【ザ・ファブル　The second contact】39話「無音の男・・・・。」ふつうの人には聞こえない、開戦を知らせる音・・・・。

紅白組が真黒組を乗っ取ろうと、裏の組織・ルーマーを動かし始めた。海老原は、雇っていたゲンが真黒住宅で殺されたということで直接見に来ていた。そこにはルーマーの男が待ち構えていた。海老原もそれを予測していて手榴弾の安全ピンを外して、会話へ持ち込んだ。ヤクザと殺し屋、双方の生き方の違いで海老原は手榴弾のレバーを外し、ルーマーの男と揉み合いになる。そして手榴弾が爆発し・・・・

あらすじ

真黒住宅

海老原とルーマーの男は揉み合いになり、床に転がった手榴弾は爆発した。

二人は倒れたが、息はあった。

ルーマーの男が立ち上がり、海老原と目を合わせ喋りだしたが、爆発音の影響で耳が聞こえない。

ルーマーの男は銃を撃つ振りをして、その場から立ち去った。

ルーマーの男を見送った海老原は顔の左側を損傷して、まだ立ち上がれない。

佐藤の部屋

外でサイレンが鳴る中、佐藤をミサキは日課である立体パズルを作り上げた。

他のパズルと一緒に飾るためにミサキが席を立つ。その時、佐藤のスマホに連絡が入る。

その電話はアザミからで――――

感想

生き様を示した男・・・・。

海老原が離して床に転がった手榴弾は爆発―――。海老原とルーマーの男は・・・・

フェイクで閃光弾とかじゃなく、マジ手榴弾か・・・・。覚悟あり過ぎやろ・・・・。ボンバーマンの対戦でもなかなかこんなことしないぞ・・・・。

ルーマーのこいつは格闘の実力は大したことはないのか―――？　両手が塞がったら、海老原を壁に押し込んで膝蹴り―――だけ？　左手は海老原の右手首を掴んでいたが、海老原が持っていた手榴弾が落ちたので離してもいいはず―――。左手で目潰しなりなんなり出来なかったか―――？　覚悟を決めた海老原を振りほどくのは難しそうだが―――。爆破の直撃を避けるための位置取りを考慮しての動きに専念した―――？　殺し屋は生きて帰るまでが仕事だから、その習性が出たか―――。

真黒住宅を出ていく時のルーマーの男―――。

ルーマーの男が出る時にもたついていたのは、ゴミが爆発で散らばって足場が無いからなのか―――？　もしかして足にダメージを受けた―――？　顔の側面にダメージ受けた海老原の傍にいたからルーマーの男も無傷で済んだとは思えないな―――。爆発した瞬間のコマでは、ルーマーの男は顔は反らしているが足元は爆発を喰らっているようにも見える―――。出ていく時の、テーブルの足や壁に手で掴まっているのは足を怪我して動かしづらいからというようにも見える―――。

爆破直後の二人―――。

二人がキョロキョロしてるのは音が聞こえない―――？　ルーマーの男は銃を落とした―――爆発の瞬間までは握っていたが―――。銃を落として探すが、ゴミが散乱して見つけられない―――ここにきてゲンの真黒住宅ゴミ屋敷化が役に立つとは―――！　でもヤルだけなら素手でもやれそうだが―――今は音が聞こえない、それほどの爆発音が夜の住宅街で起こったのなら騒ぎになる、（もしかすると足にダメージを負った）ということで逃げたか―――。海老原は重傷、助かってもこのままでは苦境に立たされる―――。そしてファブルとの密約はもう無くなっていたと聞いたから逃しても良いだろうと―――。しかし海老原のこの覚悟を見たのに仕留めるチャンスで仕留めないのはあとで後悔しそう―――「なぜこうなったのか―――　自分はどこで間違えたのか―――」と考える人になってももう遅い―――というような最期を迎えそう―――。

海老原はこれからはヤバイぞ～。命に別条はない怪我だとしても逃げられん―――。海老原がここで一旦真黒住宅から逃げられたとしても、ここは真黒住宅なので足がつく―――。紅白組の松代も顔の左側に怪我をしているということで、海老原は病室で取り調べを受けるのか―――？　警察の保護下にいたほうが安全ではある―――。真黒組を潰すなら他の幹部を狙えばもう決着するので、ルーマーもさすがに手を出さないだろう―――。しかし海老原も外部との接触を禁じられてしまう―――警察内部に協力してくれる人物がいれば別だが―――。

パズルを解ける男・・・・。

佐藤とミサキは日課の立体パズル作りをしていた―――。

佐藤「またひとつパズルが増えたな―――」

この状況にピッタリに言葉―――パズルのピースが合うようにうまくハマった―――！　厄介なパズルが増えてしまった―――海老原の事と、洋子の事と―――。佐藤とミサキが二人で立体パズルを作る際、今日あった出来事を話し合って、組み上げてきたふつうの日々が吹き飛んだ―――・・・・。佐藤にとって『ふつうの日々』とは、飾ってあって遠くから眺めるもので終わってしまうのか―――？　永遠に手に入らないものなんだろうか―――？　今週の最後のページ―――立体パズルを飾ったミサキに、電話を受けた佐藤が背を向けているのが・・・・。

電話を受ける佐藤―――。

天涯孤独―――！　これ↓は22話―――

オクトパスの社長には、アザミは天涯孤独の身だという設定になっているが、登録名は『アザミ』でいいやろ～。第1部で友達だと思ってると言っていたのに、未だに天涯孤独で登録している―――・・・・。さすがは元殺し屋、血も涙も無いなぁ～。

天涯孤独さんからの電話の内容は―――バックに詰め込まれたゲンが倉庫に放り込まれた時の映像のことは、電話で報告していたシーンがあったから、電話の内容は別件―――洋子か海老原のことだろう―――。最期のコマでは佐藤の後ろでインコのカシラが鳴いている―――。カシラ―――それは海老原が若頭やっている時に、佐藤がインコにカシラと呼んだら飛んできたということで付けた名前―――。その元若頭、海老原が緊急事態ということで鳴いている―――・・・・。