大阪に戻ってきた洋子は、実はクリスマス会の時から田高田社長のことを想っていた。その想いを成就すべくまずはオクトパスにしばらく泊めてもらうことに成功した。
川萩とその元カノ・静は紅白組から襲われていたが、偶然居合わせた佐藤が助けに入った。静は助けられて佐藤に惚れてしまった・・・・。
あらすじ
オクトパス
朝目覚めた田高田社長は下に降りると、洋子が朝食を作って待っていた。
洋子は社長の事を下調べしていて、社長の年代に合わせた曲を流したり、その年代のドラマの話を振ったりして気を引こうとしていた。
そこにユーカリが出社してきた。
ユーカリ「おはようございま―――す」
洋子「はじめまして―――!」
社長「あ~ 前のバイトの妹の佐藤ヨウコちゃん―――」
ユーカリはすぐに察して洋子とは初対面のふりをして挨拶をしてやりすごす。
倉庫
イラスト担当のアザミは倉庫でリモートワークをしていた。
そこに川萩が、助けてもらった佐藤にお礼を言いたいと言い出し、伝言を一方的に長々と喋りだす。
アザミ「かけてやるから自分で伝えてくれ―――」
太西公園
太西公園を歩いている静。佐藤に助けられた時のことを思い出している。
静「今夜会ったら 心臓が爆発するかも―――・・・・」
静は佐藤に夜の公園を歩く時のボディガードを頼んでいた。
一方、公園の木陰から、佐藤にやられた紅白組の二人が静を見張っていた。
佐藤の手がかりを得ようと静をマークしていた。
佐藤とミサキの家
掃除機をかけている佐藤のスマホに着信が入った。
出てみると川萩からのお礼の電話だった。
川萩「もしもし! この前――― 助けて頂いた川萩ですが―――・・・・」
川萩はその後、一方的に長々と喋りだす。
佐藤はスマホを耳に当てながら掃除機をかける。
しばらくして佐藤「悪いがもう一度 最初から言ってもらえんかね?」
電話が切られる。
佐藤「切れた・・・ カバカギ?て・・・・誰―――!?」
感想
色めく人・・・・。
洋子は田高田社長の気を引くべく、社長の年代に合う曲を流したり、ドラマの話題を出したりしていた―――。
下調べバッチリ―――! これはファブルの洋子が請け負っていた仕事の応用やな~。洋子はターゲットをしっかり観察する役目だった―――。ターゲットは普段の日常に―――どう動いて、どういう癖があるか―――。観察して、どこに隙があるか―――。狙うべきところは―――。ただ、下調べやり過ぎて加減が分かっていない・・・・。恋愛してこなかったことと―――Love is Blind、恋は盲目になっている事で酷いことになっている・・・・。ユーカリが入ってきたタイミングは抜群だったんではないだろうか―――?
こわっ! 人を殺したことのない洋子が恐ろしい殺気を―――!! クリスマス会で田高田社長に惚れたが―――そのクリスマス会でもしていた洋子の変顔が出た―――!
洋子は社長の前ではユーカリとは初対面を装った―――。
ややこしいな―――。佐藤はアザミを知り合いとして紹介してオクトパスに入社させた―――。そしてユーカリはアザミの紹介でオクトパスに入った―――。だからユーカリが佐藤を知っているとなってもおかしくはない―――。その佐藤の妹も、最近まで一緒に住むほど仲良くしていたからユーカリが知っていてもおかしくはない―――。知り合いってことにすればいいような・・・・? ウソを重ねればボロが出るのが早くなりそうだが・・・・。それに以前から知り合い同士で恋愛感情は無いとしておけばいいのに―――二人が初対面だと社長がユーカリと洋子をくっつけようと世話しだしたりして・・・・。って、読み返してみれば―――洋子が大阪に帰ってきて田高田社長に会いに行った時に―――・・・・
あれ~? オクトパスの最近の事情を「ユーカリに聞いたわ―――」と言っている―――。その後も「オクトパスの経営が苦しくてもアザミとユーカリは解雇することはしない」という話もしているのに―――? なのに初対面―――? 喋ったのは電話だけ―――ということ―――? それに疑問を持たない田高田社長は・・・・飲みすぎの影響か~? 起きたてだからか~? 仕事モードになる社長が段々と頭がハッキリしてきて、それに気付き・・・・。ユーカリは「いつか」と言ったが、この後すぐにボロが出たりして・・・・。
騒ぎ立てる人・・・・。
川萩はアザミに「佐藤への伝言」を頼み込んだが、長すぎるので直接言えと電話をかけた―――・・・・。
長い長い長い―――! 政治家の演説かよ~! 作中で川萩はケンカでは一人も倒せなかったが、これが朝礼だったら何人か倒せてる―――! 進むべき道を間違ったんやないか~? でもよく聞くと内容は一方的―――! 相手が暗記できるわけない事を―――洋子やユーカリほどではないにせよ、佐藤やアザミの実行員もちょっとぐらいの暗記をしようとすれば出来る―――が、一方的にペラペラと―――・・・・。こんな性格だから・・・・別れた静からストーカー呼ばわりされたり、松代にいいように使われたり・・・・。静のほうも一方的に好きになったら突っ走りそうで、川萩とは合わないような・・・・。二人が相思相愛でテンション高い時ならいいだろうけど、ふと冷める時は一気に冷めそうな・・・・。
対称的や―――。
下調べして相手に寄っていこうとしている洋子―――。
一方的に自分の思いをぶつける川萩―――。
騒がす人・・・・?
