『ORIGIN』Boichi先生が2048年の東京を部隊に描くSF漫画。
オリジンのあらすじ
軍事用ロボットがロボットだと言うことを隠して、人間の社会の中に溶け込んで生活していこうというストーリー。作ってくれた博士は亡くなっていて、その博士の言葉「自分の生存を前提にできる限り人間を守れ」を守って行動するロボット。
ロボットは他にもいて、主人公のロボットの存在を知り、破壊しようと企てる。
ロボットだから食費はいらなくていいなァ…とはならず、メンテナンスにお金が掛かる。「ロボットだってお金が無いと生活できない」と生活感じみてて、SFなのに辛ェ現実を見せてくる。
『オリジン』20話「思い出のあぶく」
主人公のロボットは『田中仁』と名乗り、ロボットを製造している大企業に勤めだす。が、生活のために予備パーツを闇取引して稼いだりしていた。
その闇取引の相手が田中が務める会社の下請け会社の専務だった。その専務は金に困っていて、港の倉庫からデケェ軍事用ロボットを盗み出そうとする。
そこに居合わせた主人公の田中。
死んだふりをしてやり過ごそうとするが、専務の命令で軍事用ロボットで暴れだし、警察も来る事態に。
このままでは死人が出ると見た田中。
隙を見てその場を離れ、港の倉庫内にあったタングステンの棒を見つける。
でかした!
そのタングステンの棒は『神の杖』と呼ばれる宇宙兵器の棒だった。本来はその質量が高いタングステンの棒を宇宙から落として攻撃する兵器。
倉庫内にあったのはまだ制御装置などは付いていなくて、ただの重い金属の棒。
そんな棒を持ち出して何すんだァ?
その棒を持って倉庫の屋上に上がり、田中は何をするかと思えば…
田中のロボットのパワー、コントロールを活かし、でけェ軍事用ロボットに投げつける作戦。
一発目の棒は外れちまったが、2発目以降は命中!
軍事用ロボットは運び出されちまったが、この事態を解決できた。
へ? この展開は同じ号の彼岸島にもあったぞ!
彼岸島では角材を投げてやがる!
しかも一発目で相手の目に命中! ふざけやがって! 人間である宮本明がロボットを超えてるじゃねェか!!
オリジンは他のロボットとの戦いだけでなく、ロボットの田中が社会に溶け込もうとして逆に変な行動をとってしまったりとかのシーンもあって面白ェよ。でもBoichi先生はジャンプでも「石の状態で固まっちまった人類が数千年経って目覚める!」という『Dr.STONE』の連載(作画のみで原作付きだけど)が始まっちまったしオリジンの連載は大丈夫かなぁ… ドクターストーンのほうも面白かったけど。