蟲の王を倒すため、国会議事堂へと続く地下トンネルを進む明達。蟲の王がいるといわれる部屋の手前の部屋まで来たが、そこには捕虜を拷問している拷問野郎がいた。鮫島達が捕獲型変異吸血鬼にライフルで応戦し、明が拷問野郎と戦う作戦をとることに。六本の腕がある拷問野郎の意外に素早い連続攻撃に明は苦戦していた。
マジか……
ネタバレが生えてきてる……
あらすじ
鮫島は捕獲型の変異吸血鬼にライフルを撃ちながら明の戦いを見守っていた「信じられねェ!! あの拷問野郎 気持ち悪ィだけじゃなくて 動きが速くて すげェ強ェぞ!! くっ こっちは動けねェし これじゃ明を助けに行けねェよ!!」
拷問野郎と対峙する明(六本の手 あの六本で連続攻撃されては かわし切れない 一本ずつ 斬る!!)
明は前に踏み出し、拷問野郎の一本の腕を斬り落とした。
千枚通しを持った拷問野郎の腕が落ち、逆上した拷問野郎はハンマーを振り下ろす。
明は横に飛んでさける。
ハンマーは地面に叩きつけられ、それによって舞い上がる砂煙。
砂煙に隠れて明を奇襲する拷問野郎。
拷問野郎は糸鋸を振り下ろすが、明はその腕も斬り落とした。
拷問野郎「アナタ… 私ノ手ヲ 狙ッテ…」
鮫島「いいぞ!! 六本とも斬っちまえ!!」
拷問野郎は歯を食いしばり、力みだす。
すると切り落とされた腕から新たな手がゆっくりと生えてきた。
勝次「マジか… 手が生えてきてる…」
拷問野郎「五分モスレバ 元ドオリ… 何本斬ラレテモ 痛クナイノヨ…」
鮫島「明 急げ!! これじゃ いくら斬っても無駄だ!! 生えそろわないうちに 全部斬って 止めを!!」
拷問野郎はやっとこばさみを突き出してきた。
明はしゃがんで避け、突き出した腕を斬り落とした。
勝次「いいぞ!! 二本いっぺんに!!」
しかし明の仕込み刀を付けた腕を、拷問野郎に掴まれてしまった。
拷問野郎「オトリニ ヒッカカッタワネ… アナタノ 攻撃ハ コノ右手ノ刀ノミ コレヲ オサエレバ モウ抵抗デキナイ サヨナラ… ニンゲン…」
掴まって身動きできなくなった明の頭が、拷問野郎の頭の手に包まれる。
拷問野郎は手の中の口で明の頭を喰おうとしていた。
しかし拷問野郎の動きが止まる。
明は左手で拷問野郎が落とした千枚通しを持っていて、拷問野郎の首に突き刺していた。
拷問野郎「ギア゛ ア゛ ア゛ ア゛ ア゛ ア゛ ア゛ ア゛ ア゛ 」
拷問野郎は首を刺されたことによって反射的に明を離してしまった。
拷問野郎「アンタ!! 私ノ武器ヲ イツノマニ拾ッテ!! ヒドイワ!! ドロボウ!!」
明「あいにく俺の左手は 飾りじゃないんでな」
拷問野郎「ヒイイイイ ヤメテ!! 首ハ生エテ コナイノォォ」
明「逃がすか!!」
逃げようとしていた拷問野郎の首を斬り落とした明。
感想
こんなんで拷問野郎とやらに
ちゃんと立ち向かえるのやら
鮫島と勝次は、捕獲型変異吸血鬼にライフルを撃ちながらも明の戦いを見ながら説明セリフだけでなく、応援やアドバイスまで!!
鮫島はまだしも小4の勝次がライフルを撃ちながらそんな事をする余裕があるとは。
クソハゲとクソガキしか応援してくれない
ンだよ このクソコンビしか応援しねェ拷問は
カッコ悪ィよ ユカポン(26)
こういう時はアイドルが応援するもんじゃねェのかよ
蟲の王の手前の部屋で銃を乱射しちまったら、すでに守りを固められちまってるんじゃねェのか?
