明達は宮本篤を名乗る雅の息子が作ったという集落『竹馬街』にやってきた。この街は3つの派閥に分かれていて、それぞれの派閥のボスが持つ鍵を3つ集めれば宮本篤と会うことが出来るという。1つ目の派閥の縄張りに入った明達。吸血鬼になりすましていたが、邪鬼が人の匂いに気付き、明達に迫ってきた。明は耐えきれずに邪鬼の首を一刀両断、邪鬼使いの吸血鬼の両腕も切り落とし、派閥のボスの居場所を聞き出そうとした。が、吸血鬼の仲間達が現れ、さらに邪鬼も出てきて明達は逃げ出すことにした。電気も消されて真っ暗になって混乱の中、なんとか隣の派閥の縄張りに逃げ出すことに成功。隣の派閥と隔てる扉、2日間は開かないようになっている扉を降ろすことも出来た。が、ユカポンとネズミを置いてきたことに気付き…
何やってんだよテメェ!!
ネタバレを全力で守るって
約束したじゃねェか
あらすじ
明達はユカポンとネズミを置いてきたことに気付き、焦る。派閥間の扉は2日間開かない、光頭族のボスが持っている鍵も手に入らないということで絶望していた。
一方、置いていかれたネズミは、気絶しているユカポンを抱きかかえて桟橋の下に隠れていた。
桟橋の上では、光頭族が侵入者を探し回っている。
騒ぎでユカポンが目覚め、ネズミの説明で状況を飲み込んだ。
ネズミとユカポンはしばらく桟橋の下に隠れていると、光頭族は侵入者を探すのを諦めて静かになった。
桟橋の上に上がれるハシゴを見つけて、上に上がる。上がった先は、吸血鬼達の家々の間の路地だった。
ネズミとユカポンは物音を立てないように静かに路地を進んでいくと、家の中から酒盛りをしている吸血鬼達の会話が聞こえてきた。すると、侵入者は隣の縄張りに逃げ出したこと、縄張り間にある扉は2日間は開かないことを知る。
ネズミは絶望感に苛まれたが、ユカポンの目は諦めていなかった。
ユカポン「どんな最悪の時も必死で頑張れば なんとかなった。幸い今は二人いる。力を合わせれば なんとかなるよ。私たちは絶対に 生きてみんなの所に戻るんだから。行こうチューちゃん。安全な所を探そう」
感想
ネズミがハゲにすれば
光頭族だと
カモフラージュできるんじゃねェのか?
明達はユカポンとネズミを置いてきてしまったことに気付いた。が、どうすることも出来なかった…
小春の激しい詰問!
ハゲの追い打ち!
こいつら
強敵を押し付けるだけじゃなく
難題も押し付けてきやがる!
この騒動のきっかけになった出来事、明が光頭族の邪鬼の首と邪鬼使いの両腕を斬り落としちまったことなのに、明は「… くっ」「…そうだな」しか言わねェ! でも明もこれまで色々引き受けてきたじゃねェか。強敵と戦う時は明頼みじゃねェか。なのにこんな時でも明頼りなのかよ…
明に八つ当たりしねェのは
小4の勝次だけだからちくしょう!
コノ集落ハ
光頭族ノ集落デアリ
登場スル人物ハ
フサフサノ者ト
一切関係アリマセン…
取り残されてしまったネズミとユカポン。なんとかこの状況を打破しようとしているが…
この状況、ネズミでもさすがにユカポンを抱きしめることができた!と喜ぶ余裕がねェ…
気絶していたユカポンが目を覚まし、ネズミや周りの状況から今の事態を把握する。
そばにいるのはネズミだけだと知り、「殺される 食べられちゃう」と絶望するユカポン! ネズミに誰も期待してねェ! はぐれちまった明達も、ユカポンも、ネズミはなんにも役に立たねェと思ってやがる! 追い詰められちまった時にその人間の本性が出ちまうというが… これほどまでネズミに期待してねェのか…
絶望して肩を震わせて泣いているユカポンを、ネズミは抱きしめて「守るから… 絶対に守るから…」と誓う。
ユカポンを守るために一人だけになってでも残ったネズミ。ユカポンを抱きしめても変態的なことはもう言わねェ。ネズミ…いや、池田中太郎は変わったんじゃねェのか? 人を守るという固い決意で変わっちまったんじゃねェのか? とにかく、ネズミは頭を丸めちまえば光頭族として紛れ込めるんじゃねェのか?
あったよ!
