超、子供みてェだぞ。今まで頼れる者がいなかったのが、明に助けられて気をはらなくてもよくなっちまった。さすが巻末コメントに毎週映画を見たことだけを書く先生ェ。これだけの描写で勝次の苦労、背負ってきたもの、そしてまだまだ子供だったという事を表現するとは… 恐れ入ったよ。
さすがは松本光司
私が認めた漫画家よ
カッコ悪ィよ 兄ちゃんたち
大人は子供を守るもんじゃねェのかよ
鮫島は勝次の事を「まだ小4だからな」と同情しているのに… 次の日には、まだ勝次の顔は腫れちまっているのに… 「(筏が)流れてかないようにちゃんと縛ってな」とか「檻を開けて人間を助けて来い」とか子供使いが超荒ェ!!
鮫島はユカポンから「ピカちゃん」というかわいいあだ名をつけられちまったが、全然かわいくねェ!!
このピカちゃ○が
ポケ○ンマスター風の子供に命令する
逆転現象が起こっちまってるからちくしょう!
やめんか
寝る子はよく育つんじゃ
姑獲鳥と死闘を繰り広げた明は疲れて寝ちまった。
次の日、筏に乗っていても立っている。あれだけのダメージを受けちまったのに、こんな体勢で寝ても全回復しちまうのかァ? それとも「視界がぼやける。体力に限界がきている」の言葉どおり、ダメージが大したことなかったのかァ?
そんな元気になった明さんは吸血鬼達に聞き込み調査。
ひいいいいい 相変わらず主人公とは思えねェ聞き込みの仕方をしやがる!
この
見た目は主人公
頭脳は単細胞
名探偵アキラが
謎を速攻解決しちまうからちくしょう!
しかも主人公パーティの一員であるネズミも感覚が麻痺してやがる! まだ吸血鬼の死体に馴れてねェユカポンが気分が悪くなっちまってるのに、ネズミはそれに気付きもしやがらねェ! 「ネズミ」というあだ名に、さらに「チューちゃん」というあだ名を付けられたことでユカポンファンになっちまったんじゃねェのかよ… ファンはアイドルを気遣うもんじゃねェのかよ…
雅様ァ!!
息子のスネをかじらないでくだされ
雅様!!
雅は国連軍の爆撃が怖ェからって、各地の雅の息子の集落を回っているのかァ? ハ とんだ毒親だな。
次の目的地は国会議事堂!
雅は長年田舎の島暮らしだったから、普通に東京観光してるだけなんじゃねェのか? そしてどうせ国会議事堂にも雅はいねェと思うが… 雅の息子が「ここは私が」と言って結果的に雅はどこかに行っちまうでもいいから、ちょっとぐらいは明の刀を受けて「太刀が重くなったな」と雅が言う定番のセリフを聞かせてくだされェ! ただ、「雅の息子がいるかどうかじゃわかりませんが」「ただの噂かもしれないし」と、下手したら雅どころか雅の息子もいねェ可能性もあるんだが…
先生ェ「私は
『雅がいるかどうかわからない』
『噂かもしれない』
と書きました。
雅を出すことを検討することを善処します」
早くも先生ェが議員先生らしく
ハッキリさせないからちくしょう!