みそいれにしやす

面白いと思った漫画のあらすじ、感想、考察などを書いてます。ネタバレが嫌な人は注意して下さい。

彼岸島

【彼岸島48日後…】268話「五ミリ」情の厚さが五ミリも無い化け物と化すがいい…

投稿日:

蟲の王の片割れである拷問野郎が逃げ込んだ『血の楽園』を目指している明達。しかし場所がわからないので困っていると、ビルの中で人間を集めて血を搾り取っている吸血鬼達を見つけた。様子を伺っていると、『血の楽園』に入りたいので人間の血を集めているということだった。それを知った明は、情報を得ようと中に入っていった。

お前たち…
ネタバレのくせに…
なんでそんな事
知りたがるんだ?

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あらすじ

明「聞きたい事がある 話してもらおうか」
鮫島「ずりィぜ明 急に一人で暴れやがって 俺にも やらせろや」

吸血鬼達は明と鮫島に向かっていくが、次々とやられていく。

残ったのはこの集落のボスだけになってしまった。

拷問部屋

吸血鬼のボス「クソッ なんなんだ てめェら 化け物め!! 本当に人間かよ…」

明は仕込み刀でボスの右腕を斬り落とす「さあ 話してもらおうか。血の楽園ってのは どこにあるんだ」

吸血鬼のボス「まさかお前たち 楽園に行くつもりじゃ… ギャハハハハハ ギャハハハハハハ ふざけるな!! 俺が入れねェのに 人間のお前たちが行けるわけねェだろ!! 誰が教えるか!!」

鮫島「そう簡単には吐かねェよな でもよ この部屋には ちょうどいい感じで 拷問器具があるじゃねェか」

鮫島は吸血鬼のボスを、人間の血を搾り取っていた拷問器具の中に押し込んだ。

鮫島「さあ 逆回転で 上の石を下ろしてくれ」

吸血鬼に拷問器具を動かさせられていた人間達は、鮫島の命令を聞き、拷問器具を動かし出す。石の棺に入れられた吸血鬼のボスの上から、石がゆっくり降りてくる。

鮫島「どうした? 話す気になったか?」

吸血鬼のボスは最初は抵抗していたが、身体がゆっくり潰されていくので観念した。「ごめん 許してくれェ なんでも話すから 助けてくれェェェ」

鮫島「よし 話させるから止めてやれ!!」

鮫島の声を聞いても、人間達は拷問器具を動かし続ける。

鮫島が止めるように言っても、人間たちは吸血鬼達への恨みで拷問器具を止めず、「殺してやる… 潰してやる… 五ミリの板状の肉片と化すがいい…」吸血鬼のボスは押しつぶされて死んでしまった。

化すがいい

情報源が無くなったことで困っていると、檻の中にいる一人の人間が話しかけてきた。

人間「なァ アンタら… 血の楽園を探しているのか…?」

ネゴシエーター

人間を檻から出し、話を聞き出した「奴らが話しているのを聞いたんだ。嘘じゃないぜ。奴らが言ってたよ。どうしても行きてェって お台場だ。あの辺り一帯が 難攻不落の要塞と化しているんだ」

感想

コイツ 髪の毛と一緒に
記憶も抜け落ちてんじゃねェのか?

吸血鬼達の前に飛び出した明。それに続く鮫島。

ジェノサイド

「全員殺さなきゃ気がすまねェぜ」
主人公側の人間が言うセリフじゃねェ! しかも血の楽園の場所を聞くためなんだから最低でも一人は残しておかなきゃいけねェんだが… このハゲ、理解してんのか?

なんなんだてめェら
化け物め!!
本当に人間かよ…

明と鮫島は吸血鬼達を次々と倒していった。そして残るは、この集落のボスだけになった。

拷問部屋

これもひとつの
足の踏み場もない汚部屋ってやつだな

コイツ、周りの吸血鬼達が殺られちまっているというのに、無傷で生き残ってやがる! 明が避けて攻撃したとはいえ、足に血の跡が付いてねェから一歩も動いていねェ。このボスの前だけなら分かるが、横どころか後ろにも吸血鬼の死体が転がっているっていうのに!! コイツ、集落のボスだけあって胆力が超すげェのか?と思ったら…

喜怒哀楽

この吸血鬼のほうが
感情豊かで人間味があるからちくしょう!!

胆力が凄ェんじゃなくて、明と鮫島の攻撃を見て、ただ動けなかっただけじゃねェか!!

