みそいれにしやす

面白いと思った漫画のあらすじ、感想、考察などを書いてます。ネタバレが嫌な人は注意して下さい。

ザ・ファブル

【ザ・ファブル】151話「お正月明けの女・・・・。」新年早々残念な女と信念を貫く女と興味津々に残念な話を聞く男・・・・。

投稿日:

年が明けた太平市。
殺し屋の二郎は、砂川に依頼された二人のターゲットのどちらを狙うか決定した。

それを知らない佐藤は”ふつう”の正月を過ごし・・・・

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あらすじ

電車内

混雑した電車に乗るミサキ。

二人の痴漢に会ってしまうが、声を出せずに我慢してしまう。

洋子の家

洋子に痴漢に会ったことを言うミサキ。

プロ同士の手合わせのせいで動けない洋子の代わりに、鍋を作っている佐藤もその話を聞いてしまう「隙が多いからやろな―――」。

佐藤の言葉でさらにむかついてイライラしだすミサキ。

イラつくミサキに「ミサキちゃん、イラストとか絵 上手いでしょ――― ちょっと痴漢の似顔絵描いてよ―――!」と言い出す洋子。

ミサキは痴漢二人のイラストを描く。

そのイラストを見る洋子「黒魔術よッ!! 丑三つ時にこの絵に針を10回刺すのよ! その後―――怒りの炎で燃やせばコイツらにバチが当たるわ~!!」

ミサキ「まさか~・・・」

洋子「信じるか 信じないかはアナタ次第! でもただの泣き寝入りよりマシでしょうに~」

ミサキ「まあ 確かに何もしないよりは―――・・・・」

洋子「でしょ~!!」と言いながら痴漢のイラストをしっかり見る洋子。

その後、佐藤が作った鍋を食べ、帰るミサキ「おやすみ―――」

バタン

扉が閉まる。

先程の洋子とミサキの話の事に触れる佐藤「ヒマつぶしに痴漢退治か――― 似顔絵描いたところで見つかりっこない」

洋子「いいじゃん別に! 女の弱みにつけこむ――― 卑劣なやり方が気にくわないの!」

帰り道のミサキ

洋子に言われた黒魔術をやろうか迷っているミサキ。

男「こんばんわ」

ミサキ「あ・・・こんばんわ」

すれ違った男と挨拶したミサキはそのまま帰っていく。

すれ違った男は、ファブルの山岡だった・・・・

感想

正月からこんな事に明け暮れてる男達・・・・。

ミサキに痴漢したガム男とハゲ男・・・・。正月明けから何してんねん―――!! 勿論正月明け以外でもダメだけど―――! でも組んで二人で行動してるってことは―――こいつらもプロか―――!?
今は亡き貝沼は、ミサキが洋子の家に泊まったことを知っていて洋子の家の場所も調べて知っていた―――貝沼はストーカーのプロと言える・・・・。
今は殺しのプロもいるし・・・・。
太平市、恐ろしい・・・・。

太平市がこんなことになったのも、殺し屋である佐藤が悪いオーラを出しているからかぁ~?

好きオーラ全開の女・・・・。

ミサキが電車の中で『佐藤から送ってきた凧の写真』を見ているのは、佐藤のことを想っている~? それとも凧の写真なんて送ってくる珍しさか~?
ミサキ
柔らかい優しい表情してるし、嬉しそうだな~♪

隙オーラ全開の女・・・・。

幸せそうな表情してたのに痴漢にあってしまうミサキ・・・・。「キモイ~!!」とか「最悪ぅ~!!」とか心の中で思っていても、声を上げられないミサキ・・・・。「誰か気づいて!!」と誰かを頼りにして自分からは動けずに、周りに流されていってしまう・・・・アイドル時代もこんな感じで着エ○にまでいってしまったんだろうなぁ・・・・。

