【彼岸島48日後…】288話「ヒー坊」ねェ　楽園の吸血鬼　ムカつかねェ？　アイツ　絶対シロい目で　うちら見てるよ

血の楽園に入った勝次・ユカポン・ネズミ・北沢姉弟。明と鮫島は血の楽園への関所に阻まれ、別行動になってしまった。そして樽の中に隠れていた勝次も仲間から離されてしまい、吸血鬼に見つかって襲われてしまったが、勝次の変異した左腕のヒー坊が吸血鬼達を攻撃して倒してしまった。

なんだコイツ
変んなネタバレ!!

やめなさい
関わるんじゃないの

あらすじ

明と鮫島は無法地帯にある監視カメラを壊し、これから来るであろう警備隊に備えていた。

仲間と逸れてトラックの荷台に乗っている勝次は、吸血鬼を倒してくれたヒー坊を褒めていた。

しかしヒー坊が暴れた反動で、勝次の左腕に激痛が走った。

暫くすると激痛が引いた。

勝次「ヒー坊は助かるけど　触手が伸びる度に　この激痛じゃ厳しいな…　うまい話はそうないって事か…」

ヒー坊が顔に穴を開けて倒したと思っていた吸血鬼が、勝次の足を掴んできた。

勝次「コイツ!!　顔に穴開いてんのに　まだ動けんのか!!」

ヒー坊は吸血鬼に反応し、触手で攻撃して吸血鬼にとどめを刺す。

そしてヒー坊が触手を伸ばした反動で、勝次の左腕が再び痛みだす。

もうひとりの吸血鬼も生きており、再びヒー坊が触手で止めを刺し、勝次の左腕に激痛が走った。

激痛による勝次の叫び声で運転手はトラックを止め、荷台を覗いてきた。

運転手を攻撃するヒー坊。そして激痛に苦しむ勝次。

勝次は左腕の痛みがひくと、吸血鬼の子供達が荷台を覗いているのが目に入った。

勝次が立ち上がったので逃げていく子供達。

そして勝次が荷台から降りて見た光景は、吸血鬼達が人間社会のように普通に生活している様子だった。

勝次「ここが…　血の楽園…」

感想

これもひとつの
殴った方も痛いってやつだな

ヒー坊は吸血鬼を倒してくれるが、その反動で勝次の左腕には激痛が走ってしまう、諸刃の剣だった。

勝次の感情のジェットコースターっぷりが超スゲェ！　子供からプレゼント貰って喜んでいたら、それを買ったお金は親の財布から盗んでいた！みてェな。結局痛むのはこっちの財布かよ!!みてェな展開!!

この『使っちまうと反動がある必殺技』って感じが
中二病をくすぐってくるからちくしょう！

倒したと思った吸血鬼達は生きていて、ヒー坊が攻撃して再び勝次に激痛が走る。さらには運転手も近寄ってきたので、ヒー坊が攻撃して勝次の左腕に再び激痛が走った。

コントかよ！　吸血鬼生きてやがった！→ヒー坊攻撃！→勝次は痛みで苦しむ！　これを3回繰り返しやがった！　最初は…勝次が仲間と逸れて一人ぼっちになり、吸血鬼に囲まれたがヒー坊のおかげでピンチを凌いだと思ったら耐えられないほどの激痛で苦しみ…っていう小4なのに超悲惨な状況で辛ェなァって思ってたのに…　2人目の吸血鬼が出てきた時や、運転手が荷台の扉を叩いてる時は「またこのクダリをやんのか！」って笑いが起こっちまうじゃねェか！

コイツが山本勝次
見ての通り
耐えられない痛みを4回耐えた奴だ

うまい話は
そうないって事か……

勝次がトラックを降りると、吸血鬼達が平和に暮らしている光景が広がっていた。

変人扱い！
この血の楽園は
名前に血がついているけど
身体に血がついていると
変人扱いされてしまうのか！

「血がついてるし」ってお前ら吸血鬼だろうが！　血を見てひくのかァ？　それに運転手の死体が転がっていることにはなんとも思わねェのかァ？　トラックの荷台を覗き込んでいた子供達も運転手にはなんにも思ってねェみてェだし…　吸血鬼は、死体より血がついた子供のほうが気になんのかァ？

女子供しかいねェ！
しかも女が連れているのは男の子ばかり！
家族構成にバリエーションがまったくねェ!!

そして…こんな所でグーグルマップの恩恵にあずかるとはな

あったよ！　先生ェが参考にした場所が!!

血の楽園は今までの吸血鬼の集落とは違いすぎるじゃねェか！　買い物してるってことは貨幣が流通してて、その貨幣価値が信用されて取引成立するほど社会が安定しているってことか！　学校が、教育機関があるってことは子供達に勉強させて街の将来のことを考えるほど余裕があるってことか！　これが豹丸様の統率力の高さなのか!?　吸血鬼達がこんな平和に暮らせるっていうのなら、明の兄貴の篤は平和に暮らせたんじゃねェのか？　篤が明に負けちまったから村の吸血鬼も皆自害っていう悲しみは一体…　映画版『ミスト』のラストみてェに、もうちょっと我慢すれば全員助かった！みてェじゃねェか…　これで斧神が言っていた「血に頼らず生きる方法」ってのが完成したなら、病気がかからねェ、力も増す、多少の怪我も治っちまうしで吸血鬼になっちまったほうがいいんじゃねェのか？

この暮らしを維持するために、捕まえた人間を強制労働させているっていう社会の闇があるんだろうが、それを吸血鬼達が分担してやっちまったら平和な社会が完成しちまうような…　外からの貢物が無ければ維持できねェんだろうか？　この平和に暮らしちまっている吸血鬼達も明は斬っちまうのかァ？　豹丸様と戦って倒しちまうと、この血の楽園も崩壊しちまいそうだが…　この平和な暮らしを吸血鬼だからという理由で壊したりしてもいいんだろうか？という葛藤に悩まされんのかァ？

クラクションが鳴っているってことは車が動いてる？　ガソリンはどうしてんだァ？　っていうか、吸血鬼は排気ガスが苦手っていう設定はどこいったんだァ？　大きな物を運ぶ時に仕方なく車を使っているっていう設定だったじゃねェか!!　貢物を運ぶためにトラックを使うのは仕方ねェが、お台場ってのは大して広くねェのに車を使ってるのかァ？　そもそもこの人数が住めて経済活動が起こっちまうほどの土地はあんのかァ？　現在、お台場に住んでいる人数は約5,000人だそうだが…

やめんか
この漫画のタイトルにもなった
『彼岸島』の面積すらも
いい加減な漫画なんじゃ

先生ェ「大丈夫だ
お台場みたいな埋立地ごとき
なんぼでも埋め立てて拡張したるわ！」