紅白組の川萩は、真黒組と揉め事を起こせと命令された。しかし川萩は失敗。川萩の身を案じた海老原は川萩を保護。川萩が街を出る日、元カノに会いに行ってしまい、待ち構えていた紅白組の組員に襲われてしまった。そこに偶然通りかかった佐藤が救出。川萩は再びクロ達がいる倉庫に戻ってきた。
あらすじ
松代のバルコニー
佐藤にやられた組員から事情を聞いた松代は、組員達を追い払う。
松代はルーマーの男と2人きりで密談を始める。
松代「で―――ファブルって組織のウワサやが~」
ルーマーの男「こっちの情報だがな―――真黒組のバックには――― ファブルは もういない―――」
松代「そうか―――じゃあ手探りはやめや――― このまま真黒組と戦争に入る―――」
ルーマーの男「いつもの俺達のやり方で やらせてもらう――― 組長と幹部二人ほど消えたら――― あっちはもう潰れたも同然だろ―――」
倉庫
クロは川萩に、佐藤から助けられた時の様子を根掘り葉掘り聞いていた。
クロ「もっとないんかい!? 20回も話したら もう少しなんか思い出すやろ!? なんか一言喋ったとか・・・・ よ~く思い出してみ―――」
川萩「・・・・・ あっ!! アゴに入れる前に―――・・・・ 静に一言 言ってた――― 「大変やったな でも もう大丈夫―――」」
クロ「カッコええ~ なんて安心感のある「大丈夫」なんや・・・・ そりゃ・・・・大丈夫だわ!」
離れた所から聞いていたアザミとユーカリは「大丈夫」という言葉を機会があれば使ってみようと固く決心した。
オクトパス
一人、晩酌をしている田高田社長。
そこに洋子が訪ねてきた。
洋子「ゴメ―――ン タコちゃ――ん こんな時間に!」
田高田社長「別にええけど――― どうしたんや?」
洋子は泊めてほしいと言い、田高田社長は軽く引き受ける。
洋子は中に上がり、改めてお願いをする。
洋子「タコちゃんにお願いがあって来たの――― こっちに戻ってきて まだ住む所がなくてね~ ここに住みたいの――― 100年ほど―――」
いきなりのお願い事でまだ理解していない田高田社長「ん? んん!?」
感想
相手はウワテの男・・・・。
松代は側近の組員まで人払いしてしまった・・・・。
この松代の直属の部下―――ルーマーの男のことを探って消されそう―――。下手に腕があるヤツはいらんことしてしまう―――。水野のトコにいたノリさんって男も、他の組員より感のいい男っぽかったが、ユーカリのカチコミの時に銃を出したらやられてしまった―――。この松代直属の部下は消されずに、ルーマーの男の兵隊として使ってもらうほうが幸せか―――? このままいったらルーマーは佐藤達とぶつかるだろう―――。ルーマーの男にやられると命を落とす―――。元ファブルの奴ら相手だと命を落とさずに済む―――。作戦失敗後に松代から責任を取らされるかもしれんが・・・・。いい未来は待っていなさそうだな―――。
ウワサの男・・・・。
ルーマーの男は自分達のやり方で真黒組を潰すと言った―――。
「組長と幹部二人ほど消えたら――― あっちはもう潰れたも同然だろ―――」。第1部で真黒組はそうなった―――。でもまだ真黒組は残っているが、あれから1年も経たずに再び組長と幹部二人消えたらもう終わりだろう―――。この「組長と幹部二人消えた」は、第1部の騒動の情報をルーマーは握ってる―――?
ファブルは真黒組から離れたが、ルーマーの情報は手に入れたいだろう―――。そして紅白組にはルーマーがバックに付いていることはファブルは知っている―――。紅白組が動けばボスは誰かを諜報員として派遣する―――?
