【彼岸島48日後…】371話「ユルサナイ・・」女のほうから追いかけさせる　コレが上手くいくコツってやつだな

歌舞伎町のアマルガム・舌喰いの頭部をエサに、その妻の邪鬼・陽菜を誘導して歌舞伎塔の頂上から落下させて倒す作戦の実行を始めた明と勝次。勝次のヒー坊を利用して頂上まで登り、陽菜も追いかけて登ってきた。屋上にはミサイルを食べてしまう変異吸血鬼達がいたが、明は次々と切り捨てる。その中で明は隙をついて、陽菜の顔面に斬りつけることに成功した。

ヤバいよ　明！！
このブログの奴
こっちの漫画を
全部バラしてるよ

あらすじ

陽菜の顔面に斬りつけることに成功した明。しかし陽菜はそれだけでは落下せずに歌舞伎塔にしがみついていた。

一方、歌舞伎塔の下では、鮫島に気絶させられていた邪鬼・デコ女が目を覚ます。

鮫島「気をつけろ。不用意に動くと襲われるぞ！！」

しかしネズミは恐怖に耐えられずに叫び声を出して走り出した。それに気付いたデコ女はネズミを追いかけだした。

鮫島「ちっ　追うしかねェか。あのバカ　逃げ足だけは速いからな。待て待てあのバカ、明たちのいる歌舞伎塔に向かってんぞ」

ネズミは歌舞伎塔の中に入っていった。ネズミを追いかけているデコ女は歌舞伎塔に頭から突っ込み、歌舞伎塔を揺らす。

歌舞伎塔が揺れたことで明は気をそらしてしまい、陽菜に手で弾き飛ばされてしまう。が、勝次がヒー坊を伸ばして明に掴まってもらい、明を屋上まで戻らせた。

ホッとしたのもつかの間、変異吸血鬼が襲いかかってくる。しかし明は仕込み刀で切り捨てていく。

その隙をついて頭部だけだった舌喰いは全身から舌を生やして足のように動かして陽菜のそばまで近づいた。

舌喰い「逃げろ　お陽菜。宮本明はお前を落下させる気だ…」

舌喰いは明の作戦をバラしたが、陽菜は舌喰いの姿を見て怒りが収まらない。

陽菜「イヤ…　ユルサナイ…　コイツ…　アナタヲ　ヒドイメニ…　ユルサナイ…」

陽菜は逃げるどころか明を攻撃し始める。

陽菜の激しい攻撃で明は手を出せないでいた。「待つんだ。お陽菜もいずれ隙ができる時がくる。それを待つ」

一方、歌舞伎塔の1階ではネズミがまだデコ女に追いかけられていた。そしてデコ女が壁を壊したことで歌舞伎塔が揺れる。

揺れたことで陽菜が歌舞伎塔にしがみつく。その隙を見逃さなかった明は、陽菜の両腕を切断。さらに顔への攻撃を始めた。

明は陽菜の顔に執拗に斬りつけ、陽菜は耐えられなくなって歌舞伎塔から落下を始めた。

感想

この設定が
変化しねェからちくしょう！

気絶していたデコ女が目を覚ました。鮫島は不用意に動くと襲われると注意したが、恐怖に耐えられなかったネズミは騒ぎ出して走り出してしまった。

鮫島が動くなと注意した次のコマで
ネズミが騒ぎながらダッシュ！
このハゲ、人望がまったくねェ！

鮫島が海賊船でリーダーやってたとは思えねェ！　こんなので部下から信頼されてたのかァ？　死神戦でマストを立てようとした時はクルーが戻ってきて助けてくれたってことがあったが…　ネズミも海賊船のクルーだったじゃねェか。

これは
2016年のヤンマガ12号に
掲載された場面
微妙に今と絵柄が違ェ！
先生ェもこの7年で進化しておるのだな

ネズミはこの時から今まで鮫島が嫌いってことは変わらずにいたのか！　鮫島に邪険にされちまったこともあったが、助けてもらったこともあったじゃねェか…　なのに信頼度はまったく上がってねェのかよ…　旅をしていれば関係性は変化するもんじゃねェのかよ！

