【ザ・ファブル　The second contact】69話「追加料金の男・・・・。」帰り道で返り討ち・・・・。

負傷したユーカリを救うべく、太西公園に元ファブル達が集まってきた。ルーマー達を倒していくが、ルーマーの準構成員であるアリ達も集まってきていた。洋子がユーカリと合流することが出来たが、アリ達も迫ってきていて・・・・

あらすじ

ユーカリがいる場所は公園の外まで約200メートルの場所だった。

ユーカリは、洋子にいざとなったら鈴木から貰った銃を持って逃げろと言ったが、洋子は拒み、小さなナイフを取り出す「あんたが持ってなよ―――。アタシにはナイフがあるわ～」

ルーマーの準構成員であるアリ達の接近に洋子達は気付いていた。

洋子「あの人数じゃね・・・・　足を狙って　動きを止める―――。返り討ちにしてやる―――」

ユーカリ「おまえも―――ファブルだな―――」

一方、毒針男はアリ達を使ってユーカリのいる場所を包囲しようとしていた。

毒針男はルーマーの男に連絡を入れ、アリ達にも特殊なコンタクトと目薬を配布したので追加料金をくれと請求。ルーマーの男は悩まずあっさりと承諾。その受入の速さから毒針男は自分が消されるので簡単に追加料金を受け入れたと推測。毒針男は今回はサービスだと言い直す。

洋子達にアリ達が迫ってきていた。

洋子が石を投げて気を逸らし、不意打ちで攻撃。ナイフでアリの足を斬りつけ、刺していく。

刺されたアリが仲間を呼び、駆けつけるアリ達を今度はユーカリが銃でアリの足を撃っていく。

洋子達の反撃でアリ達の動きが止まったので、洋子達は移動を始める。

洋子はユーカリに肩を貸す「行くわよ―――　弾を少しでも・・・・」

洋子の背後の木の後から、一人のアリがナイフを持って襲いかかろうとしていた。

しかしユーカリが素早くアリの足を撃って襲撃を止めた。

感想

還るべきではない気持ち・・・・。

アリ達に囲まれているというピンチの状況で、ユーカリは「ルーマーの女2人組をさっさと殺せばよかった」と言いかけ、洋子が途中で言葉を止めた―――。

ユーカリをいさめている洋子はお姉ちゃんみたいだな～。ユーカリも殺し屋気分からまだ抜けてないか―――？　生きるか死ぬかの状況でそう言っていられないのも分かるが―――。そこまで追い詰められたのに殺さないっていうのが、本当に一般人になったということか―――？　でも生死に関わるなら一般人だったとしても手を出して・・・・となりそうだが、今まで犯してきた事への償いの意味もあるんだろう―――。今までやってきた事を思えば言い訳など言えない、絶対に殺してはいけない、いついかなる時でも殺しを封印すべきだ、と―――。

迫ってくるアリ達に洋子は「足を狙って動きを止める―――。返り討ちにしてやる―――」と言って覆面を被った―――。その姿を見たユーカリは「おまえも―――　ファブルだな―――」

「おまえもファブルだな」と言われて嬉しそう～。ファブルだったが殺しはしたことがないということで引け目というか、疎外感というか―――ユーカリ達からもお前は殺しをするなと言われたり、鈴木も駆けつけて来ていたりした―――。そういう部分があったんだろう―――。ユーカリからのこの言葉で、これで仲間だと同列に見てもらえるということで嬉しそう～。

買えるべきもの・・・・。
売るべきではないもの・・・・。

毒針男はアリ達に配布した特殊なコンタクトや目薬の代金も追加料金を請求した―――。

毒針男ボロ儲けやん―――ッ！　分け前を受け取るライバルは消えて―――特殊なコンタクト目薬セットは追加で押し売り成功～。

しかしルーマーの男の承諾があまりの早さに毒針男は引っ掛かり、「今回はサービス」だと言い直した―――。

特殊なコンタクト目薬セットを最初に売り込んだ時―――6人分で1000万円と言った時はルーマーの男は聞き返していた―――。そして今度は間も置かずに「いいだろう」と承諾―――。これは引っかかるな―――。毒針男が欲深いと消されていたか―――？　ルーマーの男は、ファブルが裸眼でこの距離を？と、夜目の凄さを目の当たりにした後だから、この目薬では足りないと思った部分もあると思う―――。そこまで要求するならお前ごといらないとなっていただろうな―――。

