【彼岸島48日後…】400話「セロテープ」出てきやがらねェ！　400回記念回なのに　主人公が出てきやがらねェ!!

明と逸れてしまった勝次達は、吸血鬼達に捕まってしまった鮫島を救出しに向かうことになった。鮫島が囚われている牢屋では、吸血鬼の集落・竹馬街のボスで、人間サイズの丸メガネと白フード姿の男が鮫島を尋問していた。近づいてくる勝次の気配に気付いたボスは、薙刀を手にして勝次の前に姿を表した。

ネタバレの方が
新鮮だが
読んでも所詮は
やってること一緒だからな

あらすじ

勝次に迫る丸メガネの男。

勝次は用意してあった火炎瓶を丸メガネの男に投げつけた。が、薙刀で切り落とされ、炎をものともせずに迫ってくる。

勝次はあらかじめ仕掛けておいた罠を繰り出すが、丸メガネの男には通じなかった。

一方、鮫島は手枷の鎖を力ずくで壊そうとしていた。

勝次は顔の切り傷をハンカチで拭き、傷口はセロテープを張って血の匂いがしないように防いだ。が、逃げている勝次は行き止まりに突き当たってしまった。

丸メガネの男が追いついてきた。「袋小路だな。人間よ」
勝次「なァ　アンタ。ここの邪鬼は人間を襲うのを知ってるか？　この辺りは下調べして　何があるかだいたいわかってんだ」

勝次はそばにある扉のかんぬきを外した。扉から二匹の邪鬼が出てきた。勝次は傷口を拭いたハンカチを丸メガネの男のほうに投げた。

勝次「ホレ　人間の血だ!!　二匹に襲われて　喰われちまえ!!」

二匹の邪鬼は血のついたハンカチに誘われて、丸メガネの男に襲いかかる。が、丸メガネの男は薙刀を2回振るだけで邪鬼を倒してしまった。

屋根の上に潜んでいたユカポンが丸メガネの男めがけて袋を投げつけた。

丸メガネの男はそれも察知して、薙刀で袋を刺すが、袋の中の砂が飛び散って目に入ってしまった。

その隙に、手枷を外して追ってきた鮫島が、丸メガネの男の背後から抱きつく。「捕まえたぜ!!　今だ　勝次!!　ヒー坊を撃て!!」

勝次はヒー坊の目隠しを取り、丸メガネの男にヒー坊の触手を突き刺そうと伸ばす。が、丸メガネの男は薙刀でヒー坊の触手と鮫島の手首を切り落とした。

鮫島「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛　んがっ　左手がァァ」
勝次「ああああああ　いいいいい　痛い痛い痛いっ」
ユカポン「あああああ　そんなァァ」

丸メガネの男「鍵はどこだ。殺して漁るか」

勝次「ちくしょう　かなわねェ。殺されちまう　嫌だよォォ。明　助けてェェ!!　明ァァァ!!」

丸メガネの男の歩みが止まった。「明？」

感想

やめんか
それにはすぐ投げる癖があるんじゃ

迫ってくる丸メガネの男に、勝次は予め用意しておいた火炎瓶を投げつけた。

一度に瓶2個を同時投げ!!
TikTokでバズりそうな特技だぞ！

火炎瓶！　やるじゃねェか！　遠距離攻撃が出来て、直接当てられなくても燃え広がる火炎でダメージを与えられる。そんじょそこらの小学生が思いつく策じゃねェ！

しかし火炎瓶は丸メガネの男が手にしている薙刀で簡単に切り落とされてしまった。そして薙刀を勝次に向かって投げつけてきた。勝次の頬を掠って家屋の壁に刺さった。

へ？　薙刀が壁に刺さっちまったのに、もう手に持ってんのかァ？　どうなってんだ？　この場面は？　薙刀を2本持っているんじゃねェし…　薙刀を投げつけたんじゃねェのか？　薙刀の反対側の石突きの部分を丸メガネの男が手で握っているぐれェ、勝次に近づいていたのかァ？　んでも薙刀にはリーチがあるから、手に持っていてもここで勝次に届いていたとすると追撃があるはずだし…　このシーンの流れはどうなってんだァ？

ひいいいいい！
先生ェ、シーンの繋がりを物ともしてねェ!!