正月明けの帰宅ラッシュの電車に乗ってしまうのも、計画性のなさが伺える・・・・。ジーパン履くとか気にするなら、実家を早く出るとかすれば良かったのに・・・・。

ミサキ「アタシ、隙あるオーラ出てるかも・・・・」と言ってるけど―――初めて会った宇津帆と井崎に「部屋に盗撮器があるかもしれない」と言われて・・・・
宇津帆 ミサキ
「警戒心は大切ですよ」と言われたのに、その後に警戒せずにこの男を部屋に上げている・・・・。この時の盗撮器は佐藤が排除してくれたからミサキは宇津帆の事に気づいていないけど―――ヤクザに絡まれたことがあるのにこんなに警戒心が無いのは大丈夫だろうか―――? 親の借金を返すため、自分の店を開くために溜めたお金を誰かに騙し取られるんじゃないだろうか―――? 今から心配になってきた・・・・。ミサキを騙した詐欺グループに洋子が潜入して叩きのめす!とかあるんだろうか―――? それをやるにはミサキが半年ぐらいでお金を溜めないといけないが、それは無理そうだなぁ~。小島の仕事を紹介されて来年には借金返せそうって言ってたからなぁ・・・・。佐藤達の休暇の間に溜まりそうにない―――。

ヤクザに絡まれたことがあって、痴漢に10回もあっているのにいまだに「隙があるオーラ出てるかも」って言ってることは自覚がない証拠―――。その証拠に夜道に挨拶されて挨拶し返すのはいいが、笑顔で警戒していない様子―――
ミサキ 山岡
佐藤に「隙が多いから」「駅もぼぉ~っと歩いてたんやろ」とか言われたのに、夜道を考え事しながら歩いてる・・・・。これはこの後も災難に明け暮れそう・・・・。

酒に明け暮れてる女・・・・。

声を上げられずに流されてしまうミサキに対して、反対に洋子は言いたいことは言う―――。「100倍強い」と言われてムカついた洋子は佐藤と手合わせするぐらいだから、泣き寝入りなんてやったことが無いだろうな~。その代わり、ミサキは痴漢の事を佐藤に聞かれたくないと言っているのに洋子は大声で喋ったりとデリカシー無いけど―――。

デリカシーは無いけど、相手を思いやる気持ちは持っている洋子―――。「卑劣なやり方が気に食わない」と信念を貫く洋子―――。ミサキに黒魔術と言って痴漢のイラストを描かせる―――。しかし洋子の「怒りの炎で燃やせば」って火事で両親を亡くした洋子が言う事かぁ~?
佐藤洋子
まぁ火事にあった状況がわからんからな~。洋子は火事の時には家に居なくて、後から火事の様子を聞いたのなら火が怖くなくてもおかしくない―――。でも両親と一緒に炎に包まれてしまっていたのなら・・・・そうとう図太い神経を持っていることになるが―――? 自分に対してもデリカシーが無いんだろうか―――? それともプロになる訓練でトラウマを乗り越えた―――? 火を使う料理もしているし、宇津帆と鈴木のA案でマンションが爆発した時も動揺していなかったし、昔はどうであれ今は火や火事に抵抗は無さそうだな―――。プロとして―――身体だけでなく、その身体を操る精神も鍛えているんだろうな―――。デリカシーが無くなったのは副作用か―――?

プロになるために副作用があった男・・・・。

佐藤もデリカシーない―――!!
ミサキに「痴漢が狙うターゲットの容姿は中の上」「とびきりな美人は狙わない」・・・・。プロは手合わせ以外でも手加減出来ないのか―――!! コーヒーを出す気遣いは出来たのに・・・・。
佐藤兄妹 ミサキ
地獄耳か―――。モスキート音も聞けるからなぁ~。でも声は良く聴けても、その心の中までは聴けないのか~?

ミサキの普段の様子から「駅でもぼぉ~ッと歩いてたんやろな」とか、痴漢が狙いやすい女性の特徴を知っているのは、プロとして観察しているからか~? でも行動心理を理解して分析出来るんだからちょっとは気遣い出来るようになってもいいのに・・・・。隙が多いミサキに「ぼぉ~ッとするな」という佐藤なりのアドバイスなんだろうか~?

佐藤はアドバイス無しで鍋を作っているけれど、佐藤はプロのなるための副作用で猫舌になってしまったから味見は簡単には出来ないはず―――。それでも鍋や雑煮(餅無しだったけど)を作れて、それを食べたミサキやクロは文句を言っていないってことは上手く作れたということ―――。プロとして―――殺し屋として身体が大事だから、その身体を作るための食事を作るのもプロ並か~?

