今まで作中で煉獄は始まれば抜け出すことが不可能だと思われていた。しかし、佐川徳夫が煉獄対策を言い出し、芝原剛盛は煉獄対策はあると言い切った。
本当にあるのか? 煉獄対策が?
僕はこんなにも
他力本願
と呼ぶに最適な事例を知らない
薬で魔人になった金田でも脱出できなかった煉獄。しかし金田は柔道家。総合に転向したとはいえ、打撃の知識はまだまだだろう。
でも…拳聖と呼ばれて、海外で武者修行もした里見さんならこの難題を解けますよねぇ? トーナメント出場者会見の前日に上杉と会って「上杉均を屈服させたい」とまで言ったんだから上杉の打撃対策だけでなく、煉獄対策も重要ですよねぇ?
空「俺の時に煉獄見たの初めてだったんですよね?」
里見「マジっか!? おもぉーたよ」
空「対策は?」
里見「上杉の打撃対策はね。
…でも煉獄対策は考えに入ってなかった」
空「煉獄対策ってやっぱり必要ですか?」
里見「めちゃめちゃ大事ぃ!」
でも里見は煉獄対策を思いつかなかった。煉獄が使える空がいるのに思いつかなかったのか?
皆さん
里見をわかっていない
ヤツなら蟻の一穴でも利用しますよ
そう、もしトーナメントで上杉と当たった場合に備えて保険を用意していた。自分の頭脳で思いつかなければ、他人の頭脳を利用すればいい。芝原剛盛に煉獄を教えて対策してもらうことにすればいい。
カタカタ あの空と対策を思いつかなかったら
次は芝原にやらせる… カタカタ
カタカタ 里見賢治ちゅーんは
まっこと恐ろしか人ばい カタカタ
空手や拳法、シラットの技を知っている里見でも思いつかなかったのかぁ… でも合気道を使う芝原なら思いつくのか? そこをヒントに俺も煉獄対策を考えてみた。そうすると…
俺の予想した煉獄対策なら上杉に効く
先読みできるのは俺だ
この記事で答え合わせは済ましといてやる
芝原剛盛が考えた煉獄対策もこれだろう。剛盛も思いついた時に息子にこう言いたかっただろう―――
「佑、父さんを信じろ」
(こんな下手なコラ画像を作る人を信じていいのだろうか!?)
とお思いでしょうが… 真相は―――作っている最中、なぜ俺はオッサンのコラ画像など作っているのだろう…と思い、やる気が無くなりました…
煉獄対策―――まずは煉獄を続けるのに必要なものを考えてみた。
僕はこんなにも
煉獄の炎を燃やし続けるための
有効なものを知らない
煉獄は相手に反撃の隙を与えないほど打撃を打ち続ける。十兵衛は金田戦、石橋戦ともに煉獄中、技後に呼吸に苦しんでいた。
文さんは初めて実戦で使った時、呼吸のタイミングを探っている。
煉獄は呼吸が大事なのか? はわ! そういえばこの後、文さんは『サエコに「ピザーラお届け」と言わせたいダルビッシュ』の物真似をしている。ピザと言えばイタリア、イタリー。つまり「空気をすったりハイタリー」しなければいけないという伏線だったのだ! 大発見だよぉぉ!!!!!! もはや疑う余地はない。酸素の摂取量は煉獄の持続力に比例する!! 呼吸をしなければヘロヘロですよ!! し○ぶー先生ぇ!!
煉獄中の酸素消費量…
いくらなんでもやりすぎだと思う
もう完全にライ○ップのダイエットレベルじゃないか
里見「空君…
今の煉獄の使い方間違ってないか?
“煉獄ダイエット”で一発当てて一財産築いてからじゃないと
玉拳の道場運営が続かないだろ?
道場に金入れずに無理矢理格闘技やってても
パンチドランカーになるだけじゃないのかな?
