吸血鬼の街・竹馬街で明達と逸れてしまった、ユカポンとネズミ。勝次と合流できたが、明と小春・鮫島と勝次はユカポンを助けようとそれぞれ別ルートで向かったという。勝次と鮫島は外に出ることが出来る扉を探しているうちに、客人にやられて捕まってしまったという。それを聞いたユカポンは自分たちで鮫島を助け出そうと言い出した。
「なぜ
こんな所に
ネタバレが?」
「しっ
知らねェよ
違ェし!!」
あらすじ
勝次は隠れている最中に吸血鬼達の会話を聞いていて、鮫島が囚われている場所は知っていた。ネズミは身体がボロボロなのでゴミ捨て場のごみ袋の中に紛れて隠れていることにした。勝次とユカポンが鮫島救出に向かう。
向かっている道中、勝次がふらついて転倒してしまった。ヒー坊の頭にしている目隠しが取れてしまって、ヒー坊の姿があらわになると、ヒー坊の頭が斬られている状態だった。
聞くと、逃げている時に客人が投げた薙刀でヒー坊の頭の半分を切り落とされてしまったという。少しずつ は再生していたが、攻撃手段として使うのはまだ不安があった。
勝次「今日はヒー坊に頼らずやるしかない。ユカ姉ちゃん 覚悟してくれ」
そして勝次は話を続ける。客人はフードに丸メガネの姿をしていて、その姿は明の兄貴の宮本篤の特徴と合うこと。客人は宮本篤なんではないか?と気付いたということだった。
ユカポン「だったら話せば 味方になってくれるんじゃないの?」
勝次「そうはいかないよ。アイツ 雅の息子だからな。血も涙もなく 全力で襲ってきた。あっという間に ハゲの右手と ヒー坊の頭を斬って。怖かったよ。今でも震えが止まらねェ」
そうこうするうちに、鮫島が囚われている牢屋のそばまでやってきた。
牢屋の中では、鎖に繋がれている鮫島。その前に薙刀を持った客人が立っていた。
客人は専用出口の鍵を奪われたこと、そして逃げた少年は人間ということで気にかかっていた。
客人「俺はここに食料としての人間たちを受け取りに来た。子供一人分 増えるのもいいだろう。生け捕りでも死体でもいい」
客人は外の気配に気付いた。「来たようだな」
鮫島が叫びだす「勝次ィ!! こっちに来るな 勝次ィィ!! コイツの目的は鍵とお前の命だ!! 逃げろォォ!!」
牢屋の扉が開き、薙刀を持った客人が出てきた。勝次とユカポンは客人に見つかり…
感想
いや見た目だけじゃなくてさ
臭さもとんでもないレベルだろ
身体がボロボロでろくに動けないネズミは、ゴミ捨て場のごみ袋に紛れて隠れて待つことにした。
カジノ客が沢山来る街に
このゴミの山!
これがオーバーツーリズムってやつか!
この街ではゴミを回収しには来ねェのか? でも回収してねェなら、ゴミ袋がこんな数では済まねェはず。この街にはカジノの客も来るってことで、住民は街をキレイにしているに違いねェ。
ざけんな!
窓からション◯ンしてやがる!
衛生観念最低じゃねェか!
吸血鬼になっちまったら病気になることもねェから、衛生環境も杜撰になっちまうのか?
フフ かわいい
みんなの
おつむが…
勝次がよろけて転んでしまった。そしてヒー坊の頭に被せてある布が取れてしまった。すると、ヒー坊の頭からは脳みそが丸出しになってしまっていた。
ヒー坊が嫌ァァァァ! 超グロいじゃねェか! 急にホラー漫画になっちまったじゃねェか! ヒー坊がこんなんになっちまったから、勝次は戦わずにゴミの中に姿を隠していたってわけか。なるほど。頭が切れるな。
物理的に
ヒー坊の頭が切れちまったから
ちくしょう!
勝次が逃げている最中、客人が投げた薙刀でヒー坊の頭の半分が切り落とされてしまったらしい。
この客人は
どれだけ遠くからでも
自分の荷物を投げて
席取り出来るのが特技
に違いねェ!
客人はこの距離で正確に当てることが出来るってことは、勝次を狙うつもりはなかったのか? でもヒー坊を攻撃する意味はねェ。ヒー坊を使うと身体に負担があるから使わせないように、という親切心というのも考えられるが、客人がヒー坊の能力を知っているとは思えねェし… 歌舞伎町で生き延びた吸血鬼から、帽子の少年が苦しみながらも触手を伸ばしていたっていう情報を聞いたっていう可能性も無いわけではないが…
ヒー坊の頭の半分は切り落とされてしまったが、じわじわと再生していっているという。
脳も再生しちまうのかよ! 吸血鬼だったら頭をやられちまったらもう終わりだが…ヒー坊は左腕が変異しちまっただけだから吸血鬼とは違うのか?