料理をしようとする女・・・・。

卑劣な痴漢を料理するべく、顔と身長を覚えた”記憶力の良い”洋子―――。痴漢を探し当てれるのか~? ファブルから逃げ切った宇津帆は、狙われていると自覚して身を隠したし、裏社会の人間だった―――今回の痴漢は狙われてるとは思っていないだろうし、同じ路線で待っていればいずれ見つけられる可能性が高い―――。痴漢二人組は洋子の怒りの炎に焼かれるだろうな~♪

 

好奇心の炎が抑えられない男・・・・。

佐藤と洋子が住んでいる真黒住宅は、ミサキのマンションのすぐ傍―――。ミサキがそこからの帰り道で山岡とすれ違ったということは・・・・。山岡は恐怖心がないからガンガンくるなぁ~。山岡も街中で出来る相手とすれ違った時には気づくだろうから佐藤には会わないようにしてるんだろうけど―――。本当は佐藤に会ってみたいんだろうか―――? 山岡は好奇心を抑える恐怖心が無いから、ボスに「佐藤を巻き込むな」と言われているにも関わらず佐藤に会いに来たりするんだろうか―――? 砂川の依頼も二郎に任せて我慢出来るんだろうか―――? 今我慢して砂川のクーデターが成功すれば、暴れられるようになるけど―――。二郎が失敗した場合、山岡が動くんだろうか―――?

素手での勝負―――佐藤と洋子がやった手合わせみたいな事―――をしたら山岡は佐藤よりも強いんだろうか―――? 現役を退いているとは言えさすがに洋子よりは強いだろうから、もし佐藤と山岡がやり合ったとしたらどちらかが大怪我、もしくは命を落とすことになりそうだけど・・・・。どうなることやら―――。

休暇の残りはどうなることやら・・・・。

年が明けても休暇中でも佐藤はきな臭いことに明け暮れるのか・・・・? せめて正月番組に出ているであろうジャッカル富岡を観て楽しんでいてほしい―――。次の正月を迎えられるか分からないんだから・・・・。

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  1. かぎしっぽ より:

    こんにちは。
    スーパー猫舌の佐藤が、熱い鍋料理の味見できるのは確かにおかしいですね。
    洋子がフーフー冷ましてからでも、あっつ!って叫んでたのに。(笑)
    ミサキに「コーヒー♪」って言って出してますけど、
    佐藤の語尾に「♪」が付くのって珍しいなーと思いました。
    少しはミサキに親愛の情が湧いてるんですかね?
    しかし、ミサキはグラドルやってたのに、容姿は中の上なのか。
    すれ違った男の10人中9人は振り返るレベルの美人かと、勝手に思ってましたw

    • おみそ より:

      洋子は作中でも美人として扱われていて
      それに似た顔のミサキも美人だと僕も思ってたんですが…
      (ヒナコも似ていたし、作者が美人の顔をこうしか描けない可能性が…
      美人の顔というのは黄金比とやらで美しく見える部位の配置や比率とかあるらしいですから
      美人の顔を描くと似てしまうのは仕方ないことかもしれませんが)
      小島やクロもミサキを客寄せとして使えると言ってたから…
      佐藤の美的感覚がおかしいんじゃないでしょうか?

      • かぎしっぽ より:

        ですね。
        洋子姐さんはだんだんデッサン崩壊時の割合が増加してますが、(笑)
        ミサキはやはり作品世界の中ではかなり上位の美人ですよね。
        美女の描き分けができないのはシティーハンターの北条司先生とかもそうですが、
        まぁ、読者がその作品に求める美人像ってあると思うので、
        ファブルの作品世界においては、洋子やミサキ、ヒナが“南”式美人という設定なんでしょうね。

        ちなみに、佐藤はどうなんでしょうね?
        作品世界ではそこそこイケメンという設定なのか、フツメンなのか。
        そもそも美的感覚がどうなってるのか。
        クロが山籠りでマムシ食べてエレクトしてましたけど、
        佐藤にはそういう、異性に対する欲求みたいなのはないんですかね?

        • おみそ より:

          佐藤はふつうの子供時代、青春時代をおくってこなかったので
          そういうのは無いのかな~?
          あまり感情を出さないのでよく分からないですね。

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