クロはヤクザを辞めて、佐藤明・岬夫婦のキャンピングカー生活に1年間の期限付きで同行することになった―――。
洋子はオクトパスに住み着いていて、田高田社長と結ばれたがっていたが、田高田社長のほうは気がない様子―――。この状況を打破するために、洋子は精力がつくような料理を連発してもんもんさせる作戦を実行にうつしていた―――。
あらすじ
クロは夢で昔のことを―――喧嘩に明け暮れた中学時代、ヤクザになって母親と喧嘩した事、海老原に「ヤクザしてるからって超えたくない線ってあるやろォ~」と説教されたこと、そしてランドセルを背負った女の子の後ろ姿―――見て、目を覚ます。クロは夢を思い出して落ち込んでいた。
洋子は爆睡している田高田社長の股間にマジックハンドを伸ばして”もんもん料理”の効果を確認していた。
洋子「ん~・・・・ まだ足りなさそうね~・・・・」
夜が明け―――
佐藤がキャンピングカーから出てくると、クロがすでに起きていて椅子に座っていた。
佐藤「朝はちょっと涼しくなったな―――」
クロ「もうじき10月ですもんね―――」
佐藤は、クロが出していたボクシンググローブとミットに目をやる。
クロは約3年ボクシングジムに通っていた成果を佐藤にみてほしいという。
クロ「前に真黒住宅の屋上で相手してもらって――― あの時よりかはできるかなと! それで・・・その―――久しぶりに兄さんに手合わせしてもらえたらと・・・・」
佐藤「手合わせ・・・・ ボクシングか―――」
クロ「なんでもアリはさすがにアレなんで グローブをしっかりつけて―――ボクシングならと・・・・」
佐藤「いいだろ――― 俺は―――ミットか・・・・」
キャンピングカーの中から二人の様子を見ていたミサキは、外に出てそばで直接見ようとした。席を立って、キャンピングカーのドアを開けた瞬間、「スパァン」と音がして、見るとクロがふらついて倒れた。
佐藤はミサキを見て「やっちゃった・・・・」
ミサキ「介抱しなさいよォ――――――!!」
クロは「いや・・・・・大丈夫!! 大丈夫っスよ」と言って立ち上がるも、再びふらついて倒れてしまった。
佐藤「軽く打ったのに ミットって・・・・」
ミサキ「クロちゃん大丈夫―――!?」
クロ「大丈夫や・・・ 母ちゃん・・・・」
ミサキ「ミサキやでぇ~・・・・」
意識を失いつつあるクロ(スゲェ・・・ 兄さん――― スゲェ~・・・・ 結局また・・・・どうやってやられたのかわからんけど・・・・ やっぱ兄さんスゲェ~!!)
感想
ソレしかなかった男・・・・。
クロは夢を見ていた―――。喧嘩に明け暮れた中学時代、ヤクザになって母親と喧嘩した事、海老原に「ヤクザしてるからって超えたくない線ってあるやろォ~」と説教されたこと、そしてランドセルを背負った女の子の後ろ姿―――。
喧嘩が強いだけで集まってきた奴らは友達ではなかった―――・・・・。友達ならヤクザになると聞いたら、母親みたいに止めるだろう―――。クロは母親も振り切ってヤクザに・・・・。焼けになったのか、後戻りできないとなったのか、海老原から「超えたくない線ってあるやろォ~」と説教されてる―――。これを言っている時期は海老原の顔を見ると2部の前なのは確実―――。そしてランドセルの女の子は誰だ―――? ヤクザとして―――超えてはいけないラインを超えた事に関わるのか―――?
魔法の手を出すが
ソレに手を出せない女・・・・。
洋子は爆睡している田高田の股間をマジックハンドで触って”もんもん料理”の効果を確認していた―――。

この女、同居人としての超えてはいけない線、超えてる―――! 何してんねん―――っ! チョンチョンと◯ン◯ン触んなや―――! 毎日チェックして観察日記をつけそうや~。洋子はマジックハンドと呼ばれるようなテクニックは持っていないのか―――? ターゲット周辺の情報を引き出すために言葉のテクニックも身につけていそうだが、直接的なテクニックは身につけていない―――? まぁ、タコちゃんから来てほしいというのがあるんだろう―――。だが―――タコちゃんはタコみたいに軟体のまま・・・・。洋子のほうがもんもんさせられてる―――。とりあえず掛け布団を直してやれよぉ~。痛ッって声出るほど掴むなよぉ~。そういうところだぞ~。
強さを試す人・・・・。
翌朝、クロはボクシンググローブとミットを外に出していた―――。クロは約3年ボクシングジムに通った成果を佐藤に見てもらいたかったからだった―――。
真黒住宅の屋上で手合わせした時、佐藤から半年先の予定まで聞かれたが・・・・今回は無し―――。手加減出来るようになったのか―――?と思いきや・・・・
ミサキは旦那のかっこいいところが見れると期待して外に出ようとした時間で―――6秒もないか? 1発で決着・・・・。

手合わせのライン越えてもうてる―――!! ミットなら数発はパンチ受けろよ~。殺し屋としてのやり方・考え方を教え込まれたから、様子見とかは無いか~。でも前回は素手、今回はミットになったとはいえ、すぐに失神はしなかった―――。3年は無駄じゃなかった―――?
1話の最後で酔って「クロちゃん」呼び―――クロちゃん呼びになったか?と思いきや、2話では「黒塩さん」呼びになってたが―――今回でクロちゃん呼びになったな―――。前のチンピラ時代のころから迫力が無くなったと言っていたが、弱っているところを見て親しみをもったか―――。クロと佐藤の強さの差は距離が縮まらなくても、ミサキとの距離は縮まったようで―――。昔の事の夢を見て、自分は変わったのか試したかったという意味もあったんだろうな―――。人間として―――周りに弱さを見せられるという強さは身についたようや~。洋子も弱さを見せて甘える手口を試してみるってのはどうなんだろう―――?
佐藤はクロの強さを確認して―――クロちゃんはふにゃふにゃして立っていられない・・・・。洋子はタコちゃんの夜の強さを確認して―――タコちゃんはふにゃふにゃで立っていられない・・・・。タコちゃんが一線を超えてくることはあるのか―――?
ランドセル=和湖なのかな?
序盤はほのぼのスタート。
これから強敵が登場してくるー