脳みそって直接布に巻いちまってもいいものなのか? 「脳みそ 硬さ」でググったら「木綿豆腐程度の硬さ」って出たぞ? 「ぎゅっ」とするまで、布で締め付けちまってもいいものなのかァ?
まさか
手助けのはずが
ヒー坊にとどめを
刺すことになるとはな
ウィルスで変異して、蟲の王を倒したら変異が治る。ヒー坊の場合は蟲の王の片割れの拷問野郎を倒さねェといけねェが。吸血鬼ウィルスに感染した鮫島の腕が切り離されちまっても、生命活動が連動している。これらはウィルスの影響という言葉で誤魔化せる範囲を軽く超えてねェか?と疑問が出ちまうが…
このままでは雅を倒したところで事態は収束しねェ。そんな終わり方では読者もすっきりしねェ。彼岸島の最後は、雅を倒したことで吸血鬼ウィルスも消滅しちまって、みんな人間に戻るんじゃねェのか? 先生ェはこのエンドを考えていて、吸血鬼ウィルスならどんなことが起こっても不思議じゃないという布石を打っているんじゃねェのか?
ちゃんと覚えておるのか?
自分達がしでかしたことを
勝次は、客人の姿格好と強さから宮本篤なんではないか?と疑い出した。
やっと気付いたのかよ! 散々、明の兄貴・宮本篤が丸メガネで白フード姿って言ってたじゃねェか! こいつら、ヒー坊より先に脳みそ落としちまってんじゃねェのか?
ユカポンは、客人が宮本篤なら味方になってくれるのでは?と言い出した。しかし命からがら逃げ延びた勝次は、アイツは血も涙もない奴だと否定した。
ハゲの右手
ヒー坊の頭
薙刀が
伝説の3種の神器みてェな
描かれ方してやがるからちくしょう!
勝次は「客人には話し合いは通じねェ」というが…客人から見たら、プリンセス様から鍵を奪った泥棒としか分からねェじゃねェか! 客人はハゲのことを「紛れもなく アイツは泥棒だ」としか認識してねェ! 鍵を奪ったハゲを見て「あぁ アイツは明と知り合いだな」って認識するほうが頭おかしいじゃねェか! 「宮本明」というワードを出しても止まらず襲ってきたっていうなら敵と認識してもいいと思うが… 泥棒相手に血も涙もねェのは当然じゃねェか!
まァそうだな
頑張ってくれよ
俺はこの辺で
休んでるよ
毎年使っていた技
使わしてもらおうかな
勝次とユカポンは、鮫島が捕まっている牢屋のそばまで来た。牢屋の中で鮫島と話していた客人が出てきて、勝次・ユカポンと対峙した。
勝次とユカポンはハゲの命をかけた叫びを聞かねェのかよ!
客人は本当に宮本篤なのかァ? 竹馬街のボスが直々に食料である人間を受け取りに来ているってのはあるものなのかァ? こんだけデケェ街のボスなら、普通は部下にやらせるはずじゃねェか! ボス自ら食料を取りに来るわけがねェ!
吸血鬼のボスが
水溜りの汚ェ水を飲んでやがる
からちくしょう!
もし宮本篤なら…わざわざ自分で人間を受け取りに来てるのは、食料としてではなく保護しているってこともありえるんじゃねェか? 逃げる勝次相手に、勝次の頭ではなくヒー坊の頭に薙刀を当てたってことは勝次を生かすためってこともあるかも知れねェ。あれだけ正確に当てれるんなら勝次の頭か脚を狙えばいいはず。勝次を人間だと気付きながら、人間には有りえねェ腕の出っ張りを攻撃したのは、宮本篤は吸血鬼側だと偽るための行動かもしれねェ。前みてェに雅の味方のフリをしながら人間を助けてんのか? 本当の宮本篤ならそういうことをやっていてもおかしくねェが… この宮本篤が、歌舞伎町の舌喰いに抗ウィルス薬を開発させて捨てずに持っているということが気になるなァ。鮫島が鍵を奪った時、勝次が通り過ぎてから客人が姿を現したってところも気になる。VIPルームの窓から外を見た時も、実は鮫島と勝次の存在に気付いていて、さらに勝次が人間だとも気付いていたってこともあるんじゃねェのか? そして今、客人以外には吸血鬼側の奴が周りにはいねェ状況。次回、400話後…で客人の口から真相が明らかになるんじゃねェのか? こんな気になっちまう状況で来週は…
ちょっと待て待て
やめてくれ!!
休載ィ!!
こっちに来るな
休載ィィ!!
このタイミングで休載! 少し掲載した後、ゴールデンウィークの合併号でまた休日が来るじゃねェか! 雅は気まぐれだというのに、作者の先生ェは毎年こんな休載のやり方しやがるからちくしょう!
上手ェわ
やっぱ先生ェの休みの取り方は
ホント上手ェわ
松本先生だからやはり記念すべき400話でかなりのサプライズあるんやろうなあ
彼岸島、毎週楽しく読ませてもらってます。
ええ、ほんと楽しいです、笑う所たくさんで。