太平市の太平興信所の所長・宇津帆。
将来のカモにするために子供達が免疫なしで育つように暗躍していた。
貝沼は宇津帆達に攫われ山の中に。
佐藤は「貝沼を24時間以内に返さないと波風を立てる」と鈴木に宣言。
その言葉に鈴木は怯まず、銃を持って洋子の家に―――。
あらすじ
洋子の家
土足で銃を隠さずに家に上がってくる鈴木。
それを冷静に見ている洋子。
鈴木「まァ――― 座ろうか―――。水をいっぱいくれ――― 質問は俺がする。おまえは答える側だ―――」
コップに水を入れ、差し出す洋子。
テーブルを挟んで向かって座る二人。
テーブルの上に銃を置く鈴木「そう心配するな。少し話したいだけだ――― アニキがいるんだろ? ファブルってあだ名の―――」
洋子「ファブル・・・? 何それ・・・」
鈴木「もういいって! そういうのめんどくさいから。まず――― おまえのその落ち着き様・・・ 知らない男が土足で上がり込んできたんだぜ~」
鈴木「この住まい 真黒住宅っていうらしいなァ・・・・ おまえらがファブルでなかったら真黒組とはどうゆう関係なんだ・・・? ファブルという組織と真黒組―――・・・ おまえの兄からするニオイでだいたいの見当はついてしまう!」
洋子「ずいぶんナメられたものねぇ―――・・・ 一人で来るなんて~ 例えばテーブルの銃―――・・・ いいのそこで? 両腕をおろしてるけどいいのそれで? 目線はそれでいいの? 座ってても重心はブレてない?」
洋子「アタシの言ってる事わかる―――? ハンデをあげてるのよ」
テーブルを前に押す洋子。
鈴木はイスとテーブルに身体と両腕を挟まれ、テーブルの上の銃は慣性の法則で対象的に洋子のほうへと滑っていく。
鈴木の銃を掴み、鈴木へ銃口を向ける洋子「言ったでしょ。見当違いだってぇ―――」
洋子「アナタ程度で――― まずアタシをどうこうできないの。まずレベルのち外がまるで見当違いねぇ―――・・・ 兄はさらに想像を絶して私より強い―――」
洋子「さァ――― 質問は私がする――― アナタは答えるだけ―――」
山の中
貝沼を車の中で縛って連絡を待つ井崎「腹の調子悪いなァ~」
車を離れ、ティッシュを持って用を足しに行く井崎。
戻ってくる井崎「いつまで連絡待ってりゃいいんや?」
車の中に貝沼の姿が無い。
ソレに気付いた井崎「アイツ・・・」
懐から銃を取り出す井崎(落ち着け・・・ アイツは両手を後ろ手に縛ってる―――・・・ おまけに顔には袋を被して何も見えん―――・・・ どう考えても遠くには行けない―――・・・ ナメやがって! どうせ○すつもりやし、いちいち連絡待ってヤるより―――・・・ 後先――― 一緒やろ~・・・ 見つけ次第ヤッたる―――・・・)
感想
今回の扉絵―――。右下には第9巻の表紙―――。
佐藤がもし一般人に戻れたら・・・鏡に映る過去の自分を見て後悔するんやろか―――・・・? 一般人は殺し屋の過去をもっていたら後悔するやろうし・・・ そういえば佐藤は過去の仕事でヒナコを巻き込んだ事を後悔してる・・・? リハビリに付き合うのは後悔の現れなのか、ただの興味の対象なのか―――。 後悔の気持が芽生えたなら、佐藤が一般人になれる第一歩になるかァ~? 目の前の問題を解決するには一般人離れした強さが必要やけど―――。
プロとプロ―――
鈴木は佐藤がファブルと気づいたか―――。真黒組に厄介になっていて、銃を避け、再び会っても冷静だった佐藤―――。こんな奴はただの組員と思えないしなぁ―――。
そして鈴木が銃を持っているのを見ても冷静な洋子―――。実戦には出ない洋子だけど、それでも何度か修羅場を乗り越えているんだろうな―――。
洋子すげ―――。ハンデをあげても圧勝―――。銃を回す手つき、扱い方からして本物や―――。
鈴木はこのままなのか~? これは想定内か~? 銃には弾が入ってないとか、別に銃を持っているとかないかな~? そうじゃなかったら間抜け過ぎる―――。相手は女とはいえファブルと想定しているなら事前に何か策を用意しとくのがプロやと思う―――。以前、宇津帆は鈴木に「準備をしてないヤツはいつも慌てる・・・」と言っていた―――。
鈴木の表情は慌てて無くてこの落ち着き様―――。この表情を見ると鈴木に何か策はありそうやけど・・・ このまま捕まったら間抜けすぎる―――。が、鈴木がこの状況を抜け出せたら、今度は洋子が間抜けになるのか・・・?
素人と素人―――
貝沼のスースーってのは寝たふりだったか―――。危機感を感じたら内容に育てられたニワトリの貝沼でも流石に危機感を感じ取ったか―――。
井崎は貝沼は後ろ手で袋も被ってると思い込んでいるが、この左のコマを見ると貝沼は縛られた腕を解こうと何かやってるっぽい―――。貝沼を逃したり、縛られて袋を被った状態で逃げたと思い込んでる井崎はプロとは思えん―――。真黒組の組員だった過去を持っていてもこの程度か―――。
この井崎の対応が普通の組員の対応で、佐藤の対応が別格だったから鈴木は「佐藤がファブル」だと気づいたんだろうな―――。
ボスが育てたんだら弾が入って無かったら、
重さで分かるのでは?
ハッシュパピーが曲者。
暗殺銃なのに連射もできる。
洋子の銃の知識しだいかな?!
>ひなさん
>
>ボスが育てたんだら弾が入って無かったら、
>重さで分かるのでは?
>
なるほど 重さで弾丸の有る無しを判断。あんな銃の扱いが慣れた洋子なら、それが出来て不思議じゃない。
なら単純に鈴木が見当違いに弱かったということか・・・
鈴木は普通のプロ(の殺し屋)
佐藤「兄妹」は超絶プロ(の殺し屋)
なんですかね?
今回、殺さなくてすむのかな???
大阪の裏社会に、身バレしないですむのかな???
皆殺しにしないとヤバクネ? バレチャワネ?
興味津々です♪♪♪♪