【ザ・ファブル】165話「あの時の男・・・・。」やったのは”あの時”だと気づいた男、やるのは”あの時”だと決めていた男・・・・。

真黒組の浜田組長が、砂川の策略で急死。
海老原は砂川を疑い、砂川はファブルの山岡と組んで若頭就任を狙う。
しかし幹部の中に砂川と対立する水野という男がいた。

あらすじ

砂川経営のキャバクラ

砂川は山岡と密談していた。（カウンターの中にはマツがいる。）

砂川「アンタがアジトに使いたいと言ってた倉庫やが―――面白い箱がある―――もちろん倉庫や～　せやけどそこは俺の倉庫じゃないねや！　真黒の幹部の水野ってのが管理してる」

山岡「あ―――水野くんか―――・・・　S○X依存症の―――・・・　情報はマツからもらってる―――。砂川くんとは確執があるんだって？　なんとかしなきゃな～　どうしてほしい？　言ってみろよォ～」

砂川「やり方はまかせるが―――俺に反目をむいたらどうなるか―――・・・　二度と逆らえないようにしてほしい―――　そうなりゃ―――その倉庫はアンタが自由に使うといい～」

山岡「一石二鳥じゃねえか～　まかせろよ！　散歩みてぇなもんだよ。ヒマだし今から行ってやるよォ―――」

砂川「今じゃなく―――もっといい日があるぞ～」

砂川は「水野が月に一回、金づるの社長達を集めて色遊びをしている」事を山岡に教える。

山岡「快楽で盛り上がってからの～地獄―――　ドラマチックじゃねえか―――おいおい砂川くん～」

砂川の話に乗る山岡。

真黒組

組長室に入る海老原。

いつも居た組長の姿を思い出す「一緒に肉食ったのが最後の思い出か―――・・・」

鉄板焼屋での出来事を思い出し、二郎が倒れ込んできた事を思い出す。

海老原「まさか・・・　あの時・・・・」

佐藤の家

佐藤の家の屋上で2匹のサンマを焼いている佐藤、それを見ている洋子。

そこへ「佐藤ォ―――」と、呼ぶ声がする。

声の主は海老原だった。「ちょっといいか？」

海老原が屋上に上がってくる。

海老原「聞きたい事がある―――」

山岡のアジト

山岡が帰ってくると、二郎から毒『D1』のレシピが届いていた。

そこへ山岡に電話が。

山岡「関空か―――　そうか～　ご苦労さん―――　タクシーひろって今から言う住所を言えばいい―――」

関空に降り立ったドレッドヘアの男「わかった―――」

感想

あの時は急かした・・・・。

水野を襲撃する日を決めていた砂川―――。二郎の組長暗殺は「結果を出すのに2ヶ月は長すぎる―――」と急かしていたが、今回の水野襲撃は待った―――。水野に最大限のダメージを与えるためになら待つことができる―――そこまで水野が嫌いか―――。

アレの時の男に・・・・。

砂川が言った日に襲撃すると―――

山岡には手下のアジトとして倉庫が手に入り、水野が快楽から地獄へ堕ちるさまを見て好奇心を満たせる事ができて一石二鳥～♪

砂川にとっても―――水野に対して力を示すと同時に、水野の金づるである社長達も追っ払って水野を弱体化できる―――もしくはファブルの凄さを見て金づる達をこちら側に付ける事ができるかも知れない―――砂川にとっても一石二鳥～♪

あの時から変わった・・・・？

海老原が来て―――
サンマを食べると思っていた佐藤―――。
サンマを食べないと思っていた洋子―――。

正解は―――

洋子～。

組長が亡くなって色々忙しいのに、佐藤のところに遊びに来るワケがない・・・・。何か重要な話があると気づかないのか～？　佐藤はまだ相手の気持ちを理解するのが苦手ということか～？

あの時を思い出す男・・・・。

組に受け継がれているルガーを磨いている組長の姿を思い出す海老原・・・・。組長がルガーのように磨いてきた真黒組も受け継いでいかなければならないが、まずは錆を落とさなければ使い物にはならない―――。

海老原は鉄板焼き屋の事を思い出し、佐藤のところへ相談しに―――。組織に毒を使う者がいるかを聞きに来たか―――？　でもファブルは完全な分業制だと知っているからなぁ・・・・。佐藤が街で見かけた怪しい男の事を思い出して、それを聞きに来た―――？

頭が痛い海老原の頭上に、飛んでいる飛行機には山岡が呼び寄せたファブルが・・・・。頭痛の種がまた増える・・・・。

あの時は掛ける男・・・・。

山岡が呼び寄せたファブルはドレッドヘアか―――。目立つのに・・・・。目立っても普段はプロとしての気配を消せる自信があるのか―――。でも仕事の時に目撃者が居たらどうなる―――？　ハデな服を着れば、目撃者はその服の事は覚えているが反対に顔は覚えていないという事はあるが、髪型なら顔とセットで覚えられてしまうだろう―――。目撃者も消してきたのか・・・・。

ドレッドヘアにするのは数時間掛かるらしい・・・・。中国で仕事をしていたということは佐藤と同じで前線でハデに動くタイプ―――それなのに髪型にそれだけ手間暇をかけているのなら―――今まで髪の毛が切られたり、掴まれたり、火が点いたりなどのピンチは無く、圧勝だったということか―――？

その時はいつ―――？

このドレッドヘアと山岡と二人で水野の”大人の秘密基地”に行く―――？　それとも山岡が単独で―――？　とにかく山岡はドラマチックなところを見たいから行くだろう―――。

そこへ丁度水野に話を聞きに来た海老原が居合わせるなんて展開も―――？　それとも海老原が佐藤に探らせて遭遇―――？　佐藤は宇津帆や鈴木にはプロの気配を隠せたが、山岡の直属の部下であるドレッドヘアは佐藤のプロのニオイに気づきそうだな―――。佐藤が山岡達と接触するのは、山岡が佐藤を”ラスボス”と設定するだけあってまだ先か―――？　今回の大人の秘密基地では、まずはドレッドヘアの実力披露だろうか―――？