ヤングマガジンで連載されていた漫画『サツドウ』。幼い頃から殺しの訓練を受けた男が、普通の生活をしたくなり、サラリーマン生活を始める。が、チンピラに絡まれたことからサラリーマン生活が狂い出し…というストーリー。
ヤングマガジン2023年8号から連載が始まり、ヤングマガジン2024年1号に39話が載った後、『サツドウ』は休載になっていた。39話の最後に「次号から休載します」とも書かれずに。
一応、◯◯編の決着はついた所で休載に入ったので、原作担当の雪永ちっち先生がアイディアに詰まったのか?と思っていたが、何も告知がないまま休載が続く。休載に入る前に『ヤニねこ』の作者と揉めたとかいう噂を聞いたことはあったが…それは休載に入る前、2023年の末辺りに聞いたこと。そこからまだヤンマガには漫画が掲載されていたので問題は解決したのかな?と思っていたんだが、どうやらそれは書き溜めたストックだったみたいで、ヤンマガ2024年1号から毎週「『サツドウ』は休載いたします」が続いて…
物語最初の1コマ目に「最強の格闘技はなにか?」というセリフ
理論的な格闘戦
これらに喧嘩稼業風味を感じ、
殺しのエリートだった主人公が、普通の生活を送ることで周りと起きるギャップ
ここからはファブルを感じて(パクっているとかそういう意味じゃなく、ただ似た感じということで。理論を細かく説明する格闘漫画、ギャップで笑いを生み出す漫画は他にもあるし、編集部が同じだから漫画の傾向・方向性も似たりするんだと思う)、そこが面白かったんだが… ムキハゲという良いキャラも出てきて、主人公の赤森も少し考えが変わってきて、話はこれからという所、アニメ化・実写化もあるんじゃないか?という所だったのに休載が続き… ヤンマガ2024年17号に原作者の雪永ちっち先生が逝去、『サツドウ』は連載終了。単行本未掲載分などは今後決まり次第発表ということが掲載されていました。
外に発散するエネルギーがあるのなら、それを作品に込めたほうが良かったんじゃないかなぁ… 何があったにせよ、漫画『サツドウ』は楽しませてもらいました。残念です。お悔やみ申し上げます。