拷問野郎を倒すために血の楽園に侵入しようとしている明達。道中、目的が一致した北沢姉弟と出会い、共に行く事になった。そして血の楽園の唯一の入り口であるレインボーブリッジの前まで辿り着いた。
気を抜かないでよ
ここからがネタバレだからね
あらすじ
レインボーブリッジの高架橋の上に登るために、崩れ落ちたバスの中を進んでいく道しかなかった。
北沢希「道が途中で崩れてて ここから登るしかないの 行きましょ」
全員なんとか登り終えた。
希「気を抜かないでよ ここからが本番だからね」
希が入手した情報によると、血の楽園への入り口には2箇所の関所が設けられている。外側の関所で貢物をチェックされ、許可が出ると鉄の札を受け取れる。その鉄の札を楽園側の関所で渡すと、血の楽園に入ることが出来るシステムになっている。
鮫島「なんだ 簡単じゃないか 持って行くだけじゃないか」
希「バカ言わないで レインボーブリッジの関所と関所の間は まさに無法地帯。潜んでいるすべての吸血鬼が略奪・強盗 我々に襲いかかってくるのよ」
鉄の札が10枚あれば血の楽園内で”上級市民”として扱われるため、鉄の札を奪おうと襲ってくるという。
希「楽園側も関所の整備はともかく、橋の中はノータッチ 結局無法地帯ってわけ」
鮫島「じゃあ明の強さ頼りだな 襲ってくる奴らは すべて明に斬ってもらうか」
希「残念だけど 今回、それはできないわ」
吸血鬼達には「宮本明が来た」という噂が流れていて、明の正体がバレてしまうと、関所に鉄のシャッターが降ろされてしまうらしい。
希「関所で怪しまれたら終わりなのよ」
そこで正体がバレてはいけない明と、左腕が変異してしまった勝次。この2人を空の樽に隠して潜入する作戦をとることに。
希はおもちゃの牙を配り、皆は牙を嵌めて偽装する。
鮫島「たまには俺たちが頑張って 明の役に立たねェとな」
ユカポン「…そうね」
緊張する面々。
希「見えてきたよ 関所が。臆しちゃダメよ。私たちはなんとしても血に楽園に行くの」
感想
手札は何枚用意しているのやら
外側の関所で貢物をチェックされ、許可された人数分の”鉄の札”を受け取れるという。そしてその鉄の札は楽園側の関所で渡す事で中に入れるというシステムになっている。
鉄の札! わざわざ鉄の札を作ったのか! しかも偽造防止として、雅のお気に入りのマークがきっちり入ってるじゃねェか!
さすがは大きな壁で囲って作った血の楽園! 細けェ仕事してやがる! 人間側は樽とかの木材加工しかしてねェのに、吸血鬼達は壁やシャッター、鉄の札や鉄扇などの小物まで、金属加工出来るまで文明が進んでやがる! 明の義手を作った隊長といい、吸血鬼は職人揃いなのか!
鉄の札が10枚あれば上級市民として扱ってもらえる。そのせいで外側の関所と楽園側の関所との間は無法地帯で、鉄の札を奪ってくる吸血鬼達が潜んでいるという。
関所間は無法地帯! って、吸血鬼ウィルスが蔓延しちまって、どこもかしこも無法地帯じゃねェか!! 力で他者を押さえつける地帯、力こそ法律という地帯しかねェ! 関所の間は無法地帯というのが驚愕の事実!みてェに言ってるが、別にレインボーブリッジの上も外も変わらねェ…
貢物に応じての人数分しか鉄の札を渡さねェのに、外側の関所を通す。そして10枚あれば上級市民になれる。ンだよこの欠陥システム! 争いの種を生むだけじゃねェか!! 外側の関所で鉄の札分の人数しか通さなければいいだけじゃねェか! …へ? でもよく考えてみると… 貢物を持ってきた人数分をすんなり通していくと、血の楽園がいっぱいになっちまう。ただでさえ吸血鬼は死なねェんだから、必要な物資も増えていく。でもこのシステムだと、貢物を受け取るだけ受け取って、持ってきた奴は勝手に死んでいく。ひいいいいい! 秩序ある社会を維持するために、下層の人々を集めて無法地帯を作って美味しいところを吸い上げる! 支配者側にとっては最高のシステムじゃねェか!!