拷問だわ
やっぱファンとの接触は
ホント拷問だわ

血の楽園の場所を吐かない集落のボスを、鮫島は拷問器具に押し込む。そして拷問器具を動かしだす。

マジでヤりやがった! こういうのは普通、脅すだけで途中で止めるもんじゃねェのかよ!! こいつら、今までも情報を引き出すために吸血鬼を拷問をしてきやがったが、今回もまったく躊躇がねェ!! 明と鮫島はまだしも、今まで優しい所を見せてきたユカポンも全く止めやがらねェ!! 終わっちまった後で「よっぽど 憎かったのね…」と同情して優しい面を見せようとしてもフォローになりゃしねェ!! そういえばユカポンが初登場した時、恨みを晴らすためにデブの吸血鬼を包丁でやっちまってんだもんなァ… アイドルの裏の顔は怖ェなァ…

人間とは
力を手にした瞬間
変わっちまう
悲しき生き物よ…

集落のボスが情報を言う気になり、鮫島が止めようとするが、人間達は拷問器具を止めない。

化すがいい

最初の鮫島のセリフ通り、全員やっちまった!

人間「五ミリの板状の肉片と化すがいい」

ちくしょう
このセリフの
魔王感が半端ねェ!

こんなセリフを言う奴は、圧倒的な力を持った奴が弱者を葬り去る時にカッコつけて言うセリフじゃねェか!! モブキャラが言うセリフじゃねェ!

ちゃんと見ておるのか?
変異した腕を

勝次が変異した左腕を痛がりだした。話しかけるネズミだが…

ネズミ

ンだよ このクソ態度
腕が組めなくなっちまった奴を
腕組みしながら心配する
さり気なく嫌味な奴じゃねェか!!

ネズミは情ってもんがねェのかよ!! 勝次とは最初は敵対していたが、今では旅を共にしてきた仲間じゃねェのか? 一緒に蟲の王と戦ったじゃねェか! なのにこんなに他人事の態度を取れるなんて… しかし勝次はというと、ネズミとは反対に情の湧くスピードが超早ェ!

すまない ちょっと情が湧いて

勝次「コイツもこんな顔で生まれてきちゃったから 嫌われちゃって可哀想だよな」

やめんか
嫌われている問題は

“こんな顔”以外にあるんじゃ

嫌われている原因は、顔じゃなくて生まれた場所と身体じゃねェか! これにカワイイ顔が付いてたとしても逆に気味悪ィ!! 勝次は頭の中も変異しちまってるんじゃねェのか?

ありがたい
最高に使える情報だよ

血の楽園の場所を知っている人間は、教える代わりに檻から出して食料が欲しいと要求する。

ネゴシエーター

それに対し鮫島は「なんだよ 別に交渉しなくても 普通に開けてやるよ 人間同士じゃねェかよ」

吸血鬼を躊躇なく拷問しちまった奴を信用できるわけがねェ!! しかも自分で拷問器具を動かさずに命令してたじゃねェか!! なおさらこんな奴を信用できるわけがねェ!!

しかし、この人間は…檻の中に捕まっちまっている状態、力も鮫島が上という、どう見ても立場が弱ェはずなのに「食料をくれ」「檻から出せ」と強気の上からの要求。『血の楽園の場所』というカードだけでここまで要求できるとは!! この交渉力。只者じゃねェ!!

こんな所で
「情報社会とは
情報が諸資源と同価値とみなされる社会」
ということを思い出させるとはな

フン まったく
なんだかんだ
優しいのは目線だけだな

血の楽園の情報を持っている爺さんは、食料を独り占めにした。それを見た勝次が軽蔑の目を向けたが、明は「誰も信じられなく なるほど辛い目に遭ったんだよ 許してやれ」と寛容な態度をとった。

目線

明は彼岸島に来て吸血鬼に捕まっちまって生贄に誰かを差し出せと言われた時、ポンを差し出そうとしていた加藤と西山を見て安堵した自分を責めた過去があった。その過去があったから追い詰められちまった人には優しい目線で寛容になっちまったのか? でも「許してやれ」と言っただけで、爺さんには「ちょっとは他の人にも別けてやれ」とは言わねェ… 他の捕まっちまっていた人間達の中にも腹をすかして辛ェ奴もいるんじゃねェのか? 爺さんと同じように辛い目に遭った人達じゃないのか? 明は結局、いい顔したいだけかよ… そうなると、勝次の「なんだかんだ 明は”目線”が優しいな」は、目線だけで行動は伴わないなっていう皮肉に聞こえやがる!

ぴったりじゃないか
この鬼と刀が出る世界で
でたらめなパーティ
そして向かうは金持ちの楽園だ

爺さんからの情報では『血の楽園』の場所はお台場だという。

お台場

次の戦いの舞台はお台場!! お台場といえばフジテレビがあるが、そこで戦うのか? ハッ そうか! フジテレビの社屋を戦いの舞台にすることで話題になり、鬼滅の刃を放送したフジテレビに媚び売って、彼岸島もアニメ化してもらって大ヒットを狙おうって魂胆か!!

やるじゃないか松本光司
お前の交渉力の凄さ
恐れ入ったよ

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-彼岸島
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  1. Toms より:

    本年度も楽しみにしてます‼︎
    おみそれしやす‼︎

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