矢波高爆破事件から10年後。
出所したパイセンと再会したトビオ、伊佐美、マル。
その後、普通の日々を送っていたが・・・
あらすじ
婚約者の夏っちゃんの産婦人科の診療に付き添うトビオ。
廊下で蓮子と偶然出会う。
「久しぶり」
蓮子は旦那と産婦人科に訪れており、お腹が大きくなっていた。
トビオは夏っちゃんに、蓮子のことを高校の時の友達と紹介する。
トビオ「もうすぐ? ウチは今日4週目ってわかったとこで・・・」
蓮子「ウチは予定日が来月かな」
夏っちゃん「へー! じゃあウチの子と同級生かもですね!」
トビオ「じゃあ・・・」
蓮子「・・・うん」
別れ際、蓮子「トビオ。とかった。生きてて。頑張ったね」
夏っちゃん「ねー なんだろ『生きててよかった』って。あーわかったアレでしょ!? 高校の時、あの人にフラれたんでしょー!? でもそのおかげで私と出逢えたんだもんねー?」
トビオ「はは さすが夏っちゃん! 俺のことはなんでもわかるねー」
トビオ「あ そーだ。ちょっと俺 仕事の電話してくる―――」
運送屋で働いてるパイセンに電話がかかってくる。電話はトビオからだった。
トビオ「すいませんパイセン・・・トビオです。逢えます? 逢いたいっす・・・」
泣きながら電話をするトビオ。
感想
トビオはパイセンに甘えすぎじゃないかなぁ。パイセンは刑務所に入って刑期を終えて出所して罪を逃れたトビオ達を攻めもせず、運送屋で働いて全うに生きてるのに… 罪を吐き出せないから苦しいということか? でも被害者のことを考えると、罪を吐き出せないからってなんだっていう感じだし…
蓮子もトビオの苦しみを理解して「生きててよかった。頑張ったね」と暖かい気持ちを見せてるのに… これじゃあ夏っちゃんも可哀想だよ。