佐藤はアザミからの着信を確認―――。
『天涯孤独』て―――! さらりと酷いこと書いてるな~。新婚のヤツがそう設定しているとさらに・・・・。ユーカリのことはなんて設定しているんだろう~?
佐藤は川萩からのお礼の電話をしっかりと聞いていなかった―――。
記憶力落ちてるのか―――?
そういえば高橋のことも「高原くん」と言って憶えていなかったなぁ
驚異にならない存在・重要じゃない存在は憶えていないのか―――? 2部になってからは「高橋くん」とちゃんと名前を憶えていた―――。ジャッカル富岡のDVDをくれた人はしっかり記憶―――。そして驚異じゃない川萩の事は掃除機をかけるがごとく―――ゴミのような話は捨ててしまおうと・・・・。この後、夜の太西公園でボディガードすることになるだろうけど、静から迫られてややこしいことになりそうな・・・・。そこにまた紅白組の二人が来て、軽くあしらったらまた静から惚れられて・・・・。
揺らめく生活・・・・。
佐藤達はこういう”ふつう”な日常を送り始めているが―――裏では紅白組の二人、そしてルーマー達も動き出している―――。これまでは日常を送っている人をターゲットにして―――洋子やユーカリが下調べして―――佐藤やアザミのような実行員が仕留める―――! こういう生活だったが、今回は逆の立場になっている―――。
佐藤達はターゲットや周辺の人達が味わった「ある日突然、日常を奪われた人」のことを体験するようなことになる―――? 佐藤は以前の始末したターゲットの周辺の人達へ罪滅ぼしをしようとはしているが・・・・。
小ネタ挟むから展開も遅い
不測の事態を引き起こすのは大抵は功を焦って冷静を保てない奴か
ホラー映画で死ぬパターンの奴やな
ユーカリと洋子の件は完全に作者が忘れてるな~
洋子はユーカリについて何度か言及してるし
タコちゃんとユーカリの間でもアキラの話題が出てたし
「前のバイトの妹」っていう紹介の仕方も違和感がある
お互い知らないわけがない…
確かに読み返したら、ユーカリもアキラもヨウコも知り合いの描写あるな~。作者がこんなミスするなんて! 編集者も誰も気づかなかったのか? 読者としてはお互い知らないという設定を受け入れて読み進めるしかないのかな。
また合併号で来週は休刊か───
モヤモヤする展開だなーー
一般人を巻き込むことも自分もターゲットになることにも慣れていない元ファブルたち
後手に回っているのがもどかしい
電話に出るのに掃除機止めるってことすらしないアキラはちょっとぼけてるのか・・・殺し以外のことは5歳児並みなんていうから普通の生活はいろいろと大変なんだろうな
ミサキちゃんにこれまでも一切友だちが出てこないのも普通じゃないんだよな
「動くな」の約束を破りそうなのは、手柄を立て続けなければいつか干されるアイツらか
組長のお傍係を自負する気持ちが強い分コイツ使えねーなー、と思われるのが何よりも怖いんだろな
部下を捨てゴマする奴、女を泣かす奴は哀れな最期迎えそう
(タコ社長の人柄+海老原というキャラクター)÷2=ほぼ作者の人間性
という仮説を立ててみた
B.アダムスとか80年代とか
おそらく作者の実際の青春時代と被るのかな
80年代が青春時代。俺とも被るな
ヨウコが不細工すぎて泣ける…
絵が酷くないですか?
ヨウコは酒の飲みすぎで顔がむくんでるという設定では!
カワハギの文才高し───
アキラへの長ったるい懇願コメントも 文章として読めばなかなかの出来映え───
とても (お世話)の漢字を(お世和)と間違えて書いた学力の作文とは思えん(“⌒∇⌒”)