蟲の王退治のために、国会議事堂の地下のトンネルを進む明達と自衛隊。変異吸血鬼達の第一波を凌ぐことができ、先へと進む。
小隊長!!
コイツらほっとけないです
ネタバレしていいですか!!
あらすじ
自衛隊員「片づいた…」「進もう…」
やっつけた変異吸血鬼の山を踏み越えていく自衛隊員達「コイツらみんな人間か吸血鬼だったんだよな」「変異しちまった友人かもしれねェ」「踏んじまってごめんな」
狭いトンネルの先にある広場に出た。
鮫島「広い所に出たな」
十条二尉「さっき戦った奴たの寝床ですね」
明「あとどのくらいで国会議事堂に着くんだ?」
十条二尉「そうですね、奴らの寝床を二つは超えないと無理です。寝床を抜けると一番大きな部屋というか穴に出ます。そこに蟲の王がいると我々は睨んでいます」
広場の端にある複数の穴の前まで辿り着いた。
鮫島「いっぱい小穴があるけど どこ行くんだよ」
偵察した自衛隊員が作成した地図を見る十条二尉「ここです。左から四つ目」
再び狭い穴を歩く明達。
先頭を歩く十条二尉「次の部屋に出るぞ」
次の部屋には天井にくっついている変異吸血鬼達がびっしりと並んでいた。
十条二尉「大丈夫だ。コイツらは手足もないし、張りついているだけで動かないそうだ。食糧貯蔵のための入れ物だよ。もはや意識もない、ただの物体と化しているはずだ」
天井に張り付く変異吸血鬼達の体は透けていて、中身の食糧・人間達が透けて見える状態だった。
変異させられた吸血鬼達は蟲の王のためにだけ生きる事になり、自爆したり、見張りをしたり、食糧貯蔵の入れ物になったりしていた。
ネズミ「なんて惨めな生き物だ… 絶対にこんなのに変異したくない…」
自衛隊員が突然叫びだす「高広ォォォ。高広だ!! これは弟の高広の死体だ!!」
自衛隊員は変異吸血鬼の透けている体の中に、弟の高広を発見したのだった。
自衛隊員「このまま蟲の王の餌になるなんて許せねェ!!! 小隊長!! コイツらほっとけないです。撃っていいですか!!」
十条二尉「わかった。奴らの食糧など取っておく必要などない。すべて壊そう」
自衛隊員達は天井の変異吸血鬼達に向かって発砲しだす。
発砲しながらも、自衛隊員達の目からは涙が流れる。
ユカポン「みんな… 悲しそう… ほとんどの人がこの戦いで仲間や家族を失っているのね」
この部屋の変異吸血鬼は全滅した。
十条二尉「時間をとってすまなかったな明さん」
明「いや別に構わないよ」
「行こう」「蟲の王まであと寝床二つだ」
感想
寝言言ってやがる
今までどんな化け物を見てきたのやら
変異吸血鬼達が眠る時に、床にある窪みを利用すると聞き、勝次「気色悪っ」
気色悪ィと言うが、ただ窪みに嵌って眠ることが気持ち悪ィか?
ハ 穴だらけの理論だな
今まで勝次はエテ公や…
こんな奴を…
見てきたのに… エテ公やネズミの王様・妙子なんかを見た後で、地面の窪みに体を嵌め込んで寝ているだけの奴が気持ち悪ィのか?
小4でこの世界に馴染み
美的感覚が狂ってしまった悲しき男よ
ちゃんと考えておるのか?
地下のトンネルの構造を
変異吸血鬼の寝床を2つ超えて、一番大きな部屋に蟲の王がいる。鮫島「ボスを倒してようやく地上に出れるってわけか」。そして複数のルートが!
こんな所でロープレのダンジョン感に
お目にかかるとはな
もう変異吸血鬼ばかりで邪鬼は出てこねェのか? 蟲の王を護衛する中ボス的な奴もいそうだが… 蟲の王にたどり着くまでどれだけの人数が残るのやら。
ちくしょう
不吉感が半端ねェ
このコマの左下にいる明が…
新田の形見のコートが真っ白だからちくしょう!! これじゃァ白装束じゃねェか!!
すまない
ちょっとトーンを忘れて
自衛隊員が大量に出ちまったから、迷彩柄のトーンを大量に貼ることになっちまったので忘れちまったのか? しかしよりによって主人公のトーンを張り忘れるとは。なんたる不始末。
やめんか
それは昔々にやったんじゃ
弔いとはいえ、弾を無駄にしちまってるからちくしょう!
コイツら、どれだけ弾丸あるんだァ? でも化物になっちまった元仲間を涙を流しながらもやっつけるのは師匠を思い出すなァ。
この後、亡者になっちまったポンを明が涙を流しながらとどめを刺すんだよなァ… 彼岸島の数ある悲劇シーンの一つだ。
ハ すまぬすまぬの涙を
見るのは何年ぶりだろう
周りが悲しみに包まれちまっているのに…
明の返事は超軽いからちくしょう!! 「すまない ちょっとそこのコンビニ寄りたくて」って言われた時の返事「いや 別に構わないよ」みてェじゃねェか!! 化物になっちまったポンをやっつけた時の気持ちは忘れちまったのか? 化物になっちまったユキと西山にとどめを刺した時の事は忘れちまったのか?
コイツが宮本明
見ての通り
救世主なのに
すくいようのない奴だ
いや別に構わないよには本当に笑いました