要塞化した東京に入るため、明達は精二の案内で地下道に入り込んだ…
あらすじ
狭い下水道を四つん這いで進んでいく明達。
鮫島「狭ェな ちくしょう クセェし」
下水道の広いところに出た明達。
明「真っ暗で何も見えない」
懐中電灯を点ける鮫島。
明「下水道…」
勝次「クセェ… 超クセェ」
明「なるほど 下水道を通って地下から東京の壁を超えるってわけか 考えたじゃないか」
精二がボソボソ言う。
鮫島「ほう このまま進めば都内の地下鉄の駅に出る。そこまで行けば人間がいるそうだ。東京では人間は地下に潜んで暮らしているらしい」
勝次「なんてこった… まァ生きてるだけマシだけど」
再びボソボソ言う精二。
鮫島「あとネズミ(人間じゃなくて動物の)に気をつけろってさ」
ネズミ「ねェ鮫島様、もう帰りましょうよ。こんな怖い所、嫌ですよ!! 臭いし暗いし!! あの船に戻りましょうよ。あそこが我々の場所。みんな待ってますよ。明さんだって案内人の精二さんさえいれば十分だし。我々にはもう関係ないですよ」
鮫島「ウルセェなお前は。こんな響く所で大声出すな」
明「誰か来た!!電気を消せ!!」
勝次「ここだ!! ここに隠れられる!!」
下水道の脇の狭い下水道に隠れる明達。
吸血鬼達が現れ、明達を捜索する。
勝次「追っ手だ… 吸血鬼だちだ…」
明「シッ このままやりすごそう」
吸血鬼達は二手に分かれて捜索しだす。
鮫島「なァ ネズミよ。さっきの話だがすまんが船へは一人で帰ってくれ。俺は明と一緒にいる。お前は好きにすればいいさ。俺は明を見てェんだよ」
鮫島「コイツはとんでもねェ男だろ。明を見ているとこの吸血鬼の物となったどうしようもねェ日本でさえ、なんとかしてくれんじゃねェかと思えてくるんだ」
鮫島「まァ 俺はそれを見届けるまで明から離れるわけにはいかん。そういう事だ」
吸血鬼達がいなくなり、明達は再び広い下水道に出る。
勝次「さァ邪魔もいなくなったし、案内してくれよ」
精二が先頭になり、下水道を進んでいく。
勝次「うわァ 広い所に出たなァ」
明達は首都圏外郭放水路(急なゲリラ豪雨になった時に雨水を溜めておくところ)に出た。
鮫島「東京の下にこんな場所が…」
ネズミの鳴き声がする。
怯えだす精二「ヒイイイ ネズミ…イル… ネズミノ オオサマ…」
複数のネズミの頭が付いている邪鬼が現れた。
明「これが… ネズミの王様…」
感想
懐中電灯があったよ!でかした!で簡単に出す鮫島。さすが救世主様。懐中電灯も持ってなさるのか。
何でそんなモン持ってんだよ
鮫島「いや…ホラうち救世主だろ」
そんな問題かよ
フン 健康で何よりだ
ネズミはまた「帰ろう」と言うのかよ… 何度目なんだよ… ススキ草原からずっと言ってやがる。そろそろコイツラに言っても止まらねェことを覚えるんじゃ。
ネズミ「俺は記憶には弱ェんだよ!」
そんなネズミは精二にボコボコに殴られちまったのに精二さんとさん付けで呼ぶんだな。一応、もう一つの船のリーダーだからか?
ネズミ「俺は暴力には弱ェんだよ!」
鮫島が明についていく理由を語る鮫島。まァ明についていくと面白ェし、とんでもねェ化け物をとんでもねェ方法で倒しちまうし分からねェでもねェが… 明についていくモブキャラは悲惨な目にあっちまうが… 鮫島達は大丈夫か? まァネズミぐらいは犠牲になっちまってもいいけど… ネズミみたいのは逆に生き残っちまうんだろうなァ…
ネズミ「俺は悪運には強ェんだよ!!」
この救世主達が子供を守らねェからちくしょう!!
吸血鬼達が来たから、下水道の脇道に隠れる明達。せめて明が前にいけよ。勝次を前に出すんじゃねェよ。
勝次を守るって約束はもう終わっちまったのか?
「金剛を倒すまで」だからもう勝次を守らねェのか? そんな救世主様なんて辛ェなァ…
もう一人の救世主の鮫島も…楽しんでんじゃねェよ!
小学生かよ! 小学生からクソハゲ呼ばわりされるのも納得なんじゃ。
コイツらが救世主様
見ての通り
人を救おうという気の無い奴らだ
あったよ!引き伸ばしのための邪鬼が!!
先生ェ「でかした!」
川をわざわざ鉄格子で塞いでいたっていうのに、下水道は塞いでねェのか? こいつら頭わいてんのか?って思ってたら邪鬼が出てきやがった! 邪鬼がいるから下水道を塞ぐことは出来なかったというわけか。なるほど考えちょる。
そしてやっぱり邪鬼が現れやがった!
「次号、、往くか退くか!?」と煽りが書いてあるが、また邪鬼に見つからねェようにソロリソロリひそひそシーッをやるのかァ? あれ長ェんだよなァ… 結局邪鬼に見つかっちまうし…見つからなかった試しがねェ!
邪鬼とソロリソロリは何度もやりあった
引き伸ばしは熟知しているつもりだ
これから引き伸ばしが始まっちまうのかァ?
救世主様ァ!! さっさとネズミの王様を倒してくだされ救世主様!!