【彼岸島48日後…】365話「マウント」ハ　魚の邪鬼に追い詰められちまうのを見るのは何年ぶりだろう

歌舞伎町のボス・舌喰い様が指示する邪鬼・陽菜との戦いになった。しかし明は仕込み刀を失ってしまい、防戦一方だった。ユカポンと小春が仕込み刀を拾い、明に届けようとしていたが、歌舞伎町を囲む堀の中から誰かに引き上げてくれなくてはいけない状況だった。堀の上ではネズミと翔吾がいたが…

これじゃ　うちらまるで
ネタバレのエサじゃねェか！

あらすじ

ネズミと翔吾がロープを降ろし、小春とユカポンが捕まってもらって引き上げようとしていた。

しかしネズミと翔吾は力が無いのでなかなか引き上げられないでいた。

小春とユカポンが掘りの中頃まで上がってきたが、堀の中に潜んでいた魚邪鬼達が姿を現した。

魚邪鬼達は小春とユカポンを食べようと飛び上がってくる。小春は堀の壁を蹴って、なんとか避けることに成功した。

魚邪鬼達が集まってきて、小春とユカポンを食べようと次々と飛び上がってくる。

小春は堀の壁を横に走り、ロープにぶら下がりながら振り子のように横に揺れて躱すことに成功。

しかし魚邪鬼は諦めずに飛び上がってくる。

小春「もう何度もかわせねェぞ。引き上げてくれ　頼む！！　死んじまう！！」

翔吾・ネズミ「無理だよ　もう手がちぎれちゃう」「俺たちじゃ　これが限界なんだ」

すると、ロープを掴む新たな手が。その手は鮫島の手だった。
鮫島「お前らじゃな。ふんっ」

鮫島がロープを一気に引っ張り、小春とユカポンは堀の上に到達できた。

ユカポン「明さんの所へ急がないと」

ユカポン達は明の所へ移動したが、明は陽菜と対峙していて近寄るのは危険だった。

小春「近寄って渡すのは危ない！！　かせ！！　ほらよっ」

小春は仕込み刀を明に投げ、明はキャッチした。

明「ありがとう。これで戦える」

明は仕込み刀を装着して、陽菜に向き合った。

感想

彼岸島なら
豚汁じゃねェのかよ

ネズミはユカポンが生き延びただけでなく仕込み刀まで持ってきたことで感動して、その流れでプロポーズのセリフも言ってしまっていた。

褒めるだけでじゃなくてプロポーズまで入れ込んできやがった！　しかも昭和風のプロポーズ！　今は令和…いや、吸血鬼元年じゃねェか！　小春は昭和風だと理解したが、当の言われたユカポンは「？」と分からねェ風にしてやがるが…

バカ！！
ユカポンはアイドルだから
年齢詐称は当たり前なの！

日頃の成果！
これが日頃の成果というやつか！

ネズミは偉そうに翔吾に命令するが、翔吾はネズミの言う事を聞かずに喧嘩を始めてしまった。

最弱らしく、パンチに腰が入ってねェ！　I・R・Tにいた女のほうが腰が入ってるビンタを打ってやがるのに！

翔吾は目をつぶってやがるが、この女はビンタのヒットした瞬間もしっかりターゲットであるユカポンから目を離しやがらねェ！　ダメージ描写もネズミは鼻水が出たくれェだが、ユカポンは鼻血を出してやがる！　翔吾は男でさらに吸血鬼だっていうのに超弱ェ…　しかしそれでもネズミは降参してやがる！

中太郎は
小4の勝次には強くても
翔吾には弱ェのか！

物理的に勝っても
人間的には負けてるからちくしょう！

もし翔吾が小春とくっついちまったら、ネズミと翔吾は義理の兄弟になっちまう！　鮫島兄弟とは正反対の最弱兄弟の誕生だ！

魚邪鬼が現れた。

擬音がざばざばばかり！　これだけザバザバ書くってことは、この魚邪鬼はサバなのかァ？　でも魚邪鬼はサンマにしか見えねェ！

魚邪鬼はユカポンと小春を食べようとしてきた。小春はロープを揺らし、振り子のように横に避けた。

壁走り！
奇跡じゃァァ！
これが巫女様が起こした
奇跡じゃァア！

小春は吸血鬼でパワーが増してやがる。ましてや遊郭で働いていたから仕事柄握ることは得意だろう。小春が激しく揺らしても捕まっていられるのは理解出来る。それにぶら下がっているユカポンの握力、超すげェ！　ロープを足を絡めずに手で掴んでいるだけなのに離さねェ！　こんなに体が揺れちまったら男でも耐えられねェぞ!?　ユカポンはどんだけ握力あるんだァ？

こんな所で
握手会で鍛えた握力の
恩恵にあずかるとはな

小春が魚邪鬼を避けるのも限界があるが、ネズミと翔吾はなかなか引き上げられないでいた。その時、鮫島が手を貸してこはるとユカポンを一気に引き上げた。

ハゲ、いいタイミングで来やがった！　ハゲはなんにも考えずに明の戦いを観戦してただけだったのに、手柄総取りかよ！　揺れ動く女達を引き上げて、しっかりキャッチしやがった！

コイツが鮫島
見ての通り
女の釣り上げ方を
熟知している奴だ

やはり中太郎や翔吾の草食男子では女は釣り上げられないのか！　肉食男子にマウントとられっぱなしだからちくしょう！

ハ　あれだけロープに掴まっていたのに
球速が落ちないとはな

仕込み刀を持ってきたが、ユカポンは戦っている明のそばに近寄れないでいた。それを見かねた小春が仕込み刀を投げて明に渡した。

これが彼岸島デリバリー！
手渡しでもねェ…
置き配でもねェ…
アメリカで
家の庭先に
朝刊を投げ込むタイプの
配達方法！