止まない雨が!
ネズミとユカポンは川から街に上がり、家々の間の路地を静かに進んでいく。と、ある家から飲み会を開いている騒動が聞こえてきた。
騒音トラブルを解決しようと
出向いた夫婦だったが
相手は堅気に見えねェ奴でビビっちまった!
隣人ガチャに失敗!
という構図!
「ひっ」と言いつつも
しっかり見てやがる!
アイドルなんだから
そんなものは凝視しないでくだされェェ!
このやり方は
「男でも座って用を足す」からは
対義語と呼ぶべきやり方だから
ちくしょう!
頭おかしいのかよ! 人ん家で窓の外に放尿! その辺にしちまったら家の中にも匂いが来ちまうと、ネズミのお漏らしで判明しちまった後なのに、この行動! しかも鼻歌付き! この街は水の上にあるんだから、床板の隙間から下に出しゃァいいんじゃねェのか? 飲み友達の家の嫌がらせかよ!かと思ったら家の主も「人ん家でざけんなよ バカ」と言うだけで止めやしねェ! 容認かよ! これが光頭族という奴らの生態なのか! くゥゥ… ついていけねェ… こんなノリ ついていけねェ!
本物の宮本篤は彼岸島で吸血鬼の集落を作っていたが、それは雅から捨てられた吸血鬼達を匿っていた集落だった。その集落に住む吸血鬼達は大人しく、明にも礼儀正しく挨拶して話しかけてきた。なのにこの光頭族の集落は真逆というべき下品さ! こいつらが篤に親しみを持って竹馬って呼んでやがるのか? あの宮本篤がこんな下品な奴らと類友とは思えねェ。ここにいる宮本篤はやっぱり偽物なんじゃねェのか?
隣の縄張りとの扉が2日間開くことはないと知ったネズミは絶望して言葉を発してしまう。それが吸血鬼の耳に入り、窓から周りを見渡す。ネズミとユカポンは間一髪、物陰に隠れることに成功していた。
止まらねェ!
説明セリフ中も
止まらねェ!
ネズミの発した声を聞くまで止まらねェのかよ! なのに、怪しい声を聞いたらすぐに止まっちまうのかよ! ネズミはお漏らしが止まらなかったのに! この吸血鬼は超キレが良いじゃねェか! ハッ 吸血鬼は病気に罹らねェ。残尿感とも無縁なのか!
この状況に耐えられず、ネズミは弱音を吐く。
ユカポンに「守るから… 絶対に守るから…」と、この話の前半で約束したじゃねェか! 後半になっちまったらすぐに諦めやがった! 諦めちまう前も、光頭族に見つからないように神頼みだわ、明と再会することしか考えてねェわ、ビビってお漏らししちまうわで… ンだよ このクソネズミ! なんにも変わってねェ! この号のヤンマガで「ねずみの初恋」っていう新連載が始まったというのに! こっちのネズミはなんにも変わりやがらねェ!
絶望しているネズミにユカポンは勇気づける。
この漫画のヒロインが
かっこいいセリフ吐いてんのに
小◯まみれだからちくしょう!
「泥水をすすってでも」という言葉があるが
それを軽く超えてやがる!
これが彼岸島のヒロインか!
さて今回のタイトル「人ん家」なるほど読み終えて、そういうコトか!最愛のユカポンの身を案じ、明に辛く当たる小春の想いは当然!しかも最弱ネズミと二人では絶望したくもなるっ?「護るから絶対に護るから」ネズミも「漢」オトコだった!怯えるユカポンに誓った!真実の「愛の言葉」と受け取ったぜっ!今回もユカポンは汚れ役?歌舞伎町ではカラダを売らされて居るしっ。ションベンをアタマに受けるのは、一体どんなプレイなんだ!やっぱり弱虫の本性を現したネズミに対して、ユカポンは本質的に「強い女」だっ!だからこそ此処まで数々の危難を生き抜いて来たっ!ユカポンの「目力」目ヂカラに絶対的な「希望」を感じたっ!
目力を眼力に訂正
これは…
ユカポンとネズミの最弱コンビが鍵を見つけるフラグかな(冷静に判断しちまったぜ)
冷静な深読み鋭い。驚愕の次号とは最弱コンビに依る鍵奪取。大いに有り得る
ふーり♪ふーり♪
「ふーり♪ ふーり♪」
ションベンまみれにされたネズミとユカポン可哀想……
ション便シャワーで吹いた。しかも鼻歌付き。アホだな。