松代から組織の規模を聞かれたルーマーの男は「俺ひとりかも知れないし――― 100人いるかも知れない――― 俺がボスかも知れないし――― ただのパシリかも知れない―――」
ルーマーも全体像はボスのみが知っているような組織なのか―――? ファブルと同じように全体像を見せない、ファブルと同じような事を行う組織―――ルーマーの成り立ちはファブルと関係はあるんだろうか―――? 組織立ち上げの時は同じ方向を向いていたが、この依頼は受ける受けないなどで意見の食い違いが起こって袂を分かつ―――よくあることや~。元々同じ組織だったりして―――。そういう揉め事もあったから、ボスしか全体像を知らないという形になったのかも―――。
「送り込まれる兵士のうち 100人に10人は足手まとい――― 80人は標的になってるだけ――― まともに戦うのは9人で―――残りのひとりが戦士――― このひとりが他の者を連れて帰ってくる―――」
いくら訓練しても追い込まれた状況で実際に訓練通りに動けるかどうか、人を殺せるかどうかは難しい―――。洋子も訓練は受けたが一線は越えていない―――。
ルーマーの男が用意すると言った「戦える9人」は、実際に9人ということではなく、使える人間ということだろう―――ルーマーの組織のヤツではなく、山岡の二郎みたいな外部の者だったりするのか―――? 真黒組のバックにファブルはいないと知っているからルーマーの人間は自分一人で十分だろうと―――。ただ、紅白組の組員をやっつけた謎の女や男の存在をどう見ているか―――。ファブルの掟の中に「誰だろうと油断するな」がある―――。ファブルと同じような組織なら油断しないと思うが―――。アザミ達はニオイで判別可能かも知れないが、佐藤はニオイを消せる―――。ファブルの幹部の山岡でも油断したからなぁ~。ルーマー側にも佐藤に匹敵する最高傑作がいれば話は別だが―――。
人のウワサも七十五日・・・・?
川萩から佐藤が言った一言を聞いたクロは悶絶した―――。その言葉を聞いてアザミとユーカリも機会があれば言ってみようと心に固く誓った―――。
佐藤の活躍の話を20回以上させられるのが匿ってもらう代わりの代金なのか―――。頬をナイフで刺された後だから喋るのは辛いけどそこは我慢せえという念押しか―――。
アホか~! クロは怪我している川萩を「大丈夫?」と気にかけるどころか喋らせまくっている―――。アザミとユーカリも・・・・今までこの元ファブルの二人は「大丈夫」と言う機会どころか・・・・
大丈夫―――か~?
大丈夫ですかぁ~?って声かけられるほうだぞ―――。安心感ゼロ・・・・。こっから挽回あるんだろうか―――?
浮いたウワサの男女・・・・?
洋子はオクトパスに上がり込み、田高田社長に「ここに住みたいの――― 100年ほど―――」と切り出した―――。
洋子は大晦日の夜に「来年はいないかも」と言っていた頃から変わったなぁ~。100年先の事を考えられるように・・・・100年―――!? 100年ってどういうことや~? 川萩のお別れ会の時、一緒に飲もうと誘われたが断り、寝転がって音楽を聞きながら「タコちゃん」と呟いていたが・・・・。それでウワサされてクシャミをしたタコちゃんは、孤独死を心配していたが・・・・。二人は気は合うだろうけど―――タコちゃんは娘のように見ていると思うが・・・・。洋子も娘として―――一緒に住むのか―――? 娘なら嫁いで出ていくということがあるから「100年ほど」とは言わない・・・・ん!? 逆プロポーズなのか―――!?
洋子ともし100年住んだら―――100年のうち10%は足手まとい、人をオモチャにして楽しんでいるだけ―――80%は標的を酒に変えて、酔っ払いながらゴロゴロしているだけ―――まともに家事をやるのは100年のうち9%の時間で―――残りの1%が戦士、元ファブルらしいキビキビとした行動―――”ふつう”の生活をしていて、この1%が他の部分を覆すことが出来るかと言えるかは・・・・。このひとり・洋子を誰か連れて帰ってくれ―――!ってなりそうな―――。
バックにファブルはいない、という前提で動き出すルーマー───
緒戦はヨーコかユーカリ、アザミに絡んで痛い目に合ったりしてー
まさかファブル?、よーしこっからは本気で、と作戦をたてるが今度はアッくんが登場して撃退───
そんな展開を望む
マグロとクジラとオクトパス
どうなるんだろうワクワク
いつもの俺たちのやり方で─
幹部らが消えれば─
消えれば=殺す、とかはまだ明言してないけど
いつものやり方とは?どんなでしょう
拉致してから殺すとか
人目に付かない方向で忽然と行方不明案件にするとか
一般ニュースになるようなハデなやり方か、一切表に出ないような静かなやり方とかか
タコの妻になりたい
それがダメなら娘でもいい
つまりタコと所謂家族になりたい
タコのお世話をしたい
タコの健康を気遣いたい
タコ的には
(今の俺にいきなし扶養家族とか…。ウーン…なくはない。うん、アリやな、このまま孤独死とかやっぱり嫌やし)
ルーマーにも散歩で勝って欲しい。
もしかしてヨーコは、そのうちクジラとマグロの抗争が激化すると
アッくん→みーたん→オクトパスの線で、オクトパスにも火の粉がかかるかも、と考えてタコちゃん父ちゃんを保護するつもりかな
しかし、自分もクジラ組に探されている事はまだ知らない───
ルーマって古いやり方かな?
古いやり方じゃないとアキラと絡まない。