明は自衛隊の力を借りつつ、蟲の王を倒した。蟲の王に変異させられた化け物も崩れ落ち、完全勝利かと思われたが…
多分 これは『ネタバレ』が書いてあるせいだ…
は? ネタバレ?
あらすじ
勝利の歓声をあげる自衛隊員達。
明の事を最初は民間人と舌に見ていたが、今では憧れの目で見だしていた。
ヒゲの自衛官も明に礼を言う「すべては君たちのおかげだ。礼を言わせてくれ。見ていてくれ。ここを拠点にして我々は日本を立て直してみせる」
明「わかった。楽しみにしてるよ」
ここで、連隊長が急変した。
連隊長「ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ ア゛ア゛ア゛ア゛」
連隊長は苦しみだしたが、顔周辺についていた腫れ物が剥がれ落ちた。
十条二尉「そうか! 蟲の王が死んだから 他の化け物同様 連隊長の変異も戻ったんだ!!」
連隊長「ハッ そんな事か なるほど 力が湧いてきて昔に戻ったようだ。この力のすべてを日本復興のために使う事を誓おう。お前たちもついてきてくれ」
自衛官達は敬礼する「はい!!」
勝次「俺のこの変異も治るのかな…?」
ネズミ「やったァ!! 多分それも治るぜ!! ちょっと様子をみてみよう」
しかしどういうわけか
どれだけ待っても
勝次の変異だけは治らなかった
勝次「なんでだよ!! なんで俺だけ戻らねェんだよ!! 結局 俺… 一生この姿のままなのかよ…」
明達は勝次の悲惨な運命に声をかけられなかった。
そこに自衛官の叫び声が響き渡る「化け物だァ!! 襲われる!!」
全滅したかと思われた変異吸血鬼に生き残りがいたのだった。
自衛官達のライフル掃射で、変異吸血鬼は始末された。
鮫島「すべての変異体は消滅したんじゃねェのかよ!! 何が起こってんだよ明!!」
明「…わからん」
ヒゲの自衛官「民間人よ。多分、これは『片割れ』が生き延びたせいだ…」
探索隊からの報告で、蟲の王が生み出す変異体は本能で動いていただけだった。蟲の王はそれを統治するために自意識がある変異体を自分の脳を分け与えて生み出した。ということだった。
ヒゲの自衛官「それが片割れだ。奴がまだどこかで生き延びているのだろう」
片割れを倒せば勝次の変異も治ると分かり、明達は希望を持ちだす。
しかしヒゲの自衛官は居場所は知らないと言う「我々もこれ以上は たいした情報を掴んではいない。強いて言えば… 蟲の王はそいつを 人間への拷問役に使っていたらしい」
その言葉で鮫島たちは、片割れが拷問野郎だと気付く。
鮫島「そういえばアイツだけ自我があった!! ちくしょう あの時 止めさえ刺せれば すべて終わってたのに!!」
明「よし。次の集落を探す前に 拷問野郎を見つけ出して 殺そう。あのクズと決着をつけて 勝次を元に戻すんだ」
感想
こんな所で前フリの恩恵にあずかるとはな
自衛官達は「明さんを見ていると日本を復興させるってのも夢じゃねェって思えるんだよな」「憧れんな 俺もあの人みてェになりてェよ」
自衛官達の変わり身の早さ! こんなに簡単に心変わりするなら、ハニートラップにも簡単にかかりそうじゃねェか!! そして明を褒められて喜んじまっているユカポンは… ネズミにツッコまれた反応を見ると、仲間を褒められたからではねェようで… まさか明のことが?
明「こんな事もあろうかと
優しい言葉だけはずっと言ってやってたんだ
最高の彼女を作ってやるよ」
アイドルもハニートラップには弱いのか!!
これもひとつの
名は体を表す
ってやつだな
ヒゲの自衛官は明をまだ民間人と呼んでいて、ネズミはそれを「人を名前で呼ばねェな 嫌いだわ」と思っていた。
コイツはネズミ
名前は不明
見ての通り
ずっとアダ名で呼ばれている嫌われ者だ
あったよ!
都合よく
断片的な情報が!!
連隊長がいきなり苦しみだしたが、変異した部分が剥がれ落ちて元に戻った。
心配する言葉をかけるだけで
誰も近づかねェ
こんなところで部下の本心を見れるとはな
連隊長が「やべェ! この人、街で見かけても絶対目を合わせちゃいけねェ人だ!」って感じから、変異した部分が剥がれ落ちて正常な人間に戻っちまった!! でも連隊長の変異が治っちまったっていうのに勝次が治らねェ!
