卑弥呼様に捕まってしまった鮫島と勝次は、女だけの国・邪馬台国に連れ去られてしまった。2人を助けるため、事を荒げないために小春とユカポンが潜入した。しかし鮫島と勝次は拷問野郎に拷問を受けていて、命の危機に陥っていた…
結局 私も
ネタバレには逆らえない
とんだ飼い犬野郎なのね
あらすじ
拷問野郎の拷問を受けている鮫島は、殺されかかっていた。
壁に貼り付けにされている勝次は、ヒー坊の目が生えてきたことに気づいた。ヒー坊で拷問野郎を攻撃しようとしたが、拷問野郎はヒー坊の生みの親なので攻撃することが出来なかった。
そこで勝次は、拷問に夢中になっている拷問野郎に気づかれないように触手を伸ばす。拷問部屋にある刃物を触手で上に投げ、浮いた刃物を触手で叩きつけて拷問野郎の顔面にヒットさせた。
倒れ込む拷問野郎に、勝次はヒー坊を使って刃物を降り注がせる。しかし決定的なダメージが与えられないまま、勝次はヒー坊を使った副作用で痛みに苦しみ始めた。
怒りに燃える拷問野郎は勝次に迫る。
そこに女が入ってきた「ハンディハンディ様!! 卑弥呼様がお呼びです!!」
急ぎの用だということを伝えられ、拷問野郎は渋々拷問部屋から出ていった。
女は勝次と鮫島を開放した。女は男禁制の国に疑問を持つ秘密組織の一員で、拷問野郎が卑弥呼様に呼ばれた事は嘘だった。
拷問野郎が帰ってこないうちに拷問部屋を出る鮫島と勝次。鮫島と勝次は、明のためにも篤と共闘させてやりたいので、誰も殺さずに脱出することにした。
が、先を案内していた女が立ち止まった。角を曲がった廊下の先で紅茶を飲んでいる”あの方”がいるからここは引き返せという。
あの方が誰か気になる鮫島は、角の先をそっと見てみると…そこには紅茶を飲んでいる雅の姿があった。
感想
パーに勝つには
刃物ですな
拷問野郎は鮫島の両腕を切り落とし、上に跨って腹上死させようとしてきた。
小学生の前で成人向けの殺しの方法選びやがって!
壁に貼り付けにされた勝次が何も出来ずに絶望していた。が、頭を取られてしまったヒー坊の部分から目が生えてきていた。ヒー坊が再生し始めていた。

成人向けの拷問見て
目覚めやがった!
このヒー坊が
案外 大人だったから
ちくしょう!
ヒー坊、不死なのかよ! すぐ生えてきやがって! この拷問部屋にいる奴らは化け物ばかりじゃねェか!
ヒー坊の触手で拷問野郎を攻撃しようとしたが、拷問野郎は勝次の左腕を変異させた蟲の王の片割。ヒー坊は創造主である拷問野郎を攻撃出来なかった。
脳みそねェのに、創造主の拷問野郎を直接攻撃出来ねェことは覚えてやがった! こんなになっちまっても創造主を攻撃しねェなんて、なんて親思いなんだ…
拷問野郎は鮫島を拷問しながら語りだした。体を何度も乗り換えていることで「実は生物の本質は肉体。肉体が脳を操っているんだ。身体が脳を支配してる」、体が欲する欲望のままに生きていると言い出した。
そういえば…拷問野郎の身体がわがままボディの左吉の時は、人間を食っているシーンが多かった… 確かに哲学に沿っておる。ヒー坊に脳がねェのに拷問野郎を攻撃出来ねェのは、体が支配してるからってことか! クソみてェな… 安い言い訳だな。
ヒー坊で拷問野郎を直接攻撃できないので、勝次は拷問野郎に見つからないように触手を別の方向に伸ばし始めた。

ソロリソロリと
音を気にする前に
視覚を気にしてくだされェェ!!
これで見つからねェって無理あるじゃねェか! せめて床に這わすとかしろよ! 「ソロリソロリ」の擬音で誤魔化せると思ってんのかよ! 「ソロリソロリ」は透明化しちまう呪文のつもりかよ!
触手を拷問用の刃物まで伸ばし、刃物を上に放り投げて、はたき落とした。刃物は拷問野郎の顔にヒットした。

刃物の扱い超上手ェ!
小学生がこの包丁捌き!
触手で この操り具合!
猫の手する段階超えてやがる!
落とした包丁を拾って、上げて、打つ! バレーボールの要領か! これなら触手で直接攻撃してね…ほぼ直接的じゃねェか! ピタゴラスイッチみてェにもっと間接的に攻撃してくだされェェ!
勝次はとどめを刺せずに、ヒー坊を使った副作用で苦しみ始めた。拷問野郎は勝次に迫ってきたが、女が部屋に入ってきて「卑弥呼様がお呼びです!!」と報告。拷問野郎は渋々従った。

JKの姿なのに
この後ろ姿からは
中間管理職の悲哀を
感じさせやがるぞ!
上には逆らえないとんだ飼い犬野郎! 肉体の楽しみを中断して行っちまうのかよ! 脳に支配されちまってるじゃねェか! 肉体に脳が操られているって持論はどこに行っちまったんだよ! 自ら持論の哲学を薄っぺらいと証明しているじゃねェか!
人間とは見られてねェ!
ヒー坊のおかげで
勝次も化け物扱い!
女は男子禁制に疑問を持つ奴らの秘密組織の一員だった。勝次たちを開放してくれて、勝次は鮫島の切り落とされた両腕を拾ってくっつけた。

ハゲのロボットと
ロボを作った天才少年の
物語のワンシーンみてェだぞ!
出かける前に「ちょっと待って。口紅ぐらいつけさせてよ」のノリで、腕くっつけようとしてんじゃねェよ! それに、吸血鬼ウィルスに感染しちまっているとはいえ…失血死とかねェのかよ! 簡単にくっつきやがって! 腕をくっつけるとなると、骨とか神経とかの接合が医療系漫画なら気にかかる事案なのに、このホラー漫画は怖ェぐらい簡単にくっつきやがるぞ!
すまない
ただちょっと
紅茶がほしくて
篤と共闘したい鮫島たちは、穏便に脱出しようとしていた。が、角を曲がった先の廊下には、紅茶を飲んでいる雅の姿があった…
ここで雅かよ! 事を荒げねェように脱出しなけりゃいけねェのに… ここに明を呼んでも抗ウィルス薬がなければ雅を倒せねェ。まずは抗ウィルス薬を持っている篤に合わなくてはいけねェ。上手く順番通りに事を進めることは出来ねェなァ…
ンでも、雅は紅茶飲むのかよ!

水たまりの水を飲んでんじゃねェのか?

鮫島兄弟の前に姿を現した時は、水たまりの水を手ですくって飲んでたじゃねェか! なんで邪馬台国では気取って紅茶飲んでやがるんだァ?
コイツが雅
女の前では良い格好をする
見ての通り
性欲に支配されている奴だ
拷問野郎の哲学に雅がピッタリ当てはまりやがった! さすがは拷問野郎。雅の息子の片割れの奴よ。
ヤンマガ見てないけど、先にこっちで見ました。
ナイス解説で、大変よく分かりやんした。
ひさびさにヤンマガ立ち読みしようかと思った(小並感)
このスピード感、さすがコヲジ先生や!!