みそいれにしやす

面白いと思った漫画のあらすじ、感想、考察などを書いてます。ネタバレが嫌な人は注意して下さい。

ザ・ファブル

【ザ・ファブル】179話「ピクッとくる女・・・・。」すでにピンときていた女達・・・・。

投稿日:2018年8月20日

洋子は山岡のアジトに乗り込んで「次の日の夜に話をしよう」と山岡に約束を取り付けた。
佐藤は真黒組の組長が急変しても、ファブルの山岡が街をうろついていても、変わらずにふつうの日々を過ごしていた。

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あらすじ

オクトパス

オクトパスに戻ってくる佐藤「配達――― 終わりました」

ミサキ「お帰り―――」
社長「ご苦労さん―――」

ミサキがペンタブのタッチペンを落とし拾おうとしたが、佐藤が素早く拾って渡す。

佐藤「はい―――」
ミサキ「あ・・・ ありがと」
佐藤とミサキ
佐藤と目が合ってミサキは頬を赤らめる。

その様子を見ていた社長(ミサキめ~ やっぱり佐藤を意識しだしてるな―――・・・ ミサキは素直なぶん、ホントにわかりやすい――― ただわからんのは、こっち(佐藤)―――・・・・ ホンマに何考えとんねんコイツ―――・・・・)

佐藤が配達先の女の人からバレンタインのチョコを貰ったと報告。

そのことを利用して社長はミサキの感情を揺さぶりだす。

社長「でも佐藤くん――― コレは君がもらったのやろ。佐藤に気ィあったりしてなぁ~♡ そんな娘からもらったのかね」

佐藤は女性の特徴を言っていく。

ミサキはペンを止め、聞き耳を立てている。
社長はそのミサキの様子を観察して楽しんでいる。

佐藤「髪は後ろでくくり――― いつも笑顔がたえず――― 笑うと銀歯がチラッと見える60手前くらいの女の人でした」

年齢を聞いた途端、ペンを動かしだすミサキ。

それを見ていた社長(あっ ペンが動き出した―――! なんという、わかりやすい~!!)

バレンタインでミサキから貰ったことを思い出した佐藤「あっ ミサキちゃん。サンマの塩麹漬け――― おいしかった――― ありがとう―――」

頬を赤らめるミサキ「あ・・・ いえいえ――― そりゃよかった―――」

ミサキを見る社長(そうかそうかぁ~ ミサキ――― おまえ―――♡ この照れ屋さんめ――― 佐藤にホレかけてるな? いやすでにホレたかぁ~!?)
田高田社長
佐藤を見る社長(あとは―――イマイチつかみどころのないコイツ―――・・・・ 佐藤だけは―――ホンマに何考えてるか、わからん~・・・!!)

山岡のアジト

倉庫の奥にあるカウンターにいるアザミ。
カウンター内ではユーカリが地下格闘技の男にデカイ鈴を首に付けていた。

ユーカリ「ホラ どうよコレ? わかってると思うが――― 次―――逃げようとしたら殺すからな~ そういう素振りが見えてもな~」

倉庫の真ん中にあるビリヤード台を指し「あの―――ビリヤード台がおまえの命のラインだ――― 一歩でも出てみろ――― じっくり後悔させてやる―――」

脅しとして、ユーカリは銃弾をダーツのマトに当てる。

ユーカリ「手にマメができて、血が滲んで―――その上からまたマメができる――― ガキの頃から10年も毎日――― そんな生活をしてると当たるんだよコレが~ ちなみにアザミは俺より腕が立つ! 走って逃げるおまえの大動脈を撃つだろうよ―――」
ユーカリ
アザミ「あんまり脅すな―――」