しかしどういうわけか
どれだけ見ても
待った時間だけは
分からなかった
このコマの前も後もキャラの立ち位置は変わらぬまま。日が沈んだとかの描写も無し。こんなにどれだけ待ったか分かりずれェ時間経過の描写は見たことねェ!! 普通は日が沈んだり…待ち疲れて立っている人が座っていたり…何かを変化させて時間経過を表すもんじゃねェのかよ! セオリーを無視しやがる!!
何分待ったか分からねェが…勝次はこのままなのか? 連隊長より勝次のほうが後から変異したっていうのに! 勝次のほうが若くて回復力もありそうだというのに!と思ってたら…
探索隊からの情報では蟲の王の片割れがいて、勝次が治らないのはそれが生き残っているんではないかと推測がされた。
蟲の王の”片割れ”! いきなりの新情報がカイワレみてェに生えてきやがる! このヒゲの自衛官、最初にすべて言いやがれ!! けっこう重要な情報じゃねェか!! 蟲の王を倒しても片割れが生き延びていたら国会議事堂を取り戻したとは言えねェぞ? でも前話のラストでは…
この連隊長が言った
『完全勝利』が
大嘘だからちくしょう!!
連隊長は赤っ恥じゃねェか!! この後に変異体の生き残りは出てくるわ、片割れはまだ生きているわで…超カッコ悪ィ…
それに引き換え、探索隊の情報収集能力は超すげェ! 姑獲鳥が倒れたというニュースも入手していたし、かなり優秀なのか? 今まで出てきた変異吸血鬼の中で、喋る奴は拷問野郎だけ。脳を分けてもらった片割れがいるという情報を入手するには、会話を盗み聞きするしかねェ。でも会話をするのは蟲の王と拷問野郎しかいねェのにどうやって情報を掴んだんだ? それとも妄想ノートに書いてあったのかァ? でもあの部屋に辿り着くだけでもすげェぞ? 門番の前を通らなきゃならねェし… 捜索隊が掴んでいた情報は…
・地下トンネルの地図
・地下は定期的に道を崩して建て直す
・開かずの間の場所
・蟲の王の弱点は心臓
・片割れは蟲の王の脳を分け与えられて作られた
・片割れは拷問役として使われていた
ここまでの情報を入手してんのに、片割れは頭が手の奴だとは知らなかったのか? どうやってこの情報を入手してたんだァ? 優秀か優秀じゃねェのか分からねェ!!
先生ェ「話の展開に都合のいい情報だけ出してくる
それが漫画家が欲しいキャラってもんだろ」
松本光司が作った漫画は
基本的に思考力がない
本能のままに描いているだけだ
蟲の王の片割れは拷問野郎で、拷問野郎を倒せば勝次の変異も治るかもしれないと分かった。
拷問野郎をお手手野郎とかカワイイアダ名をつけて呼んでる場合じゃなかった! アイツがキーになるとは!! なんで無駄に生き残らせるんだァと思ってたら… 変異体が消滅していくことでアイツを処理するとしたら、雑なキャラの消し方だなァと思ってたら… なるほど、アイツが蟲の王の出生の秘密を詳しく知っていたワケだ。そして拷問野郎が初めて登場した時には変異吸血鬼を従えていた。その理由は蟲の王の分身みてェな奴だったからか! 拷問野郎は変異体の中でも特別な奴だと伏線を張っていたのか!! なるほど考えちょる。
でも蟲の王は、拷問野郎の扱いが酷かったぞォ? 自意識を持たせるために作ったっていうのに、自意識出して発言すればウルセェって言って否定すんのかァ?
ハ 手打ちにするとは
まさにこのことだな
自意識出して変異体を統治するために作ったのに、報告しに来ても聞きもしねェ… 脳を分け与えたほどなのに雑に扱いやがる! 拷問野郎を登場時から特別感を出してたってことは、片割れという設定はすでに出来ていたわけだろ? なのにこの蟲の王の行動… ワケわからねェ!!
コイツが蟲の王
拷問野郎に脳を分け与えた
見ての通り
脳が足りない奴だ
まだ息子3人もいるんだから今年中にはお手手野郎倒してくれ
やっと三男かと思ったら…
雅との直接対決はいつになるのやら
ふざけやがって
ふざけやがって
まさかおてて野郎で引き延ばすとは思わなかったから畜生!