真黒組と紅白組が抗争に入ったが、警察の手前表沙汰に動けない。そこで紅白組はルーマーと呼ばれる組織の人員を呼び寄せ、裏の裏から仕掛けようとしていた。一方、海老原が雇った殺し屋・ゲンは、ルーマーの男の襲撃で簡単に制圧されてしまった・・・・
あらすじ
真黒住宅
ルーマーの男はゲンに銃口を向けて、質問をつ透けた。しかしゲンは命乞いをし始める。
ゲン「なんなら――― そっち側についたっていい・・・・ 俺が海老原を―――――・・・・」
ゲンはルーマーの男に撃たれてしまった。
駐車場
オクトパスを出た洋子は、海老原所有の資材置き場の駐車場にキャンピングカーを停めて生活し始めている。
洋子が買い物から帰ってくると一人の男がキャンピングカーを覗き込んでいた。
話すとキャンピングカーが置きっぱなしなので近所で盗難車からと噂になっているとのことだった。
ただの近所の人だというので、
洋子はスルーしようとすると、男は洋子の肩に手を置いた。
倉庫
クロと川萩と静が喋っている。アザミとユーカリはトラップを仕掛けていた。
そんな中、倉庫のドアにいきなりドンと音がした。
アザミとユーカリは銃を取り出し、クロ達にそのまま喋り続けろと指示を出す。
話し続けるクロと静。
アザミとユーカリはドアを開ける。
ドアの外にはバッグが置いてあり、アザミが中身を探るために軽くトントンと叩く。
アザミ「人間だ―――」
感想
嗅ぎ分けた男・・・・。
ルーマーの男はゲンに「おまえからは人殺しのニオイがプンプン出てる――― 暗殺者じゃない―――・・・・・ ただの人殺しのニオイがな―――」
ただの人殺しだとニオイを消す様子もない、暗殺者だとニオイを消そう、というような違いがあるのか―――? 凄腕の暗殺者でもそれでも漏れ出てしまうが、佐藤は完全にニオイを消せるから驚異だと―――。
ゲンは命乞いをし始め、海老原を売ろうとしたが、ルーマーの男に撃たれてしまった―――・・・・。
ゲンはフリーとはいえ、依頼者に対する忠誠心が無い―――。そしてプライドもない―――。すぐ寝返ろうとして―――プロとしてルール違反・・・・。ルーマーの男もその意識の低さを見て、コイツは使い捨てだと見抜いたか―――。
海老原がゲンを雇ったのは―――相手が動いて、何か証拠を、何か手がかりを残すだろうということでゲンを置いた―――? ゲンが海老原と会った時、ゲンは人の命を奪うことに躊躇が無い様子だった・・・・。その辺が海老原からすると、コイツは消えてもいいだろうと―――。海老原は極道で武闘派だが(自ら命を奪う武闘派だからこそ?)―――命を大事にする―――。が、命を軽視する奴には容赦がない―――。組が預かった伝説の殺し屋相手でも銃を向けたことがある―――。ゲンの事も敵を察知する警報機代わりにした―――? じゃあ海老原にはその次の手は用意してあるのか―――?
匂わす男女・・・・。
洋子のキャンピングカーを覗いている男がいた―――。男は洋子に近所の者だと名乗った―――。
人相悪ッ! バレバレやんけっ! ルーマーの使いっぱしりに他の人員いなかったのか―――? 本当に近所の人だったら「土地の所有者とは?」と質問するかな―――? 所有者を知っているなら、ヤクザものが所有者だと知っているということになる―――。その関係者かも知れない人に話しかけるか―――? 暴対法があるから世間から隠していても、近所の人にはバレているだろう―――。それに真黒組は数年前に抗争もあったみたいだし、それで幹部の何人かは逮捕されている―――。バレバレやんッ!
逆側から見ると―――こんな柄悪い奴に夜中に話しかけられたのに、全然動じること無く喋っている若い女というのは変―――。肩を触られてしまうほどの距離まで近づいているのに、目線は別の所に向けているというのも変―――。実際に肩を触られても声もあげず、ビクッともせず、ただ振り返るだけというのも変―――。こっちもバレバレやんッ!