レベルがダンチだ…
クソちゅよい…

勝次は逃げながらも丸メガネの男に仕掛けていた罠にかけていた。が、罠はすべて躱されてしまった。

火炎瓶に続いて…　壁に刺さる無数の包丁！　大きく燃え上がる炎！　これは勝次が事前に張っていたブービートラップの数々!!　すげェぞ　勝次！　…へ？　でも今のヒー坊が使えねェ勝次の実力って…

勝次の実力は
ただの小学生のレベルじゃねェ！
ホーム・アローンの
マコーレ・カルキンレベルじゃねェか！

勝次は頬の切り傷をハンカチで拭い、血の匂いがしないようにセロテープで傷口を塞いだ。

セロハンテープで血の匂いを止める！　懐かしいじゃねェか！　これは400回記念で久々に読み出した読者に対するサービスかァ？

勝次が文房具屋の息子でもねェのに
セロテープを持ってやがった！
勝次が鮮魚店の息子でもねェのに
刃物を持ってやがった！
勝次の品揃えは一人で商店街レベルじゃねェか！

勝次は血がついたハンカチを利用して、丸メガネの男に邪鬼をけしかけたが一撃で倒されてしまった。その隙に家屋の屋根の上に潜んでいたユカポンが丸メガネの男に袋を投げつけた。丸メガネの男はそれも察知して袋に薙刀を突き刺すが、中に入っていた砂が飛び散って目に入ってしまった。

アイドルが高いところから物を撒く！
新春恒例の餅投げの気分だぜ!!

ここで砂袋かよ！　何か触れるだけでやべェものが入ってるかと思ったが…アイドルはそんなことするわけがねェ！　ここでもアイドル設定を厳守！　でも丸メガネをかけてさらにフードも被ってんだから目潰しなんて効かねェだろ？って…

火炎瓶よりも、無数の包丁よりも、邪鬼二匹よりも、砂袋が一番効いてやがる！　吸血鬼の返り血を浴びねェためにっていうフードじゃなかったのかよ！　砂が簡単に目に入っちまうのかよ！　攻撃は得意でも防御は穴だらけかァ!?

この丸メガネの安全対策が
大黄金展レベルだからちくしょう！

この兄弟は下調べして
何があるかだいたい
わかってんだ

目に砂が入り、動きが止まった丸メガネの男。その隙に鮫島が背後から抱きついて捕まえた。勝次がヒー坊の触手を伸ばしてとどめを刺そうとしたが、丸メガネの男は薙刀で触手も鮫島の左手首も切り落とした。

鮫島の左手が、丸メガネの男の左脇の下に入る。

ヒー坊の触手が真っ直ぐ向かってくる。

で、薙刀一振りで鮫島の左手首と触手を切断！

これもひとつの
「手が出ねェ」
ってやつだな

へ？　脇の下にある鮫島の手首を切り落とすなら、体の近くを薙刀の刃が通ったことになる。で、まっすぐ向かってきたヒー坊の触手の切り落としちまった部分がこんだけの長さがあるなら、既に刺さってねェか？　どういう角度で薙刀を振れば、一振りで一気に切り落とせるんだァ？　ワケがわからねェ!!　…でもこういう斬り方…まっすぐ向かってくる物に、どう見てもすでに当てってるだろって部分を横に切断して無事な奴、見たことあるぞ！

丸メガネの男の斬り方は、宮本明と同じ斬り方！　やはり丸メガネの男は宮本篤なのかァ？　宮本青果店の息子は、どんな角度でも物を切れる秘技を持っているのかァ!?

先生ェ「彼岸島に対して
どんな真っ直ぐなツッコミでも
切り捨てたるわ！」

ヒー坊の触手を斬られて痛みに苦しむ勝次。明に助けを求める叫びを上げた。丸メガネの男は『明』の名前を聞いて立ち止まった。

『明』の名前を聞いて止まりやがった！　48日後の最初のほうで明が『ケンちゃん』の名前を聞いて立ち止まったのと同じじゃねェか！　やはり血が繋がってんのか？　本当に篤なのかァ？って、400話記念で正体を明かすかと思いきや、明かさずに終わりやがった！　400話だからって衝撃的な事実が明かされる！とかもねェ！　祝いの丸太イラストを描いてもらったのに、勝次の仕掛けたトラップに丸太を混ぜることが出来たっていうのに、本編では丸太を出さねェ！　そもそも主人公の明が一コマも出てこねェェ！　ラスボスの雅もまったく出てこねェ！　記念回だからって先生ェはまったくブレることはねェ！

あったよ！
先生ェの心の中に
どんな時でも真っ直ぐでブレねェ
丸太のような信念が！