【ザ・ファブル】215話「単三電池の男・・・・。」コントロールできない男・・・・。

山岡が死のリストからランダムで消そうと佐藤達を狙う。
佐藤はミサキを、アザミは社長を守り、洋子とユーカリはコンビを組んだ。
洋子・ユーカリ・マツ・クロ・スズムシは山岡が仕掛けた携帯を見つけ、それをエサに反撃しようと動き出す。
佐藤も加わるために、ミサキをオクトパスに預けようとするが・・・・

あらすじ

オクトパス

社長はテレビのリモコンの効きが悪いことに気づく。

リモコンの裏を開け電池を見る社長「そろそろ寿命か・・・・・・」

シャワーから出てくるアザミ（体と頭を洗って2分―――　とりあえずスッキリはした―――）

しかし社長の姿が無い。

アザミは社長を探すが家の中にはいない。

リモコンのフタが外されている事に気づいたアザミ「マジかよ・・・・・・」

しばらくして、佐藤とミサキがオクトパスを田鶴ネルが、誰も出てこない。

佐藤は扉を引いてみる。

佐藤「開いてる―――」

佐藤は銃を取り出し、家の中を探る。

社長とアザミの姿は無し。

ミサキ「社長達・・・　大丈夫かな？」

佐藤「まだ湯気が残ってる―――　さっきまでアザミはシャワーを使ってた―――　その間に社長は―――散歩がてらリモコンの電池を買いに・・・・　アザミがそれを追って行った―――　そんなところだ・・・・」と、家の中の状況から推理する。

佐藤「アザミと社長の帰りを待とう―――　ミサキちゃんを一人にしない―――」

ミサキ「ねえ―――　佐藤くん・・・・　社長にも全部話したほうがよくない？　24時間ずっと監視して―――守り続けるって無理あるよ～」

ミサキが、今までの仕事とは逆で守らなければいけない事、事情を知っていれば佐藤達の言う事を聞いて動くので安全になる、と説得する。

佐藤「ミサキちゃんがそう言うなら　そうしよう―――　アザミとヨウコに相談してみる―――　大丈夫―――」

山の中

洋子・マツ・クロ・ユーカリ・スズムシは尾行を気にしながら、砂川と水野の遺体を山に埋めるために移動していた。

そして到着。洋子とユーカリは車内に隠れて待機。

マツ・クロ・スズムシは穴を掘り始める。

太平市の夜道

アザミは社長を追って走っていた（電池だったら　この時間ならコンビニだよな―――・・・　ここから一番近くのコンビニ―――　社長の歩きなら　すぐに追いつける―――）

しかしアザミはまだ社長に追いつかない。

社長は夜風に吹かれつつ、夜道を歩いていた「さむっ！」

社長の進む道の先には、フードを被った男が歩いてきた。

感想

酒に操られている男・・・・。

シャワー中だったとはいえ、社長は酔っているのにファブルに気づかれずに家の外に出られる―――。クリスマス会の時に洋子を布団に寝かしつける仕草で、社長には依然子供の面倒を見ていた過去があるように見えたが―――今回のは寝ている家族を起こさないように静かに動くスキルが身についているのか―――？　今は独り身だが、面倒見がよくて情に厚い男がずっと独身だったんだろうか―――？　酒のせいで失敗してそうな感じもするが、逆に失敗したことを酒を飲んで忘れたいのか―――？　佐藤達でなく、社長の過去も謎に包まれている―――。

アザミがシャワーに入った直後に社長が家を出たとして―――シャワーで2分、姿を消した社長を探すのに1分、服着るのに1分かかったとしても4分―――。4分先に出た酔っぱらいに追いつかなくなるか―――？　酔っているから別のコンビニに行った―――？

コントロールできる女・・・・？

洋子達は遺体も乗せて全員で出発か―――。洋子は海老原から受け取ったレンコンではなく、サイレンサー付きの銃―――。レンコン、38口径リボルバーは、至近距離なら威力はあるが、離れると威力は落ちる―――。生け捕りにしたい場合は扱いにくい―――。銃を変えた洋子が「山岡の足を撃ち抜く」っていうのは本気だろう―――。理性が働いてトドメまではいかなさそうだな―――。