この漫画が
変化してねェからちくしょう！

ネズミが歌舞伎塔に逃げ込み、それを追いかけているデコ女が歌舞伎塔に衝突。その揺れは屋上まで響き、明が気を取られた隙に陽菜が明を手で叩いた。明は飛ばされてしまうが、勝次がヒー坊を伸ばして明に掴んでもらい、明を屋上まで戻らせることに成功した。

一見、明が水ヨーヨーのごとく
簡単に帰ってきちまったことに
引っかかっちまうが…
これだけふっ飛ばされちまったダメージが
無かったことになっちまってる！
あれだけ飛ばされちまったのに
ノーダメなんてあるかよ
ざけんな！

1コマ目ですでに100メートルは飛ばされてねェか!?　その明に一瞬で追いつくスピードでヒー坊を伸ばす！　そして一瞬で明帰還！　この漫画、縮尺が適当過ぎやしねェか？

やめんか
この漫画の縮尺は昔から変なんじゃ

『最後の47日間』から、亮介と和美が普通サイズの吸血鬼に追いかけられて身を隠したシーン。

ひいいいいい！　この漫画、やっぱり進化してねェ！

それと…ヒー坊を伸ばして空中にいる明が掴んで引っ張って戻す？　へ？　勝次はどうなってんだ？

あんなスピードで放り出されちまった明のほうが運動エネルギーがあるんじゃねェのか？　明が静止している状態だったとしても、体重が軽い勝次のほうが引っ張られちまうんじゃねェのか？　それに伸ばしたヒー棒は、明の重みを感じないまま、地面と平行なままで縮んでいってるぞォ？　たった1ページ半でダメージも縮尺も物理法則も無視しやがった！　さすがは彼岸島。俺が認めた漫画よ。

これもひとつの
新種のウニってやつだな

吹き飛ばされた明が戻ってきたが、変異吸血鬼達に襲われて戦っている間、頭部だけになっていた舌喰いは全身から舌を生やして足代わりにして歩き出した。

超きめェ！　しかし逃げないでお陽菜に近づいて、明達が落下ダメージで倒そうとしている作戦を暴露！　こんな姿になっちまっても体を張って嫁を守る！　超嫁想いじゃねェか！

目的が歩くだけなら
全身に舌を生やしちまった意味が
まったくねェからちくしょう！

さすがは花魁
隙があったほうがモテると
分かっていやがる！

舌喰いは陽菜に、明は落下させるのが目的だと教えた。しかし陽菜は舌喰いをこんな姿にしたことで明に対する怒りが収まらず、攻撃を続ける。激しい攻撃で手が出せない明だったが、「待つんだ。お陽菜もいずれ隙ができる時がくる。それを待つ」。

隙が出来たらって…今までも苦戦してるのに隙が出来ちまっただけで何か出来るのかァ？と思ったら…腕を切断！　しかも両方！

これだけで終わらずに…さらに顔面を斬りつけ、斬り続ける！　隙を見せたらやりたい放題じゃねェか！　これをやる前に、抱えていた勝次を降ろしてからって動作も入っちまうからそうとう素早いぞ！　へ？　これだけ出来ちまうんなら先週の最後にコレをやればよかったのでは…

明が陽菜の顔面を斬り続け、耐えられなくなった陽菜は歌舞伎塔から落下を始めた。

明も一緒に落っちまったんじゃねェのか？　次回で勝次がヒー坊を伸ばして助けるのか？　今までも良いタイミングで勝次がヒー坊で助けてたし…　何も打ち合わせをせずに阿吽の呼吸で連携できちまう。良いコンビじゃねェか！

片腕がおかしい者同士が
片腕的存在に
なんたる皮肉