【ザ・ファブル】214話「カレーライスの夜・・・・。」煮詰まる計画・・・・。

山岡は姿をくらまし、死のリストからランダムで暗殺しようと狙っていた。
洋子達はGPS追跡を警戒し、山岡が使っていたバンを捜索すると携帯を発見した。
佐藤はミサキを守りつつ、洋子の家に帰った。
アザミはオクトパスで泊まり込み、社長を守っていた。

あらすじ

倉庫

山岡がアジトとして使っていた倉庫で、バンの中から携帯を発見した洋子。

マツ「触るな―――　他にどんな細工をしてるかわからん！　山岡のこの案に乗ってみようと思う―――　何も知らないフリでこのまま山に行くよ！」

洋子「アタシ達も行くわ―――　待ち伏せして―――　狙われるより　狙う立場になるの！　コレはチャンスなの！」

洋子は佐藤に電話を掛け、状況を説明する。

洋子「ミサキちゃんをアザミに預けてさ―――　こっちに来れる―――？　11時にこっちを出るから―――　ああ―――　わかった―――」

マツに電話を渡す洋子「ミサキちゃんを預けたら　あとで合流するって―――・・・・　場所だけ　一応教えろって―――・・・・」

マツ「わかった―――」

電話を受け取ったマツは佐藤に説明する。

洋子の家

佐藤はミサキに「オクトパスに戻るよ―――」

ミサキ「今から？　あ・・・あ―――緊急事態ね・・・　こんな時間に戻って―――社長が変に思わないかな？　カレー持って行こうか―――　作りすぎちゃったみたいな～」

オクトパス

社長とアザミがテレビを観ていた。

テレビにジャッカル富岡が映り、アザミはギャグに爆笑する。

社長「佐藤とホンマに似てるな―――　アイツは履歴書に趣味ジャッカルって書いてたんやぞ　ジャッカルのドラマも録画して観てるらしいぞ・・・・」

アザミ「そうなんですか～」と答えながらも着信したメールを確認する。

メールは洋子からで「23時までに話せるタイミングで電話して」

アザミが時計を見ると現在22時16分。

外飲みしようと誘う社長を、アザミは家飲みにしましょうと説得。

社長「じゃあ酔う前に―――風呂入ってこいよ～」

アザミ「はい！5分でシャワーしてきます―――」

社長「いや・・・ゆっくりでええから～」

アザミはシャワーを流し、音を誤魔化して洋子に電話を掛け、計画の説明を受けた。

アザミ「わかった。　こっちはまかせろ―――」

倉庫

洋子「さあ出るわよ～」

洋子、ユーカリ、マツ、クロ、スズムシはバンに乗り、出発。

佐藤とミサキはカレーが入った鍋を持ってオクトパスに向かっていた。

感想

取り憑カレーた夜・・・・？

現状を説明するマツ―――

マツの下に顔が―――！　ってよく見たら水野の顔か―――。ビビった―――。ホラーやん・・・・。マツはもう完全に物として扱ってるな―――。これから埋めに行くからそんなことを言ってられないか―――。それに自分がいつ水野側に行くかわからないからな～。

水野と砂川の遺体は持っていくのか―――？　山岡を騙すならバンの中にはマツとクロとスズムシぐらいにしとかないと油断させられない―――山岡が組織の掟『誰だろうと油断するな』をちゃんと守っていたら油断しないだろうけど―――。人数が多くなり車重が重くなると車体が沈み、人が沢山乗っていると見抜かれてしまう―――。バンの中の重さを減らすには水野と砂川の遺体を降ろして、佐藤やユーカリにすり替えとくのが最適―――。さらに洋子一人分増えてもそう変わらないだろう―――。

気がカリーな男・・・・。

クロは今の状況『守る者がいると不利』なのを説明してもらっている―――。カンが悪い―――・・・・。ユーカリとのビリヤードも、佐藤から秒殺された感想を聞くために、親しくなろうと近づいているんだろうが―――接待っていうものを知らんか―――・・・・。接待できないほどユーカリが下手だったのか―――？