スイッチが入った男・・・・。

佐藤はオクトパス内を見て、状況判断―――。アザミがいたら外に出るのは止めていた、だから社長は勝手に出ていったとまで推理する―――。カンがいい―――。さすがプロ―――。仲間と連絡とれなくなった時、周りの状況から現状把握することも教えられたんだろうな―――。佐藤の推理力はコナンくん並だが―――見た目は大人、（戦うこと以外の）頭脳は子供―――・・・・・。

リモコンを握る男・・・・。

ミサキの言う事、「社長にも全てを打ち明けよう」は分かる―――。24時間ずっと気を張っていたら、それこそいつ電池が切れるかわからない―――。操作できると楽になる―――。でも社長に全てを話すとなると―――洋子とユーカリが気にしていた「正体を知った者がどう処理されるか」が気になってくる―――。正体を知ったことで消されるんだろうか―――？　山岡や洋子がボスだったなら「脅威にならない」と言って放おっておくだろう―――。

ボスが組織を完全分業制にしているのは、殺しをする奴らは血の気が多い奴が多いだろうから、結束して反乱したり内輪もめしないように分業にしているんだと思う―――。そして組織の全貌を知っているのはボスだけということで、誰かが捕まったり、誰かの正体がバレたとしても組織全体は大丈夫という面もある―――。だから数人がバレてもボスは放置する―――？　海老原とクロに佐藤の正体がバレた時―――海老原は契約を結んでいる真黒組の若頭だからと説明できるが、クロも放置されている―――。素人のヒナコだけでなく、プロの鈴木もおそらく放置されている―――。ならミサキも放置される―――？　社長に言っても大丈夫か―――？　なるべくは言わないほうがいいんだろうけど―――。佐藤から相談される時に洋子はどうするんだろう―――？　今は社長の命を守るためになるが、それが元で後々命を奪うことになってしまうかもしれない―――。プラスにもマイナスにもなる―――。

って許してくれるだろうか―――？　社長の電源を切るスイッチを押すかどうかはボス次第―――・・・・。

ターゲットを切り替えた男・・・？

社長の前から迫るフードの男―――

どっちだ―――？　山岡なのか―――ただの通行人なのか―――。佐藤と洋子がやった手合わせの状況を思い出すな―――。普通に歩いて、目線は他に向け、間合いに入ったら即攻撃―――！　これもそうなのか―――？　反対側から向かってきたということはオクトパスに向かっている途中という可能性もあるが―――住宅街だからなぁ―――。ふつうの人がいてもおかしくはない―――。このフードの男は”プロ”か”ふつう”か―――そういえば太平市には殺しのプロだけでなく、女たらしのプロ（河合）や、ストーカーのプロ（貝沼）もいたが―――この男はもしかするとプロはプロでも殺しのプロではなく―――痴漢のプロ―――

ミサキを痴漢したコイツか―――？　夜道でターゲットを物色している最中―――？　社長の身長は平均的な170くらいっぽく、フードの男も社長と同じくらいの身長―――。フードの男はガム男なのか―――？　正体がコイツだったら、アザミが勘違いしてぶっ飛ばしても結果オーライや～。

山岡が水野を消した後、水野のスマホで海老原に連絡していた―――。水野を消したという証拠を示すためでもあるが、水野のスマホを手に入れた事を知らせるためでもあったら―――？　スマホのGPSに気づかせるためだったら―――？　もしそうならバンに仕掛けたスマホは罠だったことになる――――！　いつもの山岡ならひと手間だけだろうけど―――最後になるかもしれない感動巨編、向こうには自分のやり方を知っている者がいるということで、ふた手間かけたかもしれない―――。それに―――山岡にバンを尾行する手立てはあるのか―――？　車にGPSを仕掛けたなら、それを追いかける術も持っていると考えるのがふつう―――。そこらへんの車を盗んだりしているんだろうか―――？　山岡はマツの”秘密の墓場”の場所を知っていて、砂川達の遺体処理はマツが担当するだろうと推理して先回りして待ち伏せしている―――？

社長の「そろそろ寿命か・・・・」が自分へ向けた言葉になってしまうのか―――？

洋子達と山岡―――どっちがリモコンを握っていて―――どっちが操られているのか―――。