こっから普通に「キャンピングカーに女性一人は危ないから。よそ者のあなたは知らないだろうが、ココはヤクザもんが所有する土地だから危ないよ、ウチに来なさい。ウチには嫁もいるから。暖かい手料理でも食べて行きなさい」とかなるかな―――? 見た目は悪いが中身は良いおっさんか―――? でも夜中でよく知らない若い女性の肩に触れるというのは普通、ルール違反―――。警察呼ばれてもおかしくないのに―――。いくら大阪で相手が芸能人だったとしても、いきなり触れたら怒られるぞ―――? もし本当に良い人で―――人の事より自分の事という感じで洋子に声をかけた―――? それで洋子が手厚くもてなされたら―――ファザコンの気がある洋子はもしかするとこっちに乗り換え・・・・いや、それはルール違反や―――!
嗅いだものをおさえきれない男・・・・。
痴話喧嘩をしている間にプロは何かトラップ設置―――。
川萩と静は中学時代にただたんに付き合っていたというだけ、とクロは見抜いた―――。クロは普段はカンが悪いが、こういうことには嗅覚が鋭くてすぐに嗅ぎつけたなぁ~。
クロ達の話に出てきた水野は、プロとして色々見てきただろうアザミとユーカリも驚愕するキャラ―――。ユーカリは水野ともう一度会いたいって―――水野から服を交換しようと言われたら簡単に応じそうや~。もしかしてコスプレに興味が出てきた―――? ユーカリが倉庫を襲撃した時、覆面をして戦闘モードになっていた―――。幼少から10年修行してきたユーカリにとって、コスプレをして違う自分になるというのは自然な事で受け入れやすいのかもしれない―――。
クロの話で―――水野はバニーガールの格好もしてたんかいッ! その後のクロのルール違反の暴露で川萩は―――・・・・。倉庫に誰かが来たが、発砲も起こらずに誰も怪我はしなかった・・・・。でも川萩にはかなり強いのが当たってる・・・・。重傷や―――・・・・。
ルーマーに狙われている川萩には、今後の生活にするにあたって新しい名前が必要になるかもしれない―――。そこで―――おまえの名前はマツにしよう―――。松にも花言葉がある―――憐れみと同情だよ―――。
守るべき対象もいる川萩の状況にピッタリや~。
ニオイを探る男・・・・。
倉庫のドアがドンと鳴り、アザミとユーカリが警戒しながらドアを開けると―――ドアのそばにバッグが落ちていた―――。アザミが軽く叩いて確認すると中身は「人間」と判断した―――。
箱の中身は―――じゃなくて、カバンの中身はなんだろな~♪ でもこの世で一番開けたくないカバン―――! 嫌な置き配や―――! で、その中身はおそらくはゲンだろう―――。
メタ的にみて洋子がぽっと出のキャラにヤラれて・・・・というのは考えにくい―――。読者をハッとさせたり、新たな敵・ルーマーの強さを見せるために主要キャラが簡単に消されるっていうのはあるだろうが、戦える唯一の女キャラをここで消すのは無いだろう―――。叙述トリックを使うなら洋子じゃなくてクロだったら、もしかして?と思わせられただろうが・・・・。
ルーマーはいちいち宣戦布告するのか―――? わざわざ場所を知っているとバラす―――? ドアのドンっていう音はバッグを投げてぶつけた音だろう―――。どこかから倉庫内の人物の顔や手際・動きを観察している―――? ドアの開けた時の動き、バッグの中身は人間っぽいと見抜く力や分かった時の反応のニオイでどれぐらい出来るか、どれぐらい修羅場を通ったかを観察できるだろう―――。それでゲンの時のようにいきなり乗り込んでいいか、ちゃんと準備してから乗り込むのか、買い物とかで外に出てきた時に待ち伏せして襲いかかるのかを決めるんだろう―――。外に買い物行かなければ―――特に食べ物はユーカリ以外はお腹を壊してしまう―――・・・・。プロの間で―――腹を下している時に襲撃するのはルール違反になるんだろうか―――?
