1年の休暇として太平市で”ふつう”の生活を始めた佐藤兄妹。物心ついた時から殺し屋として育てられた佐藤明は、普通の人として生活していく中で色々な人と触れ合いながら成長。佐藤は「もう誰も殺したくない」と思うようになり、プロとして―――ではなく、人として―――生きることを選択。殺し屋を引退して、太平市で知り合った女性・ミサキと結婚したものの、「人助けをしたい」と言って太平市をあとにした佐藤兄妹。
ここまでが【ザ・ファブル】第1部の物語―――
そして第2部【ザ・ファブル The second contact】が始まった―――。
あらすじ
倉庫
クロがレクサス(佐藤の愛車だった車)に乗って倉庫(山岡が根城にしていた倉庫)に駆けつける。
クロ「アザミ―――!! ユーカリ―――!!」
倉庫の中で住んでいるアザミとユーカリにクロが問い詰める「兄さんが帰って来てるそうやないか!? ホンマかそれ! おまえら知ってたんか?」
クロは舎弟から「1ヶ月ほど前、ミサキが男と買い物をしていた」という目撃情報を手に入れていた。
アザミとユーカリは知っていたが、佐藤の新婚生活を満喫させてやろうと思い、クロには黙っていたのだった。
アザミ「おまえに言ったら―――喜んでアキラにベッタリになるだろ――― もうしばらくほっといてやれよ―――」
クロ「それにしても帰ってくるの 早いな~・・・」
ユーカリ「ウィルスのせいだよ! 他府県の車がウロウロしてちゃ マズイ空気あっただろ・・・・」
アザミとユーカリはオクトパス勤めを続けていたが、ウィルスの影響でオクトパスは引っ越してしまったという。
オクトパスの配達係であるユーカリは、仕事のためにマスクをして倉庫を出ていった。
オクトパス
絵を描くミサキとアザミもオクトパスに在籍しているが、家で仕事をしている。
社長はミサキから電話で相談されていた。
社長「佐藤が最近なんか寂しそうって?」
ミサキ「ふっとした時に表情がなんとなく」
社長「いつまでも新婚ってワケにゃいかんしやな~・・・・ だいたい今は世界中が大変なワケやし・・・・ 目的持って旅に出て―――・・・ それがウィルスで早々に帰るハメになったんや・・・・。―――で アイツは今仕事―――何してるんや?」
返事を聞いた社長はまた佐藤を社員として迎え入れようと言い出すが、ミサキは「社長とこも今大変じゃないですか・・・」と断る。
佐藤の仕事
佐藤は駅前で男性と会う。
佐藤「仕事の依頼を受けた佐藤です。体力は凄く自信がありますです―――」
男性「その気にさせてくれたら倍額出そう――― その気にさせればな・・・・」
佐藤「お金を頂く以上プロなので―――」
2人は場所を移す。
移した場所はカラオケボックスの一室だった。
男性は歌い、佐藤はマラカスを振って盛り上げ役をやっている。
男性は佐藤の盛り上げ方に満足し、お金を払う。
佐藤「ありがとうございます―――」
男性「こちらこそ ありがとう」
佐藤はレンタルおっちゃんの仕事をしていた。
ボクシングV・V
クロの先輩・美吉が経営しているボクシングジム「ボクシングV・V」。
クロがサンドバッグを叩いていると、他のジム生が入ってきた。ジム生はクロを見かけると「あ~ 真黒組のクロ!」
ジム生は昔クロと喧嘩をして前歯を折られた過去があった。
ジム生「前歯全滅させられた川萩や~ インプラント大変やったでぇ~ 俺もあれから格闘技いろいろやってな――― ここも先週入会したんや 俺も紅白組(クジラグミ)の盃もらってるからよォ~」
川萩「しょうもないケンカしたくないねん――― でもホラ――― ここやったら組とか関係なしで思いっきりやれるんちゃう?」
川萩は、負けたほうがジムに二度と来ないという条件でスパーリングを申し込んできた。
受けるクロ。
しかし川萩はセコンドに周り、川萩のツレが対戦相手として出してきた。
それでもクロは勝負を受け、リングに上がる「6秒や―――」。
開始早々クロがパンチの連打で圧倒する。
対戦相手はもうダウン寸前。
クロはロープ際で倒れそうになっている対戦相手を殴ると見せかけて、川萩の顔面を殴り、二人はダウン。
時計を見るクロ「くそ――― 25秒かい・・・」
ミサキのアパート
佐藤とミサキはミサキが住んでいた部屋に一緒に住んでいた。
佐藤は今日の仕事を報告する「カラオケの応援だった―――」
ミサキ「「ありがとう」の言葉はもらえた?」
佐藤「あ――― その言葉のためにやってる」
ご飯の支度を始めたミサキ。佐藤は食卓に座り、カーテンの隙間から外を見る。
ミキサ「ねぇ――― アッくん・・・・ たまにふっと何か思いつめたような顔をするね 寂しそうな・・・・ 何かあったらアタシにも話して―――・・・・」
佐藤「そんな顔―――してた・・・のか 最近―――ジャッカルがあまりテレビに出ないのが・・・かなり寂しい・・・・」
ミサキ「!? あ・・・そう・・・ ご飯大盛りいっちゃおか!!」
佐藤「うん――― いっちゃう!」
ミサキ「いっちゃえ いっちゃえ!!」
感想
第2部の男・・・・。
ヤンマガに―――語尾棒線の漫画が帰ってきた―――! 目次の絵は変わらず―――か―――・・・・。
タイトル長いな~。長い―――。単純に『ファブル2』と呼ばれるのか~? ヤンマガの次号予告のページを見ると「ザ・ファブル」としか書いてない―――! 2すら書かんか―――・・・・。第1話はタイトルと同様、50ページと長い―――! しかし読んでみると、第1部のキャラ達が現在どうなっているかが気になっているので―――アレはどうなってる?コレは?となって―――体感は短い―――!! しかし―――扉絵を除く漫画内のカラーページは1ページだけなのに描いたのは倉庫に向かうレクサスだけって・・・・なんでソレやね~ん~!!
