【ザ・ファブル　The third secret】第2話「口笛の男・・・・。」誘い出したい男がいる人・・・・。

佐藤はミサキと一緒にキャンピングカー生活を送っていた。そこにヤクザを辞めたクロが1年間の期限付きで同行することになった―――。
一方、仮面を付けた男が元鮫剣組の組員達など3人を廃旅館に呼び出して、銃と引き換えにファブルの情報を聞き出そうとしていた―――。しかし話が揉めだした―――。
その日の夜、廃墟徘徊系ミーチューバーが廃旅館で3人の死体を見つけてしまって・・・・

あらすじ

翌朝―――
オクトパスに住み込んでいる洋子は―――廃旅館で3人の死体が見つかったニュースを聞きながら料理をしていた。

洋子は田高田社長と結ばれようと、密かに精力がつく料理を出していた。が、田高田はその気がない様子。

その後、田高田がトイレに入った隙をみて、洋子はミサキと電話で相談するが、話の途中で田高田がトイレから出てきたので話が中断されてしまった。

クロのほうは―――高橋から廃旅館で見つかった死体の中に真黒組の元企業舎弟と元鮫剣組の組員がいたことを知らされた。その事を佐藤に伝えたが、佐藤は「もう関係のないことだ」と興味を示さなかった。

仮面の男のほうは―――軽トラに乗って2階建てのプレハブ倉庫に到着した。仮面を手に持って2階に上がっていくと、一人の中年男性がいた。

男は仮面の男に、銃と情報の裏取引なのに相手から情報を引き出さずに殺してしまってニュースになってしまったことに文句をつけた。

男「ちょっと前の真黒組と紅白組の抗争の詳細―――・・・・　言ってないな～　言ってないだろ　サク――――・・・・」
仮面の男「ゴメンよ・・・・　ギュー兄ちゃん！」

そこに女が入ってきた。
ギュー「お帰り―――和湖ちゃん」
和湖「アタシの事がなんて―――？」
ギュー「和湖の問題じゃない―――　コイツ―――仲介人を殺りやがった―――ニュースにもなってる」
和湖「また・・・・？　バカかよ！」
サク「あっそうだ！　ニュース観なくちゃ―――　どんなふうに報道されてるのか―――・・・・　だってファブルも観てるでしょ　きっと―――！」

感想

既成事実を狙う女・・・・。

タコちゃんと結ばれたい洋子は、ニンニク入りの料理を作って男の本能を刺激する作戦を開始していた―――。

洋子目線になったらタコちゃんの目がキラキラしているのは面白い～。

これが恋や～。でも―――二人でお出かけとかしたくないのか―――？　タコちゃんにその気でなくとも、二人で出かけてデートみたいなことは出来そうなのに―――。まずはそこから始めるのがふつうだと思うが―――。ストレートに肉体目当てなのか―――？　告白した時もいきなり全裸を見せたし―――。6秒以内に相手を倒すことを教え込まれた結果―――直球勝負しか出来ない女になってしまいました―――・・・・。

ふつうになりたい女・・・・。

どうすればいいか分からない洋子は、ミサキに電話で恋愛相談していた―――。

なんやこの探り合い―――！　この緊張感―――早くも3部のベストバウトか―――!?　先週は仮面の男が問い詰められて顔に汗をかいていたが、今週はこの2人がお互いを追い詰めている―――！　今回はミサキの勝ちか―――。ファブルに勝てるとは―――ミサキは強くなっている―――。1部の時のミサキではない―――。洋子はふつうの恋愛をしていないからふつうのやり方が分からずにこういうような状況に陥っているんだろうが―――ミサキは佐藤とあるのか―――？　それならクロがキャンピングカーをすぐそばに止めているのに文句言ってもいいような―――というかクロが空気読めや～！

洗い流せない男・・・・。

クロは廃旅館で見つかった死体に、真黒組の元企業舎弟・元鮫剣組の組員がいたことを高橋から知らされた―――。その事を佐藤に教えるが、佐藤は「関係ない―――。クロちゃんもヤクザを辞めたんなら関わらないほうがいいぞ―――」と一蹴した―――。

「俺じゃないぞ」はボケなのか―――？　元殺し屋しか出来ないボケ―――。

高橋はまだヤクザを続けてるのか―――。高橋からクロに連絡したってことは、クロも多少なりとも知っていて会ったりしたこともあるんだろうか―――？　あの3人から情報を引き出さなかったので、元真黒組のクロから情報を引き出そうとかなるかもしれない―――。