銃を男に向けるユーカリ「その辺もしっかり そのポンコツの頭に入れとけ―――ッ!!」

洋子の家

洋子は一人、キッチンで座って山岡を待っている。

窓の外に車のライトが光り、車が止まる。

外ではマツの運転で来た山岡が来ていた。

山岡が車から降りて、一人で洋子の家に入っていく。

山岡が靴を脱ぎ、中を見るとキッチンには誰も居ない。

洋子は入り口の死角にある冷蔵庫の上に、フライパンを持って構えていた。

洋子は幼少の頃に見た山岡を思い出していた(『でもコレで計画通りだろ―――』 あの口の動きはそう言ってた――― という事はコイツが―――・・・ 家を燃やしてアタシの両親を殺した―――)
洋子
部屋に入ってきた山岡の死角から、後頭部めがけてフライパンを振り下ろす洋子。

感想

ピクッと気づいた女・・・・。

ミサキはペンをポロッと落として佐藤と目が会い―――
佐藤とミサキ
ピクッときてるというか―――これはもうドキッときている~。その後も佐藤のチョコを貰った相手の話でピクッピクッと反応しまくり~。コレは50年生きてきた社長でなくとも―――誰が見てもホレている―――!!

社長が、佐藤とミサキがバッフォローで過ごした後にミサキは少し変わったと言っていたが―――バッファローで河合が佐藤に女友達を紹介しようとした時に―――
佐藤は「また今度」と断った―――。それを見たミサキは「・・・・」。「佐藤に女友達を紹介」と聞いて芽生えた嫉妬心や―――佐藤が断ったことで安心する自分―――ここで佐藤に対する自分の気持ちに気づいていたのか~?

一応ピクッとはする男・・・・。

ピクッと反応しまくるミサキだが、その相手の佐藤がピクッとした時は―――河合に触れられた時にピクッと動いた―――佐藤は『知らない男から急に触られた』から思わず反撃しそうになって、ピクッと反応してしまっていた―――。ということはミサキに急に触れられてもピクッと反応しなかったら―――佐藤はミサキに気を許しているということになる―――?

社長からチョコを貰った人の特徴を聞かれて、最初におおよその身長と体重を言ってしまう佐藤―――。殺し屋のクセで相手の体格を見てしまうのか―――。その後も社長に言われたとは言え、見た目だけを言う佐藤・・・・。でもこれだけ観察力があるのに絵を描くのは下手・・・・。佐藤はインプットは上手だが、アウトプットは下手なのか―――? 感情も表に出すのが下手だし―――。プロとして―――殺し屋としては何を考えているのか読まれないというのはいいんだろうけど・・・・。

ビクとも動かないカップル・・・・?

社長が一生懸命佐藤とミサキをくっつけようとしているが―――
田高田社長
なかなかくっつかない・・・・。
ミサキに佐藤への思いを気づかせたのはプレイーボーイの河合だった・・・・。
そして佐藤にキッカケを与えそうなのが―――
ミサキ
感動巨編のヒロインにミサキを選んだ山岡だというのが・・・・。
社長はなんとかくっつけようとしているがくっつかず、河合と山岡が刺激したらくっつくのか―――? 人の事を思って動く社長ではなくて、プレイボーイの河合と殺し屋の山岡が恋のキューピッドになるのか・・・・? 『北風と太陽』という寓話があるが―――『ザ・ファブル』では暖かい心を持った社長が北風で、女を取っ替え引っ替えしている河合と殺し屋の山岡が太陽なのか―――? 佐藤とミサキをくっつけるには、ピクッどころではない刺激を与えないとくっつけるのは無理そうだしな―――。

ポロッと本音を漏らす男・・・・。

ユーカリとアザミも佐藤と同様―――
ユーカリ
子供の頃から殺し屋として育てられたのか―――。佐藤との違いは育て親、ボスと山岡の違いか―――? それとも佐藤がおかしいだけだろうか―――?

ユーカリは殺し屋として相手に怖さを見せつけるが、アザミは「あんまり脅すな」と『普段は優しく』を行って素性を隠している―――。佐藤も素性を隠している―――。ユーカリよりもアザミのほうがプロとして意識が高いのか―――? これだけ粋がるユーカリがアザミの事を「俺より腕が立つ!」とハッキリ認めているのは、ユーカリとアザミには相当な力量差がありそうだな―――。佐藤に匹敵するんだろうか―――?

