【彼岸島48日後…】408話「腑抜け」冷たい対応じゃなく　暖かい対応しちまったら　物事上手くいっちまったぞ!!　北風と太陽だ！　ああ　太陽様ァァ

吸血鬼の賭博場・竹馬街で散り散りになってしまった明達。明と小春は、吸血鬼の船頭の案内で白髪族の縄張りまでやってきた。そこで明の母親と再会。が、明の母親は吸血鬼になってしまっていて、ここのボス・太陽様の虜にされてしまっていた。そんな母親を見た明はショックを受けて動けなくなってしまった。そこへ大きなガタイの太陽様が迫ってきて…

あんなに
クソ恐ろしかった
ネタバレのクセに
中身はただの
彼岸島って事か

あらすじ

太陽様が迫ってきているが、ヘタれてしまって動けない明。そんな明と、明の母親を小春が担ぎ、隣のビルへ船頭と一緒に飛び移る。それを繰り返していたが、明の母親を落としてしまった。太陽様の虜になってしまっている明の母親は、太陽様に走って近づいて太陽様の体に張り付いてしまった。

その母親の姿を見た明は、再び落ち込んでしまう。小春は明を抱え、また違うビルに飛び移る。そうして、なんとか一旦、太陽様から逃れることが出来た。

白髪族に顔がバレていない船頭を、鮫島達の連絡係として戻らせることにした。こんなことになってしまって悔やんでいた明はいつの間にか眠ってしまっていた。小春も横になり、そのまま眠ってしまった。

小春が目を覚ますと、眼の前には槍を持った白髪族達が立っていた。小春は槍で刺され、他の白髪族は明を探しに部屋の奥を捜索。すると突然、その白髪族達が斬り殺された。白髪族達を斬ったのは明の仕込み刀だった。

明は小春を刺した白髪族も切り捨て、騒ぎを聞きつけた他の白髪族達も切り捨てた。

槍に刺されてしまった小春は気を失い、目覚めると小春の口に人間の血を流し込まれていた。

小春「お前の血じゃねェか」
明「なんだ　いらないのか」
小春「いるよ　全部よこせ!!」

明は傷を負った小春を回復させるため、助けてくれた恩を返すために、自分の血を与えたのだった。

小春は明の気持ちを察した。（宮本明は感情がないわけではない。戦うためにすべてをおさえ込んでいるんだ）

小春は、歌舞伎町にいた百足婆の最後の言葉「小春…　お前が心配だ。一度くらい　男に惚れてみても　バチは当たらんぞ」を思い出し、頬を赤くしていた。

感想

コイツがこんな
リアクションになるとはな

彼岸島で雅を倒せなかったことで、母親が吸血鬼になってしまった責任を感じ、明は無力感に苛まれている。

腑抜けになっちまうって言っても、ここまで腑抜けちまうのかよ！　太陽様が迫ってきても何も反応しねェ、小春に担がれてもなんにも言わねェ、何にも抵抗しねェ、なすがまま！　ここまで脱力できるヤツを見たことねェ！

何をしてもノーリアクション！
ハシビロコウみてェだぜ!!

明に悪態をつきながらも助けている小春を見て、船頭は惚れているんじゃないか？とからかい出した。

アゴが特徴的な人に付ける愛称が
ユカポンはアゴアゴ！
小春はアゴ助！
2人が同年代の女とは思えねェ!!

殴られちまった船頭さんは、ギャグ漫画のようなリアクション！　今はギャグ漫画世界の住人みてェなダメージ描写なのに、その後の末路、船頭さんがユカポン達に発見された時はホラー漫画みてェだったから笑えねェじゃねェか！

逃げる最中に小春は、明の母親を落としてしまった。落下した先には吸血鬼がいて、明の母親を縛っているロープを解いた。

こんな「天空の城マルュタ」の始まり方
嫌ァァアアアア!!