小耳に挟む―――以前もあったな～

ツッコミ一緒やん～。

ヤクザから足を洗ったといっても、やられた側はそんなことは知ったことではない―――。実際にクロは過去の事で川萩に襲撃されたし、佐藤はファブルから抜けてもルーマーに狙われたし―――やったことはブーメランのように返ってくる―――。復讐に来ても佐藤だけなら大丈夫だろうけど、今はミサキが一緒にいる・・・・。こういう時のためにボスに付けられた発信機を付けたままにしているのか―――？　元鮫剣組の奴もいたと聞いた時の反応は少し違った感じだったな―――。1話では佐藤が鮫島の表札がある家を眺めていた―――。ミサキだけでなく、クロも巻き込まないように無関心を装っているのか―――？

佐藤はクロにキャンプでのご飯の炊き方を教えていた―――。

教えるの下手か―――！　山ごもりの時や、大西公園でバンダナルーマーにコルチゾールの効果を教えていた時とかは上手く説明出来ていたのに・・・・。飯のタネが変わるとこうも変わってしまうのか・・・・。上手く炊けなかったら喧嘩のタネになりそうなのに・・・・。

食べる物はふつうの物を食べているんだな～。洋子とキャンピングカー生活の時は幼虫の素揚げとか食べてたのに―――。猫舌もマシになってきているのか―――？　湯気が出ている飲み物を自分でふーふーしながらもすすって飲んでいる―――。段々とふつうになってきているんだろうな―――。

お使いが出来ない男・・・・。
お使いをしてきた女・・・・。

仮面の男は軽トラに乗って、2階建てのプレハブ倉庫に到着した―――。2階に上がると「ギュー兄ちゃん」と呼ぶ人物に叱られた―――。仮面の男はサクと呼ばれていて、交渉事が失敗したことを責められる―――。鮫剣組の組長の娘・和湖もここに居て、計画のことも知っていた―――。

仮面の男が使った得物は刃物か―――。相手が3人―――。それも元ヤクザ、まったくの素人ではない相手をやっている―――。滅多刺しではなかったし、手慣れている手口やな―――。ファブルを捜しているからある程度の腕はあるだろう―――。

帰り道でNシステムに引っかからずに帰ってくることは忘れていない―――。そこは冷静―――。口笛吹いているところを見ると罪の意識はないようだな―――。殺人も一度どころではないみたいだし―――。

「近づくな！　寄るんじゃない！」というのはなんなんだろう―――？　返り血が付いているわけでもないのに―――。サクの凶暴性を完全には制御出来ていないんだろうか―――？　殺しの後だからトランス状態のような感じになっていてもおかしくない―――現に仮面を取った時は呼吸が乱れて汗を出していたし―――あの状態になると手につけられなくなるのかも―――。その状態じゃなかったから叱責したのか―――？

聞きたいことの3つ目は真黒組と紅白組の揉め事の話か―――。第2部で起こった話―――。でも詳細を知っているのはごく一部のような―――。あの時に大西公園の周りで待機させられた真黒組の組員達も細かい事情は知らされていないんじゃないか―――？どっかから小耳に挟む奴もいるかもしれないが―――。あの時にはアザミとユーカリも関わっていたが、それを知られたら―――でもボスが指定した街に移住したから、こんな奴らには見つからないだろうな―――。あの二人が再登場するならこっちの事情を知った時か―――。

和湖はふつうにいる―――そして殺しの事も知っている―――。「また」とか言ってるから日常か―――？　殺人した男に向かって「バカかよ」って―――15歳でこの態度、さすがは組長の娘―――。この娘の行方を鮫剣組を辞めた奴が知りたがっていたのは謎―――。1部の時点で3年前に組は壊滅したんだから、もう関係がないとなってもおかしくないのに―――。ギューとサクもあの3人に鮫剣組の組員と関係者の行方を聞いていた―――。今更鮫剣組―――？　サクは「和湖を守っている」と言っていた―――15歳の娘を「守っている」なら、ふつうは計画の事も殺人の事も言わないだろう―――。でも知らせているってことは和湖にも関係のあることか―――？

それにイマイチ必死感がないな―――。ギューのほうは文句言っているが、そこまで期待していなかったみたいだし―――。あの取引がそれだけ重要ならギューも一緒に付いていったはず―――。3人を一撃でやれる腕、Nシステムを避ける警戒心とかはプロのようだが―――交渉事の時の口調や、交渉事が失敗して殺しもしてきたのにちょっとした買い物を任せたのに失敗したかのような軽い感じ―――。プロでもない素人でもない―――ちぐはぐな感じ―――。

佐藤は過去はもう関係ないと言っていたが、見てないフリだけで本当は確かに見ているだろう―――。そして、鮫剣組の組長の娘が関わっていると小耳に挟めば―――人の心を取り戻したのなら、困っている人を助けたいという「人として―――」の本能には誰も逆らえないだろう―――。