第2部のタイトルが【ザ・ファブル The second contact】―――。THEが被ってるやないかい―――! 早くも『THE』との2回の接触―――!! second contactとは―――何との2回目の接触なのか―――? 佐藤が一般社会との2度目の接触―――? 一般人・太平市民がプロの殺し屋との2度目の接触―――? 佐藤が第1部で「人助けがしたい」と自身の本心に接触したが、第2部で佐藤が今まで思っていなかった自分に気づく2度目の接触―――? とにかく―――読者はザ・ファブルの第1話と2度目の接触が始まった―――。
ウェアハウスでシェアハウスする男達・・・・。
倉庫に入ってきたクロ―――。その倉庫は山岡が根城にしていた倉庫で、クロとアザミとユーカリが共同生活していた―――。
インコのカシラ健在―――! ちゃんと世話してる―――。プレハブが増築されてるな―――。ココでがっつり生活を始めたということか―――。そしてユーカリの向こう側、監視カメラを付けてるな―――。元々この倉庫に備え付けてあったけど―――起動しているということは、まだ殺し屋としての気持ちが抜けきれないのか―――? それとも佐藤が寂しい表情をしていることと関係ある―――? 何かが起こりそうだから警戒している―――?
クロとアザミとユーカリの3人で住んでるのか―――。そらクロも呼び捨てで呼ぶようになるか―――。クロはユーカリから兄さんに秒殺された時の話ももう聞いたんだろうか~? ユーカリのビリヤードの腕は上がったんだろうか~? クロのほうがビリヤードの腕前はまだ勝っている、またはビリヤードを教えているという関係ならタメ口になっていても―――ってアザミにもタメ口やな―――。まぁ普通の人になったということでタメ口なんだろう―――。クロもあくまで佐藤に心酔しているだけで、ファブル自体、佐藤に負けた者はそこまで敬意を払わない―――? クロはユーカリには命を助けてもらったこともあるんだけどなぁ―――・・・・。
第1部でクロは真黒住宅に住んでいたが、インコのカシラとともに退去したのか―――。川萩とのやり取りで真黒組はまだ健在ということは分かった―――。が、浜田組長、幹部の砂川・水野も亡くなったことで小さい組だったのがさらに弱体化している影響で手放したんだろうか―――? クロもシノギに失敗してるし―――・・・・。
西日本のキックのチャンピオンはまだクロと付き合いあるのか―――。鉄工所での出来事で真っ当な道に進むのかと思ったが―――・・・・。
目覚めた男・・・・。
佐藤の新生活は、ミサキとの同居、新婚生活―――。
ア、ア、ア、アッくん―――! ミーたん―――! 旅をしてきて色んなものに触れてきて経験してきて―――どれぐらい世俗的になってるかと思えば―――・・・・。まぁ名前の頭文字に”くん”・”たん”を付けただけだから―――そっから進化して「その呼び方、どっから来てん!?」というような呼び方じゃない―――まだこういう事に慣れていない感がある―――。ミサキの付けているエプロンも目玉焼きの絵柄がプリントされた、色気もなんにもなしのエプロン―――・・・・。まだ帰ってきて1ヶ月ぐらいだが、話が進めばミサキが妊娠したとかあるんだろうか―――?