生き血をすすって生きたくなる
それが吸血鬼って生き物だろ
で、外側の関所を見張っている吸血鬼はどうしてんだァ? 血の楽園に帰ることはねェのか? 帰りに襲われんじゃねェのか? 別のルートがあるのか? 見張りの吸血鬼を襲えば、鉄の札が大量に入手出来るじゃねェか!
コイツらが関所を守る吸血鬼
ドロップアイテムは鉄の札
見ての通り
はぐれメタル的なボーナスキャラだ
いい仕事してますねェ
吸血鬼達の間で「宮本明が来た」という噂が流れていて、明は迂闊に姿を見せられない事になった。そこで明は空の樽に隠れて侵入する事となった。
わざわざ空の樽を持ってきたのはそのためか! 鮫島が血の樽と一緒に無意味に運んでいるからおかしいなと思ったら。でもココで説明したんだから、鮫島もココまで運んだ理由は知らねェはず。希に言われるがままに空の樽を運んできたのかァ? ひいいいいい! このハゲ、上級市民になる前に奴隷になってやがる!!
頭に包帯を巻いて重労働してもこの扱い! よく見たら、樽だけでなくリアカーまで持ってきてるじゃねェか!! バスの通路に通らねェのに! それでも労をねぎらわねェ… 人並み外れちまってる奴が一番人間らしいじゃねェか!
「その人の仕事を奪ってしまうから」
を理由に 一切手伝わねェ
こいつらの思考は欧米人派か…
希が用意した空樽の上にフタをしてカモフラージュして隠れる事に。
樽の仕込みはしっかり用意してやがる! フタが綺麗に内側に沿うサイズに作ってある。希は元はマジシャンなのかァ? でも浅くねェか? 確認として手を突っ込まれちまうとバレちまうぞ? 勝次に渡したおもちゃの牙が、見つかっちまう伏線としか考えられねェ!!
樽の中から人間が飛び出るか否か
こんな所で 命をかけた
黒ひげ危機一発ゲームが始まるとはな
ちゃんと覚えておるのか?
ハゲが登場した時の話を
明が樽の中に隠れていなければいけないので心細くなったネズミ「明さんがいないなんて こんな心細い事ないよ…」
普通の吸血鬼相手なら鮫島も戦えるっていうのに! 元海賊船の乗組員も信用してねェ!! 樽は運ばされちまう上に、みな見ているだけで当然のように手伝わねェ… しかも鮫島は一度、「明に吸血鬼を斬ってもらうか」と、命令するかのように言ってマウントを取ろうとしたのに、希に即座に「それはできないわ」と否定されちまった… 関所と関所の間は、吸血鬼達が無法地帯って呼ぶほどなんだから、明が多少暴れちまってもバレねェとは思うが… 即否定される意見なのかァ? このハゲの地位がどこまで落ちるのやら。
鮫島様ァ!!
このままだと
この奴隷が回す謎の装置を動かす側になっちまう!
早く気づいてくだされ鮫島様!!
大丈夫だ
贋作ごとき
なんぼ来ようと
蹴散らしたるわ
関所の前まで辿り着いた鮫島達。関所の前には複数の吸血鬼が見張っていた。
ここが関所! ここが見張りの吸血鬼に貢物をチェックされ、それに応じた人数分の鉄の札がもらえる場所だというのか!!
この貢物はすべて
吸血鬼の目利き次第!!
なんでも鑑定団の気分だぜ!!
明さんは噂になるのはわかるけど、3m以上ある迷彩服を着た眼帯ハゲという特徴の塊が噂にならないってどういうことだよ
別に明はキョロちゃん戦の時に狐マスクで正体隠せばいいだけじゃないんですかねぇ?
関所の吸血鬼を倒せば札をいくらでも奪えるって発想はなかった…
凄ェ!さすが管理人ァ!
さすがに鮫島様ァでかすぎだろ…