ルーマーがしっかり準備をして倉庫に乗り込むぞ!となり―――ドアを開けると、一番強いニオイを出していた奴が―――こんな体勢してたら―――
こっちのニオイ出してたんかいッ!って思わずツッコんでしまう~。ルーマーの来るタイミングが悪ければアザミには悪いウワサが広まってしまう―――・・・・。
キャンピングカー覗いてたおじさん、また整形した鈴木とか?
ルーマーの事を伝えにきた?
あの「間」が気になる。倉庫前に置かれたバッグの中身がゲンなのかヨーコなのか。気になるーーー
キャンピングカーを覗いていたおっさんが、もしバランスゲーム男の手下だとしたら、あまりに無防備ーーー。
女だと思って舐めすぎ。覗いて、もし中に人間がいて反撃されたり撃たれたりなど。
そうすると近所のおっさん説に信憑性が出てくるけどーーー。
すると急に話しの緊張感が緩むから、あまり嬉しくない。
そして、アザミのお尻は決してゆるまない。
キャンピングおっさんの右手人差し指に指輪がついてる。肩を叩いた後の奇妙な間は、たぶん毒針(麻酔?)が仕込んであった描写かと。
鋭い!
毒針だけに、、、
指輪に毒針〜気付かなかった!
でも、薄手だとしてもジャケットとフードの上からポン!って感じでしょ?
2枚のダウン素材を貫通しインナーも、となると結構な長さの針でないと体まで刺さらないかもしれない。
元コメ者です。
確かにそれは思ったんですが~。
長さ3cmぐらいで細い注射針程度ならありかなあと。
昔「ザ殺人術」という本で見た指輪は、保管時には針を横に向けて他の指の関節のしわの間に挟んでおいて、使用するときに指輪を回して針を立てると書いてありました。
毒針というよりも「ルーマー」なので盗聴器などでは?
おっさん<屍だ
話が動き出したーーー。
今週のアザミとユーカリは頼りになる。ギャグテイスト続いてたから、なおさら。
そして、主人公は不在か。
人殺し<殺し屋<暗殺者<普通の?
洋子は強烈な麻酔薬を注入されて意識を失い、紅白組の親分のところへ拉致される。
腕の痛みで目を覚ます洋子。
逃げられないように両手両足は拘束され、全裸の洋子。
その腕にシャブ注する紅白組の親分。
「とりあえず完全なシャブ漬けにして・・・、味見はそれからだなー」
パッ!!!
アザミもユーカリも山岡編の時はこれ見よがしに銃を構えてクリアニングなんかしてなかったよな。水野の用心棒に抜かれるのが先でも腰から抜くの早かったし。
ユーカリレベルでも散歩感覚でクリアリングして欲しいものだ。
あれ、静が倉庫に来た頃(といっても1日前・・・だよね)は半そで、
洋子はもうダウンみたいなコート着てる、
経過数日なのに季節の進み方がどうなってるんだろう、何月の出来事と想定してるのかな
そこはストーリーには直接関係ないからいいっちゃいいんだけど
肩に置いた手の、指輪の位置が不自然だからなんかあるよねえ・・・
今春でも昼夜の気温差が10度以上ある。キャンピングカー移動だったので、上着は大物中心とかとか。車中泊って、季節感なくなりそう。
書き手は読者を驚かせようと毎回頑張ってくれてる。実際はルーマー相手には弱すぎたゲンが雇われた目的とか、カバンの中身はゲンなのかとか、おっさんは何者なのかとか。
そろそろ戦闘シーンが欲しい。
ルール違反とはゲンの事か
命乞いや寝返りの提案 依頼人を裏切る行為はプロとして御法度という事かな ルーマのこの人はそういうのは許さないんだろね
こんな急展開になるとつくづく思う
作者ありがとう───休載無しで描き続けてくれてありがとう───
作者は体調壊さないように、編集者や周りの人が環境を整えてあげて欲しい。
プロとして。知恵と工夫で。
物語の終盤どうすんねやろ
記憶を辿る旅路か