毒針男が「今が俺の稼ぎ時だ―――ッ！」という感じで調子に乗っていたが―――よく考えると結果的にボロ儲けするのはルーマーの男なんじゃないか～？と気付いたな―――。ルーマーの男は選りすぐりの奴らを集めたと言っていたが、実はそろそろ処分しようと思っていた奴らを集めたんじゃ・・・？　厄介者を処分出来て、報酬はルーマーが全部頂く―――さらにファブルの情報もゲット出来て―――勝てれば、と条件が付くが、ルーマーにとってはオイシイ話～。負ければ、紅白組というお得意様を一つ失うことになるが―――金に困っていなければ、ルーマーという組織にとっては負けてもオイシイ話なのか―――？

毒針男は「あんたと同じだよォ～　俺にだって帰るべき場所がある―――」と、生き残って帰りたいという意思を見せた―――。

毒針男は、ルーマーの男に結婚指輪の跡があったことで既婚だと見抜いていた―――。普段は結婚指輪をしているということは、相手はふつうの人、だろう―――。同業者なら、指輪の跡が出来てしまうことで結婚相手がいるという弱点があるっていうことを知らせたくない―――ということは分かってもらえるだろう―――。そのふつうの結婚相手を毒針男が知っているのか？とならないだろうか―――？　毒針男は、ルーマーの男にも同じように帰るべき場所がある事を知っている―――と臭わせたことで逆にやっぱり消そうと帰結して消されないだろうか―――？　「あんたと同じだよォ～」は余計な言葉だったような・・・・。

ひっくり返る常識・・・・。

迫ってきたアリ達に洋子は反撃を開始する―――。小石を投げて意識を逸らして不意打ち攻撃―――。ナイフでアリ達の足を攻撃していく―――。

さすがゴロゴロするのは得意な姉さん～。よ～く転がる～。小石のフェイントも―――フェイクかもと分かっていても反射的に目が行ってしまうよねぇ～。こういう場面で音が鳴った場所も、フェイクだった場合に攻撃してきそうな反対側も警戒できるのがプロなんだろうな～。

ユーカリも銃でアリ達の足を狙って撃っていく―――。

ユーカリも拳銃でこの距離を当てるのは凄かったが―――3発目を外してしまった・・・・。洋子にもっと引き付けてからと言われたのにユーカリは撃ち始めていた―――。焦りが出たな―――。自身の負傷―――不殺―――そして救出に来てくれた洋子に何かがあったら―――と色々思って焦ってしまう―――。佐藤だったらこういう状況でも平常心で冷静に動けるんだろうか―――？

見ているこっちが動揺するほど冷静やん―――！　この時にはミサキのことを特別な存在だと思っていただろうに、冷静に行動―――。散歩感覚で殺しが出来るというのがいかに凄いことか分かるなぁ～。

洋子が肩を貸して移動を始めようとする―――。背後から襲いかかろうとしてきたアリがいたが、ユーカリが素早く反応してアリの足を撃った―――！

弾を少しでもと節約しようと言い出したのに、早速洋子を救うために1発使用・・・・。これを後で指摘されたらむかつく！と腹立てそうや～。

ユーカリは今回4発撃っている―――。前回、ルーマーの女の足を撃ったが―――今回の話の冒頭で弾数を聞かれて6発と言っているから、その時点でのだ残弾数が6発―――？で、現在の残弾数は2発―――？　雑魚が相手でも数がいると厄介だな―――。それにファブル側は殺す気がないとバレたら―――皮肉なことに、腕がいいゆえにナイフも銃も足にしか当てていない―――。ここまで腕がいい殺し屋なら急所を狙ってくるのが常識なのに―――と誰しも思うことだろう―――。殺してこないし、弾が切れれば撃ってこなくもなる―――。そうなればアリでも数で押し切れることも出来るかもしれない―――。でもここでアザミが殺しをしたのが効いてくるのか―――？　あの殺しがイレギュラーだと気付けるかどうか―――。ルーマーの男はそのニオイを嗅ぎ分けられるのか―――？