初めて見た人は、佐藤が服を着ないのは「新婚として―――」というように見えるが、元々だからなぁ―――。新婚なのに風呂で寝ることも変えていない―――・・・・。唯一、クリスマスに社長から貰ったアクセサリー・ミサキに付けてもらったアクセサリーは外さないのか―――。風呂で寝ているということは妊娠どうこうはまだなさそうやな・・・・。子育てをすればさすがの佐藤もふつうにかなり近づくはず―――。
佐藤は”レンタルおっちゃん”として―――仕事を始めた―――。
ひと目を気にしてこのマスク――――! アッくん、それはアカン―――!! ひと目を気にしてへんやんけ~! この字はミサキが書いたんだろうが、ミーたんも何も変と思っていない・・・・。この夫婦―――イタイ・・・・かなりイタイ夫婦や―――! でも、新婚として―――ならイタイタしい行動は相応しい―――。印象に残らないようにするのがプロの殺し屋として大事と言っていたが―――もう気にしないほど気構えが変わったんやな~。
レンタルおっちゃん――――。資格を持っていないであろう佐藤が表立って人助けをするには―――ってなるけど―――。様々な人と会える―――欲求を解消してあげるということで。その人の本性も見えやすい―――。人助け・普通というのを知りたいという佐藤にとっては一石二鳥か―――。客は伝説の殺し屋を1時間1,000円でレンタルしているとは思うまい―――。
佐藤は絵は下手だったが、リズム感は良さそうだな―――。仕事帰りの道中、浜乃家庄三の歌を歌いながら柵を叩いてリズムとっていたことがある―――。それにリズム感が無いとあれだけの格闘は出来ないだろう―――。でもこんな顔でマラカス振られてもテンション上がらんと思うが・・・・。そもそも佐藤のほうを見ていないからいいのか―――?
佐藤は1時間1000円の男になった―――オクトパス時代から変わってない―――。でも佐藤だけでなくユーカリやアザミもレンタルおっちゃんの紹介サイトに登録していた―――。
なんやねん、コイツ―――! 「笑顔のたえない職場です」みたいな顔しやがって―――!! 今までは殺し屋として―――目立った事は出来なかったから反動で出たくなったんだろうか―――? ユーカリは社長に「佐藤の仕事知らない」って言ってやんけ~! 登録してる事を黙ってたのは、社長を気遣わせないためか―――? 生活困ってるのかと聞かれたり、経営が厳しいのに無理して時給を上げたりしてきそうや―――。社長が痩せていることを気にしていたユーカリはそういうことも先回りして考えられるだろう―――。
3密を避ける秘密の男・・・・。
佐藤もユーカリもマスクをしていた―――。その理由はウィルス―――!
新型コロナウィルスを漫画内に取り入れるか―――。日常系の漫画でも新型コロナウィルスなんてものは無かったという世界を描いている人が多いが―――。漫画の中では息苦しい生活を見たくないという読者や、マスクをしていると表情を表現しずらいという作者の都合などで描かないんだろう―――。レンタルおっちゃんの依頼者がマスクをしていると怪しい人物かのように描けるという利点はあるが・・・・。まぁこの設定が邪魔になったらワクチンにsecond contactしてマスクしなくて済むようになったとすればいいのか―――? 新型コロナウィルスとかCOVID-19とか具体的なウィルス名は出していない―――。現実ではどうあろうと、ファブルの世界でのウィルスはこれで普通の生活に戻れたと言い張れる―――。
伝説の殺し屋がウィルスに負けて旅を中断していたのか―――・・・。毒殺には備えてはいたが・・・・。旅立ったのがまだ肌寒い頃―――。そして東太平駅で待ち合わせた佐藤と依頼者の服装は長袖―――。旅立った年の秋か冬に帰ってきたんだろうか―――?
ウィルスの影響でオクトパスはまた引っ越しかよ~。苦労人の社長がまたまた苦労を・・・・。第1部からろくな目に合っていない・・・・。このまま佐藤の秘密を知らずにいるのが幸せか―――?