煉獄の権利を持ってそうな山本陸はその辺何て言ってたの?」
相手が雑魚だった場合―――煉獄が何か分からずに反撃しようとして余計にダメージを食らって早めに終わってしまう。
相手が使える奴だった場合―――ガードを硬めて反撃のチャンスを伺うから、こうなると長時間煉獄を続けなければいけない。
文さんが煉獄からの必殺を考えたのも、持続力がネックでそれを解消しようとする策だったのだろう。
進道塾の上杉の煉獄は―――耳がちぎれて出血しながらも止まる様子を一向に見せず無限とも思えるスタミナを見せ続けた。
上杉の煉獄と富田流の二人の煉獄の大きな違いは呼吸のタイミングだろう。
それの炎を燃やし続けるには
呼吸が必要になる
それとはすなわち
“煉獄”
煉獄の炎を燃やし続けるには酸素が必要。
僕はこんなにも
煉獄対策に合気道が
有効になる事例を知らない
十兵衛が佐川徳夫に煉獄を使っているビデオを見て対策を考えている芝原親子。それに後藤医師が疑問を投げかけ、合気の陰と陽を説明しだす。
佑が言っている陰陽は構えのこと。
・構えに隙がある時が”陰”
・隙がない時が”陽”
相手に隙が出来た”陰”の状態の時、十兵衛は深く打撃を入れている。
剛盛の言っている陰陽は呼吸のこと
・吸っている時を”陰”
・吐いたり止めている時を”陽”
息を吸っている”陰”の時は動けない。十兵衛が攻撃を深く入れた時、相手は反撃するまでに間が出来てしまう。その時の十兵衛は呼吸をする。呼吸の”陰”、空気を吸って瞬間止まる時がある。
構え、呼吸ともに”陰”とは隙がある状態のこと。
相手を無力化するそれが合気。
無力化―――つまり相手を陰の状態にすること。
そして合気道とは―――相手の呼吸を読んで入身と転換の体捌きで相手を制する武道。煉獄対策にこんなに適した流派はないだろう。
合気道で煉獄対策…
いくらなんでもやりすぎだと思う
もう完全に金隆山に”力士”の呼び方
レベルの相性じゃないか
煉獄をヤラれている時、構えに隙があり呼吸を吸っている”陰”の状態になれば、相手も陰の状態になる。だが、それをするには深く打たれなければいけない。それがこちらも結構なダメージを食らう事? でも煉獄を止めるだけではこちらがダメージを食らうだけで損ではないか?
それでは合気は意表をつくだけの
実戦では使えない技か…
そんな事ないよな…佑君
佑「”陰”と”陽”」
そうだ 芝原親子が説明した概念だ
鋼の肉塊としてガードを固めて全身に力を込めた時、相手に隙が出来ても力んでいるために次の動作へ移行しようとしても一拍遅れてしまう。
戦いの中で虚をつくのは当たり前の事。煉獄にかかった者は殴られ続けるか、ガードを固めるしかないと思っているはず。その当たり前を壊して虚を突く。
つまり固まるのではなく受け流すように動けばいい。金隆山対川口夢斗の試合は、パワーとパワーがぶつかり合って両者とも壊れてしまった。力に力をぶつけるのではなく、強風を受け流す柳のように、身体を反らしたりして強い攻撃を受け流していけばいいんじゃないか?
上杉「合気道って
実戦で通用しないものを
無理矢理通用させようとする
格闘漫画の影響受けやがって」
芝原「木を見て森を見ず
お前は真の合気道を見るだろう
必殺男イナバウアー」
上杉「めちゃめちゃ反ってるぅぅ!!!」
合気を小馬鹿にしてた上杉均も
その反りを見ておもわずソーリーと謝ったという
パワー馬鹿・金隆山達には無い
柳を思わせる受け流す身体の反りを
まもなく死期を迎える
芝原剛盛は演じてみせた
上杉「荒川静香を見た!!」
芝原佑「トリノの感動」
芝原剛盛「再び」
(「トリノの感動」「再び」は冬季五輪開催中の記事に入れたかったが、煉獄対策が出てきた衝撃で忘れてしまっていた… し○ぶー先生はト○コを終了させたが「ト○コの感動再び」と言える新しい漫画を描かないんだろうか?)
受け流してリズムを狂わせて呼吸の”陰”と”陽”のタイミングを入れ替えさせる。そしてまだこっちが動ける”陽”の状態の時、相手に呼吸をさせて”陰”になった隙を突く作戦。
それが―――
それが―――
それが―――
煉獄対策
煉獄対策への道は作った
てめぇら黙って俺について来い!!
予想が外れたら…
ごめんりんこ