週刊ヤングマガジン2025年44号掲載。
作者は松本光司先生。
これが長く続いた秘密ですな
彼岸島シリーズで累計100巻を迎えちまった! そこで記念に見開きカラー扉絵が描かれて、今までの明の姿が描かれているが…
- 学生服を着た明
- 丸太を持って戦う決意をした時の明
- あしながババア戦の白衣姿の明
- 斧神戦で剣と盾を装備した明
- 大阪でスナイパーの狙撃から身を守るためにフライパンで頭を隠している明
- 仕込み刀を着けた明
- 姑獲鳥戦で狐の面を着けた明
- 仕込み刀を抜いた明
このスナイパーの狙撃から
フライパンで防御する明を選ぶのは
完全にふざけてやがるからちくしょう!
スナイパーなら絶対ヘッドショットをしてきやがるっていう決めつけだけでフライパンを頭で隠す! その他の部位を狙われちまったら大ダメージなのに! …へ? フライパンを頭部にかざすと、的に見えちまう。スナイパーならその的を射抜くのは当然だろ?プロなんだろ?っていう挑発! 高度な思考誘導! あれは実は頭脳戦だったのか!
さすがは雅の護衛隊隊長
おもりをするのは長けておる
隊長が健気に明の世話をしているのがほのぼのとするなァ… 下半身が無くなっちまった隊長が、リュックから体を出さねェのは明に背負って欲しい気持ちの現れなんだろうなァ…
描かれてねェ!
明の怪我の手当!
彼岸島の傍の小島から
移動した経緯!
まったく描かれてねェ!!
あの重傷から隊長が手当をしたのかァ? 加藤がいるってことは、加藤も手伝ったのかァ? 明が右手を失っちまったのは、彼岸島から船に乗って渡った小島だったが、そこから彼岸島にどうやって戻ったんだァ? 魚型の邪鬼は隊長がなんとかしたのかァ? …へ? 隊長が魚を採ってきている描写が! 隊長が魚型の邪鬼をなんとかしたっていう高度な暗喩的表現か!
堅ェ!
コイツ
女には軟派なのに
口は超堅ェぞ!
加藤は明生存の事を知っていたのかよ! 西山が最期に語った話では、明は死んでしまっていたと思っていたが、本土に救世主と呼ばれる存在が現れたと知って、明を捜すために本土に渡ったっていう事だったが… 加藤はずっと黙っていたのかよ! そんな中で師匠の娘・紅葉と愛し合ってやがったのかよ! 明がいなくなった直後に西山達に教えていれば、すぐに追いついて人間のまま明と合流できたんじゃねェのか? こんなんで本当に人間軍の優れたリーダーをちゃんと務められているのやら…
あったよ!
真相が!
仕込み刀はさすがに隊長だけで制作したわけじゃなかったんだなァ… 自分の義足などは作らずに明の義手制作に必死になっている隊長、命がけで逃げてきた隊長、和みますなァ…
この隊長が
雅の護衛隊長で
雅から五○一ワクチンを
預かるほどの地位から
転げ落ちちまってるからちくしょう!
護衛隊長だったらかなりの地位だったはずだが… 命令したら部下に何も言わせずに作らせる立場じゃなくなっちまったのかァ? 嬉しくてつい明の名前を出しちまったっていうのなら辛ェなァ…
仕込み刀を置いて、明の様子を見ている隊長と加藤! なんにも説明しなくていいのかよ!
この明の様子を見ている隊長と加藤が
拾ってきてまだ懐いていない猫に
餌を置いたら食いつくか
見守っているみてェだからちくしょう!
ここで隊長の新たな設定が明らかに! 6月29日が隊長の誕生日! …ンだよこのクソ情報! それより隊長の名前くらい教えてくだされェェ!
世話好きアピールしてくるのに
まだ名前を教えてくれねェ!
マッチングアプリで
知り合ったばかりの女気取りかよ!
寝て食って
発する言葉は
「殺す」とブツブツ言うだけ!
彼岸島で
一番平和な場所で
一番やべェ奴がいやがる!
明が隊長の首を斬り落とした時の葛藤した様子が描かれてねェ! そこは描かねェのかよ! 『48日後…』の3話で斬っちまった後に涙を流していたじゃねェか… この読み切りの主役はあくまで隊長なのかァ? 確かにここで明の心情を長々と描くとブレちまう… 隊長の明を思う気持ちが描かれただけでも良しとしよう。でも辛ェなァ… こんな良いキャラがいなくなっちまったなんて淋しいなァ…
この特別読み切りで
仕込み刀の切れ味や
耐久性などの秘密が
一切明かされなかった
からちくしょう!