縛られている女が降ってきたっていうのに、この吸血鬼達は縄をほどいてやがる！　今までの吸血鬼だったらそのままお持ち帰りしそうだったのに…こいつらは紳士じゃねェか！　竹馬街にいる吸血鬼達は、荒くれの集まりじゃなかったのかよ！

コイツらが風俗街で
紳士的行動する吸血鬼
見ての通り
帰り道で賢者モードに
なっちまっている男達だ

ちくしょう
ジャンプ力が半端ねェ

明の母親は太陽様の虜となっており、太陽様に抱きつきに行った。その姿を見た明は、大きく落胆する。

明の母親が
アキラ100％みてェな事してやがる！
ギリギリ見えてねェ!!
地上波で放送出来る範囲だ！

母ちゃんがこんなことになっちまう事を目にしちまうなんて…　地獄絵図とはこのことか！　トラウマになっちまうゥゥ!!

その後も太陽様の攻撃は続き、小春は明を抱えてビル間を飛んで移動する。船頭も一緒に飛んで移動する。

ジャンプ中のフォームが同じ！
アクションゲームのキャラみてェじゃねェか！
太陽様もその空気読んで
攻撃にいい塩梅のインターバルを作ってくださる！

いくら吸血鬼で力が3倍になっちまったからって、軽快すぎじゃねェか!?　特に誰も抱えてねェ船頭さんは足取りが軽すぎやがる!!　これが、船の揺れで知らず知らずのうちに鍛えられちまった下半身というやつか！

思えば　明と篤は
似ているのかもしれんな

船頭は白髪族達に面が割れていないので、鮫島達への連絡係として戻ってもらうことにした。船頭はしっかりと料金を請求した。

言われた事は実行するが、料金はしっかりと徴収！　この船頭といい、新しいビルを持ってきたら「新しい商売ができる！」と喜んじまったり…ここの竹馬街の奴らは熱心な商売人ばかりじゃねェか！　そのおかげで竹馬街は大繁盛!!

ウソじゃなかった！
宮本篤がいれば
商店街はどうにかなるってのは
ウソじゃなかった!!

宮本篤がボスになって竹馬街が超繁栄！　篤が彼岸島で雅を復活させずに、商店街に帰ってきていれば…　篤の手腕で寂れちまった商店街は見事に復活したに違ェねェ!!

明は雅を倒せなかった事でこの状況になってしまったと思い、後悔して泣いていた。そのうち、眠ってしまった。

床に寝転がって爆睡！　ノーリアクションに加えて無防備！　こんなバンザイでうつ伏せの状態で床で寝ちまう大人なんて見たことねェ！　たちの悪ィ酔っ払いかよ!!

つられて小春も眠ってしまった。小春が目を覚ますと、眼の前には槍を持った白髪族が立っていた。その白髪族は小春を槍で刺し、他の白髪族は明を探し始めて部屋の奥へ行った。

今までの吸血鬼達ならワーワー言いながら探していたのに、白髪族は数人いて床で眠っちまっている小春が起きねェレベルで静かに捜索！　光頭族のやつらは、ボスの立花様が賭けのルールを守るように恐れずに諌めたりしちまうし、白髪族もこのプロの仕事っぷり！　竹馬街の吸血鬼達はプロ意識超高ェ！

白髪族達は、気を取り直した明に仕込み刀で斬り捨てられた。槍に刺されて重傷を負った小春は、それを見ながら気を失ってしまった。小春が目を覚ますと、明が器に入れた自分の血を小春に飲ませて怪我を回復させていた。

寝ている人に飲み物飲ませるなんて
危険だからちくしょう！
助けようとしているのか
息の根止めようとしているのか
わからねェ！

恩着せがましい事を言わずに、自分の血を飲ませて小春を回復させる明！　超優しい！　その後、小春は喋りながら、現状を思考しながら、百足婆の回想をしながら、血を飲んでやがるが…ずっと勢いよくゴクゴクと飲んでやがる！

明はこんな小せェ傷でどんだけ血を出しちまったんだよ!!　どんだけ出血大サービスしちまったんだよ！　　明は少しの傷を負ったがその結果、小春は明を意識しはじめて…

小さなリスクで大きなリターン！
明も商売の才能ありやがった!!