ピンときていた女・・・・。

洋子が幼少の時にボスと山岡が話していた時―――ボスからこの娘は引き取ると聞いて―――
幼少の頃の洋子
「なるほど」と納得した山岡が、この後に何を言ったか分からなかったが、とうとう明かされた―――
洋子
山岡「でもコレで計画通りだろ―――」。洋子の家の火事は仕組まれたもので、山岡はやはり親の仇だったか・・・・。でも山岡が「計画通りだろ」と言った相手はボス―――。ボスも洋子の家の火事に絡んでいるということになるが・・・・。
佐藤と洋子は以前、ボスとLINEみたいなアプリで連絡していた―――
ジャッカル富岡 スタンプ
でも今は真黒組の組長が死んでも、ボスはやってくるどころか連絡もしてこない―――。洋子から連絡もしていないようだし―――なにより洋子が街中で山岡を見かけても、洋子がボスに連絡したという話がない―――。洋子がボスに連絡しなかったのは・・・・そういうことか―――? 両親の火事にボスも絡んでいるから確信が持てるまでは黙っていた―――? ボスよりまずは実行犯を仕留めるために機会を待っていた―――? とにかく、洋子が山岡のアジトに乗り込んだのも話し合いではなく仕留めようと覚悟して行ったのか―――。アジトの中にユーカリ、アザミがいたのを見ても、倒して山岡も倒そうという決意がありそうだったしな―――。
洋子
この「ウソでも兄は一人だけ―――」洋子が兄弟みたいに信用できるのは佐藤明のみってことか―――? ボスのことはどう思ってるんだ―――?

その信用している兄は今はどうしているのか、家に帰ってきているのか分からないが・・・・。

ユーカリやアザミが山岡に挨拶代わりでフィンガージャブを打っているのは隙を作らないため―――。山岡はユーカリに水野の倉庫を奪う時「倉庫に入ったら2秒で現場をスキャンしろ」と言っていた―――。それを言った山岡は当然初めて入る洋子の家の危険性は十分承知しているだろう―――。山岡は対人で感を鋭く保っていて、隙も無い―――対して洋子は隙はないが、特訓は一人で―――
洋子の特訓
相手を頭の中でイメージするシャドウで行っていた・・・・。
佐藤は浮いている紙や―――
佐藤の特訓
山籠りでは自然を相手に、自分が想定していない動きをする物で訓練していた―――。
ただでさえ洋子は殺しを経験していないのに一人での特訓では・・・・。洋子に地の利があっても山岡には負けてしまうだろう・・・・。洋子が負けるとしても山岡の力量が圧倒的に上ならば、大した怪我もなく抑え込まれるだけだろうけど・・・・洋子が抑え込まれた時に悪あがきせずにピクッとも反応しなければ、山岡から話も聞けるが・・・・。未だに両親のことを思って泣いてしまう洋子は、プロとして感情を抑えられるだろうか―――? 山岡はボスから「こっちからは関わるな」と言われているから、佐藤兄妹側から関わらせようとしていた―――だから洋子の家で洋子にとどめを刺すなんて事はしないだろうが・・・・。

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  1. 匿名 より:

    いつも拝見させて頂いております。
    また鋭い考察に感心しています、ありがとうございます。

    >地下拡張技
    地下格闘技ですよね、たぶん。
    拝見してて思うのは、時々誤字があり文章の勢いが削がれ残念というかもったいないです。他のネタバレサイトより、ここの考察が深い気がしてよく訪問しています。今一度推敲等して頂ければ幸いに思います。

    • おみそ より:

      ご指摘ありがとうございます。
      訂正しました。
      誤字はすいません…
      なるべく減らそうと努力します。

    • #サーモン田中 より:

      細けぇんだよお前
      そんな神経質だと長生きできないゾ

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