大丈夫だ
腕ごとき
何本来ようと
斬り落としたるわ
明は拷問野郎の連続攻撃を止めるために、六本の腕を一本ずつ斬り落としていく作戦に切り替えた。
へ? 腕が斬れるんなら胴体斬れるんじゃねェのか?
しかも真ん中の腕! 一番上の腕を一切斬らずに超器用!! 上の腕もまとめて斬っちまえばいいじゃねェか! なんで斬らねェんだ? もしかして明は臨機応変に動けねェのかァ? 明は小説家志望で、未来を予測して動けるから強いというのがあったが、反対に筋書きを書いちまったら変更できねェのか?
やめんか
筋書き通りの人生を送れなくなった者の
少しぐらいは自分の筋書き通りにしたいという
せめてもの悲しい抵抗なんじゃ
寝言言ってやがる
どんな拷問の夢 見てるのやら
拷問野郎は腕を二本切り落とされちまったが、五分経てば生えてきて元通りだという。
拷問野郎「五分モスレバ 元ドオリ… 何本斬ラレテモ 痛クナイノヨ… 」
「 痛クナイノヨ 」と、いくら腕を斬り落としても無駄だとような事を言いながらも、腕を切り落とされちまった時は「ギャア゛ ア゛ ア゛ ア゛ 」と、五分毎に腕を切り落とされちまってたら気が狂うんじゃねェのか?ってぐらい痛がってたじゃねェか!! それに顔が真っ赤になるぐらい力まなくては腕が生えてこねェんでは…
「痛クナイノヨ」は痛みのことじゃなく、戦況のことだとしても… 腕が生えてくるのが5分もかかるならけっこう痛ェ! ボクシングの1ラウンド3分はけっこう長いぞ! 1分もかからずに2本の腕を切り落とされちまった奴の言うセリフじゃねェ!! もしかして腕を斬ってこいと誘っているのかァ? 自分が追い詰められちまうことを望んでいるのかァ? コイツ、他人だけでなく、自分にも拷問をする…筋金入りの拷問野郎だ!!
こんな所で過去の拷問の恩恵にあずかるとはな
拷問野郎はさらにやっとこばさみを持っている2本の腕を切り落とされちまったが、それは囮で明の仕込み刀を捕まえちまった!!
そういえば、前回、拷問野郎は明の仕込み刀を受け止めた時、明は何も出来ずに無防備になっちまった。
学習!! この吸血鬼は学習もするのか!! さすがは拷問のエキスパート! 人がされたら嫌がる事をしっかり覚えてやがった!!
先生ェ「こんな事もあろうかと
1週休載を挟んでいたんだ
最高の決着を見せてやるよ」
仕込み刀を封じられちまってピンチになった明だが、拷問野郎の千枚通しを拾って抜け出した!! 斬りながらもこの時に次を予測して足元の千枚通しを拾っていたのか!
前回、仕込み刀を止められちまって無抵抗になっちまった。それを反省して武器を前もって拾っておく! 学習!! この救世主様も学習するのか!! へ? ちょっとまてよ…
前回、仕込み刀を封じられたら拷問野郎の松明を左手で奪って脱出。
今回、仕込み刀を封じられたら拷問野郎の千枚通しを左手で奪って脱出。
アンタ!! 前回ノ展開ヲ
イツノマニ使ッテ!!
ヒドイワ!! 原稿料ドロボウ!!
ざけんな!! 前話と同じ脱出方法じゃねェか!! 彼岸島で珍しく頭脳戦をやって、小説家志望だった明の未来予測を発揮し、先の先を読んで勝った!と思ったのに!! まるで今回の明は機転を使って勝った!!というような雰囲気出しやがって!! 明は前回と何も変わっちゃいねェ… 自分からパクればドロボウと言われねェからセーフだと言うのか!? ハッ 先週休んだのは読者に前回の話を忘れさせるための作戦なんでは… 一番頭脳を使っていたのは作者だったとは!! なんたる休載の使い方。先生ェにかかれば休載すらも武器に出来るというのか!!
先生ェ「あいにく俺の休載は
飾りじゃないんでな」
結果、明は何も戦い方を変えてねェのに勝っちまった。勝因はなんだったんだァ?
やめんか
それには訳があるんじゃ
コイツが頭脳戦に負けた拷問野郎
見ての通り
頭がパーの奴だ