矢波高爆破事件から10年後。
トビオは恋人と結婚目前。しかし伝説になりたいと思っている高校生ワタルに目をつけられて・・・
あらすじ
ワタル(1人ヤッたぐらいじゃ伝説にはなれない。まずはコイツが1人目)
トビオは仕事の電話をしながら歩行者用のトンネルに入っていく。
それを追うワタル。
ワタルがトビオを後ろからナイフで刺そうとしたがタイミングが悪く、ナイフはトビオの脇腹を掠めただけだった。
ワタルに気づき、殺意を感じ取ったトビオは電話を切る。
ワタル「怖いか? おっさん・・・ 僕はヒーローになるんだよ。凡人から抜け出す・・・」
トビオ「殺すのか・・? 待ってたよぉ。殺せぇ」
上着を脱ぎだすトビオ「いつかこんな日が来てくれたらって・・思ってたんだよ・・ ずっと待ってた・・ 自殺したら負けだからよぉ・・ 『幸せ』で蓋してんだよ・・ 俺の中に残ってる・・ぐっちゃぐちゃの気持ちをさぁ・・!! 全部出してくれ・・!! こんなんじゃ足りねぇよ カモン少年・・!!」
トビオ「死ぬべき人間なんだよ俺は!!」
トビオの予想外の行動と迫力にたじろぐワタル「キメぇんだよ おっっさん!!」
走って逃げるワタル。
トビオ「どこ行くんだよ!? フザけんなよぉ!?」
そこにトビオの電話に着信が。
電話は恋人の夏っちゃんからだった。
トビオ「もしもし? いま帰るとこ。え? ハンバーグ? ヤベー ちょー楽しみ」
感想
トビオは苦しんでいたのか。でもそれなら事件を公表すりゃいいじゃんと思うけど… 事件を公表するのももう無理なのか? 公表したらパイセンの親父に消されるとしても生命がいらないんならいいじゃんと思ってしまうし… まぁ結果的にワタルという高校生を救った形になったからいいのかなぁ。でもこういう「罪を償うために誰かを助ける」っていうのは自分に意思があってこそだと思うし… 結局トビオは自分のことしか考えてないのかなぁ… 自分が刺されたら、刺したワタルの将来や恋人の夏っちゃんがどうなるかとか考えてなさそうだったし… 夏っちゃんは自分のぐっちゃぐちゃの気持ちを抑えるための蓋でしかないのか?
最終回は?
この『僕たちがやりました』は来年発売のヤングマガジン8号で最終回を迎えると発表されたが…
『僕たちがやりました』は来年の8号で最終回を迎えます。
発売したての⑦巻、3月発売の⑧巻、4月発売の⑨巻で完結です。
読者アンケートも絶好調なだけに「もったいねぇ…」と思わなくもないですが、当初の想定通りの完結です。
手前味噌ながら連載終了後も世に残る漫画になったと思います。
どう終わるんだろう。今回、トビオが刺されるかするかと思ったのに何にも無かったし… やっぱり最後は「僕たちがやりました」とするのかな?