ユーカリは乗り気じゃない―――？　まだ山岡に対して振り切れてないのか―――？　この後にクロとビリヤードをやるのも現状から気をそらそうとしている―――？　テスト勉強をしなければならないのに掃除を初めてしまうかのごとく―――。ビリヤードで負けているからなのか、山岡と対峙しなければいけなくなったからなのか、ユーカリはカリカリしているな―――。これからユーカリは殺し屋としてテストを受けるみたいなものだからな―――。山岡を殺っちゃいけないから直接手をくだすことはなくても、捕まえてボスに引き渡したらどうなるかは明白―――。恩師に対しても非情になれるかどうか―――。正常なら最初の一人目が一番キツイと言っていたが―――恩師を殺るのはそれに匹敵するだろう―――。

誰カレーなしに笑ってもらえない男・・・・。

アザミもジャッカル富岡がツボに入るかぁ～。

眼鏡ズレるほどわろてる～。殺しの腕が上がると、反比例して笑いのツボは浅くなるのか―――？　それともサヴァン症候群の毛があると受ける要素でもあるんだろうか―――？　ジャッカルだけがファブルの御眼鏡に適うのか―――？　他の芸人にはどうなんだろう―――？

ボスはジャッカルにそんなに興味なさそうだったけど―――

佐藤にジャッカルのスタンプを送ってたから本当は興味ある～？　ジャッカル富岡は組織の者の見分け方に使えるのか―――？

ジャッカルは「なんで俺もやねん」と同じネタ続けてるな～。アレンジはしてるみたいだけど―――。作中では1年経っていないから1発ギャグとしてまだ受けてるのか―――？

佐藤がジャッカルの事を話したら、洋子とヒナコからは「三流芸人」と言われたが―――アザミは佐藤が初めて出会うジャッカル好きではないだろうか―――。共通の趣味で語り合う―――他人に共感を持ったら殺し屋としての腕も落ちそうだな―――。殺し屋と知り合って”ふつう”に近づく―――マイナスとマイナスを掛けたらプラスになった―――みたいだけど―――。今回の件が無事終わったら、ジャッカル富岡主演の映画を佐藤とアザミで一緒に見に行くエピソードとかあったらいいなぁ～。

嘘つカレーる男・・・・。

ミサキが「カレーを作りすぎたと言ってオクトパスに行こう」と提案したのに対し、佐藤が「ドッキリやな――――」。覚えたての言葉をさっそく使う―――。子供みたい―――。洋子が言っていた「戦う事以外は5才児並」～。

そしてミサキはアザミに守ってもらうために、オクトパスに泊まらないといけなくなったが―――社長は帰れと言いそうな―――・・・・。佐藤と一緒に来たらなおさら―――。佐藤は顔を出さずにオクトパスの前で見送るか―――？　でも家が遠くないから帰ったらと言いそうだけど―――・・・・。なんならアザミに送っていけとか言いそうだし・・・・。そもそも22時過ぎにカレーもって来られてもなぁ～。面倒になる前に社長を酔い潰すか―――？　アザミも酒に強そうだし―――。

社長は最後まで佐藤の正体を知らないまま終わるんだろうか―――？　人情に厚くて面倒見の良い社長は平和で終わってほしいなぁ―――。

見抜カレーた男・・・・？

現状、佐藤側は守る者がいるうえ、タイミングも山岡次第―――。主導権は山岡にあって圧倒的に不利な状況―――。でもGPSを逆手に取って逆転できるか―――？　山岡は「バレてもいい。どうせ死のリストに載っている者を消すんだから」という考えもありそうだし―――想定外のほうが面白いと言ってたから、騙し討ちされても楽しみそう―――。

もし山岡が携帯を仕掛けていたことがバレる事を読んでいた場合、山岡がもし狙いを見抜かれる事を想定していたら―――オクトパスが手薄になるな―――。アザミは一人で社長とミサキを守らなくてはいけない―――。

山岡が仕掛けた携帯は―――あっさりそのままヒッカケ無しなのか―――それともじっくり煮詰めた計画でドッキリなのか―――。