【ザ・ファブル　The second contact】58話「寸止めの男・・・・。」反応が人とは違う男・・・・。

大西公園でユーカリがルーマーに腹部を刺された。ユーカリは素早く身を隠したが、ルーマーは仲間を呼び、街に来ていた9人が公園に集まった。アザミはユーカリを救出しようと大西公園に潜入するが・・・・

あらすじ

指示役のバランスアートの男がドローンを飛ばし、サーモグラフィーカメラで公園内を探知。熱反応が11ヵ所、細かい反応を含むと計16ヵ所反応があった。

連絡を受けたリーダー格の男「全部に誘導しろ―――　小さいのも見逃すな―――」

一方、公園に入ったアザミは、飛んでいるドローンを確認「暗視カメラか・・・・　サーモグラフィーか・・・・　ユーカリもすぐに見つかるな・・・・　さて―――どうする・・・・？」

ルーマーのA班は一つの熱反応源を見つけたが、野良猫だった。あとでまぎらわしくなる可能性があるので、野良猫をサイレンサーが付いた銃で始末した。

ルーマーのC班は、2組の男女・計4人を発見した。

C班の一人・小太りの男「こちらC班―――　人間発見！　一般人かな～？　それともファブルかな～　一般人のフリをしてるのかも～」

C班のもう一人・バンダナを巻いた男は、自分たちを見た反応で一般人だと判断。「おまえらはもう行け―――　公園は今―――　PTAがパトロール中だ！」

この場を去ろうとした男女4人が背を向けた瞬間、小太りの男が銃を抜いて4人同時に撃った。

銃声を聞いてリーダー格の男が連絡を入れ、それに応える小太りの男「ファブルかと思ったんだよ～・・・　アイツらって気配消すのがうまいんだろ？　死体処理班を呼べよ―――　死体がなきゃ　事件にならねぇ～」

その時、バランスアートの男が動きが早い熱反応を見つけた。

バランスアートの男「移動が速いッ！　走ってる・・・・？　いやバイクか？　曲がって・・・　アレ・・・・？　こっちに・・・・」

バランスアートの男が乗っていた車のボンネットに自転車が飛び乗ってくる。

運転席側の窓が割られ、バランスアートの男の喉元にナイフが突きつけられた。

ナイフを突きつけたのは、覆面を被った佐藤だった。

感想

その筋の気配を出す者達・・・・。

毒針の男は身体中毒針の状態になっていた―――。

接近戦をするとすぐ刺されるってことか―――。毒針を飛ばせたりもするんだろうか―――？　佐藤にやられた時はこの装備が無かったからで、これがあると負けないという自信がある―――？　それほどの装備―――？　殺していいっていうのなら銃で簡単に倒せるが、元ファブル側はそれは出来ない―――。動けないように撃った後でも、近づくのも危険―――。厄介な相手だな―――。

A班の女二人は、熱反応源だった野良猫を、残しておくと紛らわしくなるということで始末した―――。

シリアルキラーになってしまう過程は、人間に行く前にまず小動物を手に掛けるという・・・・。A班の女二人、快楽殺人者か―――？　でも「あとでまぎらわしくなる可能性がある。それを排除するためにネコを殺した。」　納得できる理由―――。野良猫より自分の命というのは当然―――ここで下手に気を抜く自分が危なくなるということで、自分たちが躓いてしまうかもしれない小石を排除しておくというのはプロとして冷静な判断―――。2人共野良猫を撃ったということで、これがプロとして普通・常識という描写なんだろう―――。だから快楽殺人者ではない―――。顔色変えずに猫を撃てるってことで、充分異常だけど―――・・・・。

C班の小太りの男は、公園を彷徨いていた男女4人を撃ってしまった―――。

A班は殺しを楽しんでいる奴らか？いや違う―――と思っていると、次に出てきたC班の小太りの男のほうが―――バンダナ巻いている方はまだ冷静で大事にしないように努めている―――「PTAのパトロール中だ」と言って誤魔化した―――

こんな格好したPTAの夜回りいるかッ！　夜中に真っ黒の上下姿のPTAがいるかッ！　忍者学校のPTAかよッ！　言い訳下手やな～。バンダナ男が小太りの男と組まされたということで、イヤな役を引き受けたっていう心理を表してるのか―――？

小太りの男がサイレンサーも無しで大きな銃声を鳴らして4人を撃った―――。さらにまだ息がある被害者を見て、ナイフを出して「死体処理班を呼べよ―――」

小太りの男は、連続で4発撃っても銃声は1発分にしか聞こえないという早撃ちを見せたが―――銃からナイフに持ち替えるのも早い―――ッ！　間に1コマしかないやんッ！

コイツは殺しを楽しんでいる―――・・・・。「一般人かな？」「ファブルかな？」「一般人のフリをしてるのかも」。そして声かけた第一声は「おまえらはファブルか？」。相手がファブルだと望んでいる―――相手がファブルだと判断して撃ったというアリバイを作ろうとしている―――。さらに、まだ息があるのにナイフを出して「死体処理班を呼べ」と言っている―――。手慣れている―――。普段からこういう仕事っぷりなんだろう―――。

リーダー格の男は、撃ったのが小太りの男で、撃った状況も知ったら―――コイツは作戦を乱すし、今後仲間にも銃を向ける可能性も生まれるということでルーマー側にも厄介な存在―――。将来躓いてしまう小石と判断して排除するんだろうか―――？　それとも鉄砲玉代わりにして使い捨てにする―――？　この小太りの男は近い将来、死体処理班の世話になりそうだな―――・・・・。

気配を消すのがうまい男・・・・。

ドローンを飛ばして監視・指示役になっているバランスアートの男に、覆面を被った佐藤が襲いかかり―――喉元にナイフを突きつけた―――。

きた―――ッ！　偽PTAもパトロール中なら、佐藤もパトロール中ッ！　運転席側の窓を割ってナイフを突き立てる―――。佐藤がプロの時だったらもうすでに死んでいた―――

この時とは違い、バランスアートの男の助手席には怯えるヒナコは居ない―――。しかしバランスアートの男はすでに「アレは手に余る」と、仲間に打ち明けるほどの怯えた心はあったが・・・・。

佐藤がこの周辺に出てきたのは、アザミが持っているGPSの動きを見て、気になったので公園に来てみた。か―――？　そして銃声が聞こえたので動きだした―――？　急に曲がったのは、佐藤がバランスアートの男を発見したからだろう―――。ルーマーの中で知っている3人のうちの1人だし―――。まずはこの場を把握している奴を叩く―――佐藤は一番最初に叩くべき相手に運良く辿りつけた―――。でも佐藤はここからどうする―――？　まずはこの男がやっている役割と状況を聞き出して把握して―――一旦、公園にいるルーマー達をユーカリが居ない場所へ、熱源の無い所へ誘導させる―――？　で、そっからどうするか―――。宣言通り、バランスアートの男が後悔するような事をしなければならないが・・・・。ここまで追い詰めといて始末しないなら、殺しをしないということがバレてしまうが・・・・。ヤクザを始末した犯人として警察に突き出す―――？　実際に犯人だし、紅白組の命令と知れれば警察の目は紅白組に向かうことになる―――。突き出した場合は、裏切る裏切らない関係なくルーマーがバランスアートの男を始末して揉み消しそうだが・・・・。