セコンドチャンスの男・・・・。
クロは通っているボクシングジムで以前ケンカで前歯を折った川萩に絡まれた―――。
クロはジム通い続けてんのか―――。そして絡んできた相手の代理の対戦相手を一方的に殴る―――! やるやん―――! クロは素人時代は喧嘩負け無しと言っていたが―――川萩が自信あったであろう対戦相手、ボクシングをやっている相手でも勝てるほど成長してる―――。素人とはハンドスピードが全然違うというからな―――。ジムに通いたての頃は簡単に倒されていたし―――。ちゃんと基礎もしてきた成果だろう―――。でもスパーリング前に兄さんのマネでオデコトントンはしなかったのか―――? これでジムの新規入会者が減ってしまったが・・・。クロがセコンドにコンタクトしてしまったせいで・・・・。
川萩は紅白組の盃をもらっている―――。紅白組(クジラグミ)は太平市の都内にある大西市にある組―――。昔はイケイケだったが大手の傘下に入って今は静かにしていると、第1部で海老原と小島の会話でチョロっとだけ名前が出てきたいた―――。砂川が山岡に野望を語った時、真黒組を乗っ取った後に紅白組を潰して代わりに大手の傘下に入って中国に進出すると言っていた―――。その紅白組にも砂川みたいな奴がいて現状打破として動き出すんだろうか―――? でも今回出てこなかった洋子を除いても元ファブルが3人もいて、地元のヤクザの真黒組も佐藤達に協力的だから相当大きな事が起きないと困らなさそうだが―――・・・・。
本心が見えない男・・・・。
仕事が終わって家に帰ってきた佐藤―――。仕事をやっている理由は「ありがとう」の言葉を聞くため―――。
佐藤が求めているのは「ありがとう」の言葉か―――。殺す相手からは恨み節を言われるだろうし、仕事の事はボスなどから連絡されるだけだろうから、依頼者からは感謝の言葉は貰えなかっただろう―――。人殺しをして感謝の言葉を聞いても・・・・。感謝の言葉を聞くということで、人助けをしたと実感できるんだろう―――。まだ相手の気持ちを汲み取るのは苦手なのか―――。
佐藤は気持ちを汲み取るのは苦手だが、知らないうちに気持ちが顔に出ていた―――。ミサキに言った理由は「最近 ジャッカルがテレビに出ないので寂しいから」
ジャッカルはピーク過ぎたかぁ~? 一発屋っぽい活躍をしていた―――バラエティだけでなく、持ちギャグを前面に出したCMをしたり、アホな設定のドラマに出演をしてたからな―――。じわじわバラエティで仕事増やしてきた奴と、一発ギャグや賞レースで一気に有名になっていきなり有名バラエティ番組に放り込まれた奴とでは―――どっちが生き残るか?といえば前者が多いだろう―――。ジャッカル富岡は消えてしまうのか―――? そして佐藤を笑顔にするのはジャッカルだけなのか? ミーたんが代わりに笑顔にさせることが出来ればいいんだが―――・・・・。
佐藤が外をチェックしているのは、プロ時代の癖―――ではなく、何かあるんだろうなぁ―――。ジャッカルが見れなくて寂しいというのもウソっぽい―――。洋子がいないことに関係あるのか―――? 佐藤に結婚祝いとして腕時計を渡してはいるが・・・・。ミーたんのほうも察している―――? 佐藤がクロと会わないのはなんでだろう~? 旅立ちの前は友達と言っていたが―――。寂しい表情をするのはまた裏社会の人間が接触してくる気配を感じているから―――? ようやくアッくんとして生活しているのに・・・・と寂しくなっている―――? それを感じていたからクロを巻き込まないように接触していないのか―――? 佐藤とクロのsecond contactは、クロがメロメロになって面白いことになりそうだが、いつ来るのか―――?
ファブルの連載再開とあわせて、このブログも楽しみにしていました。
ワクチンにsecond contact、うまい事言う―――
やっと再開!
凄腕をどんな形で発揮してくれるのか楽しみすぎる!
現実世界と同時進行していく
あくまでも現代劇設定に拘るんやね
太平市に戻ってくるのは元々予定だったのでしょうかね?
旅しながら人助け、のいいアイデアが浮かばなかったのかと勘ぐってみたり。
去年の夏頃ならまだしも今夏なら他府県ナンバーの車でもさほど問題ないでしょうに
旅先で偶然ヒナや鈴木やマツの住む街に寄ったり、過去の暗殺絡みの人たちと出会ったりというのも面白そうなんだけど
とにもかくにも(太平市にじゃなく連載が)戻ってきてくれてありがとう、ですわ
ネタバレ以上に面白いこのブログも期待してます
当初の二部とは中身変わったのかもしれないね
コロナ蔓延したからそっちのネタにして、レンタルおっさんとか。。
練り直したから時間かかった。。。と納得したいw
ブログもまたよろしくお願いします――――
読者としても、もうミーたんを心配させるような事にはなって欲しくない────
しかし読者としては、あっKunが圧倒的強さで裏社会を蹂躙する姿を早く見たい────
波乱よ今すぐカモーン!
あっKuN マスク何枚も同じように書いてあるのか?それとも毎日同じマスク使用しているのか?
真黒組の高橋は明の嫁をどう思うのか?クロは数年前に明の嫁の岬をAVへ向かわせようとしていたが、結婚後の岬に普通に会えるのだろうか?
見逃したのかと気になっているところなんですが名前のこと
オクトパスの履歴書にアザミは浅見という呼び名とそう違わない苗字をつけてましたが
ユーカリはどうなんでしょうね?
田高田社長もユーカリって呼んでいるし
(私の相方の呼び名と私の呼び名が奇しくも佐藤夫婦と同じなのに驚いています)